タカハ劇団第16回公演「女友達」出演者コメントが到着!

2019.10.02

写真:塚田史香
(写真は左より、高野ゆらこ 異儀田夏葉 高羽彩)


高羽彩主宰、タカハ劇団新作公演「女友達」
異儀田夏葉、高野ゆらこと贈る女三人芝居


脚本・演出:高羽彩
出演:異儀田夏葉(KAKUTA) 高野ゆらこ 高羽彩
2019年12月3日(火)~7日(土) スタジオ空洞

2019年12月、スタジオ空洞にてタカハ劇団第16回「女友達」の上演が決定いたしました。「歳を重ねるたびに、話せないことが増えていく――」というキャッチフレーズをかかげる本作は、女三人で語り合う恋バナよりも赤裸々な、人生の話。10月5日よりあうるすぽっとにて開幕の工藤遥主演の舞台『魔法使いの嫁』のアニメ版脚本、そして舞台版の脚本・演出を担当するなど活躍の場を広げる高羽彩の書き下ろし新作公演となります。

キャストには、KAKUTA所属の異儀田夏葉、ブス会*やゆうめいなど話題作に多数出演の高野ゆらこといった、公私ともに親交の深いリアル女友達の三人芝居となります。

チケット販売は10月5日(土)10:00よりスタート。

あらすじ

事故で緊急入院した姑の世話をするため、忙しい旦那に替わって一時帰郷した朱音(あかね)は、高校時代の同級生で今は介護士となった稔梨(みのり)と再会する。再会の挨拶も早々に、朱音は稔梨に姑の事故原因について詰問する。稔梨曰く、姑の事故にはこの家の引きこもりの長女、紀香(のりか)が関わっているらしいが――。女三人、一夜で語りあうのは、恋バナよりも赤裸々な、人生の話。

高羽彩 コメント

つきあいの長い女友達が何人かいます。
学生時代からのつきあいともなると、人生の節々に触れあい互いに知らないことなど無いような気になってくるものです。
しかしもちろん、そんなことはない。
結婚、出産、社会的成功……。互いの人生が様々に変わればそれだけ、「話せないこと」が増えていき、いつしかそれが互いの関係を陰らせる。
この現象はいったんなんなんだろうか、こんなに大好きな人になぜ、話せなくなってしまうのか。
そんな軋んで開かなくなった心の扉をこじ開けたくなって、この企画を考えました。
出演者のお二人は、私の本物の女友達です。
この企画を完成させるにはこれ以上無いキャスティングだと思っております。
恋愛を語るよりもっと赤裸々に……。
私たちの『女友達』をどうぞお楽しみに!

異儀田夏葉(KAKUTA) コメント

お互いに、だっせーところを見たり見せたりしてきたこの10年
いまではもう、結婚式でお祝いに長渕の乾杯を歌うくらいの、まあ、家族ぐるみの仲です

が、3人が3人だけで、役者同士としてガッツリズッポリ向き合うのは、はじめてです
この『女友達』を経て、またわたしたち3人が、新しい関係性になる気がしております
方向性が合わねえ!!とか、なんだお前の芝居は!?とか、殴り合いのケンカしようが、わたしたちは、大丈夫だと思います
たぶん

高野ゆらこ コメント

十年来の友人であり、尊敬する劇作家、俳優の高羽彩と異儀田夏葉。
最終的に、いつかこの三人で暮らす未来があるんじゃないか、みたいな話をしたことがあります。
「女のほうが大概長生きだって言うし」
「確かに!どうする?最後三人になっちゃったら」
「もう一緒に住むしかなくない?」
その時が来たらどこに住もうか、とわりと真剣に考えた気がします。
あの想像は、わたしにとって悪いものじゃなかった。
いえ、悪くないどころか、何があっても最終的にはなんとかなるんじゃないか、という安心感…「女友達」は無敵だと思いました。
いつかくるかもしれない未来で、舞台『女友達』の思い出話を、「女友達」とできたら幸せです。
どんな思い出になるのか、今からワクワクしています!

タカハ劇団とは

高羽彩が脚本・演出・主宰をつとめるプロデュースユニット。2005年、早稲田大学にて旗揚げし、大学内外より高い評価を得る。日常に普遍的に存在しているちいさな絶望や、どんな壮絶な状況でも変わることのない人間の些細なあり方、生き方を笑い飛ばしながらすくい取る、リリカルでクールな作風が特徴。

高羽彩プロフィール

脚本家・演出家・役者。静岡県出身。
役者を目指し早稲田大学に入学するもいっこうに出演オファーがなかったため、2005年にみずからプロデュースユニット「タカハ劇団」を旗揚げ。以降、全ての主宰公演で脚本・演出をつとめる。舞台脚本以外にもアニメ・ドラマ・小説など、執筆の場は多岐にわたる。タカハ劇団第12回公演『嘘より、甘い』(2016年)では、主演の佐藤誓が紀伊國屋演劇賞を受賞。

【主な活動歴】
〈舞台〉
タカハ劇団全作品の脚本・演出。神奈川芸術劇場「耳なし芳一」(演出:宮本亜門)脚本(2013年)、他
〈アニメ〉
『PSYCHO-PASS サイコパス』(2012年)、『魔法使いの嫁』(2016年~)、『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』(2018年)
〈ドラマ〉
NHK BSプレミアム 足立区発地域ドラマ『千住クレイジーボーイズ』(2017年)他