夏の日の本谷有希子『本当の旅』上演決定! 

2019.06.20

この夏、小説家であり劇作家・演出家の本谷有希子が「夏の日の本谷有希子」と銘打ち、演劇作品を上演いたします。
2016年の飴屋法水氏らとの共同制作以来、約3年ぶりとなる演劇創作は、自身の単行本『静かに、ねえ、静かに』(講談社刊)に納められた短編、『本当の旅』を舞台作品として立ち上げます。

上演する『本当の旅』が納められた単行本『静かに、ねえ、静かに』は、芥川賞受賞後の第一作として、SNS をテーマに描かれた作品です。
今回舞台化する『本当の旅』は、友人であるハネケン、づっちん、ヤマコの3 人がクアラルンプールへ旅行に行くところから物語が始まります。
SNS での自己表現を価値あるものと信じる彼らの旅の楽しみ方を通して知る「本当の旅」とはーーー。SNS を通した世界が世の中に溢れる「いま」を体感する物語です。

1 年前から、目的やゴールを決めずにワークショップを始め、演劇としての表現方法を改めて探る活動をしてきました。様々なキャストやアーティストとの出会いやワークショップを経て得たインスピレーションを元に、新しい本谷有希子の「演劇」を探る旅に、どうぞご期待ください。

 

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本谷有希子