イケメンだらけのハイスクールコメディ!舞台『戦国学園~令和決戦!天下取り~』制作発表レポート

2020.02.21

左から 百名ヒロキ、汐崎アイル、葉山昴、有村昆、柏原収史、ヨンミン、セヨン、與座亘

百名ヒロキ、汐崎アイル、葉山昴、ヨンミン、セヨン、與座亘らキャスト陣と、企画プロデューサー・有村昆、楽曲担当・柏原収史も登壇!

岐阜県・不破郡関ケ原にある高校「戦国学園」を舞台に、戦国武将の末裔たちが熱い闘いを繰り広げるハイスクールコメディ『戦国学園~令和決戦!天下取り~』。3月13日(金)からの上演に先駆けて行われた制作発表会見に、百名ヒロキ、汐崎アイル、葉山昴、ヨンミン(元BOYFRIEND)、イ・セヨン(CROSS GENE)、 與座亘らキャスト陣と企画プロデューサーの有村昆、楽曲担当の柏原収史が登壇し、舞台の見どころをアピールした。会見冒頭、百名は“男だらけ”のキャストについて「まだ稽古が始まって3日ですが、確かに暑苦しいですね(笑)」と語ると、ヨンミンは「男子校みたいで楽しい!」と笑顔で話す。すると、汐崎が「生物として男なので、女性がいるとがんばりすぎてしまうところがありますよね。男だけだと気取らない良さがあります」と冷静な分析を披露した。汐崎と葉山は過去に「ダイヤのA」の舞台で共演したことがあるが、それ以外のキャストは初共演。24歳の與座が「最初に皆さんとお会いしたときに、本当に年齢が分からなくて。(葉山)昴さんはタメくらいなのかなと思っていたんですよ」と明かすと、葉山が「失礼だな!(笑) 僕は今年35歳になります」と鋭いツッコミを入れ、会場の笑いを誘った。続けて、「どのような高校生だったか」と聞かれると、與座は「勉強ばっかりしていましたね。歴史も好きで、センター試験では日本史で100点満点を取りました」、セヨンは「いつも笑っていましたね。でも当時は体がめっちゃ小さくて…。いつもクラスのボスに守ってもらっていました」とそれぞれ意外な過去を披露した。ヨンミンは「高校1年でデビューしたので、思い出があまりないんですよ…。部活でバドミントンをしたかった」、汐崎は「高校時代は激動でしたね…。バスケ部を立ち上げたり、大人たちとサバゲーをしたり、仕事のために地元(大阪)と東京を行ったり来たりしたり、バイクで四国一周したり…。常に興味がある方向に突き進んでいたので後悔はほぼないですね」、百名は「僕も高校時代から芸能活動をしていたので、青春を舞台に捧げました。友達と放課後に遊んだりしたかったですね」と、学業と芸能活動を両立していた時代を振り返った。一方、葉山は「当時はこの世で一番自分がかっこいいと思っていた」と真面目に語り出すと、「中高一貫の男子校だったんですが、文化祭では僕の電話番号を聞くために女の子たちが列を作っていたんですよ。でも、芸能界に入って『上には上がいる』と自分の勘違いに気づかされました(笑)」と、今は勘違いしていないことを強調した。そして、“誰にも負けない強み”については、百名が「臨機応変さ」、汐崎が「しっかりと準備すること」、セヨンが「(振り付けや曲をすぐに覚える)吸収力」、葉山が「コミュニケーション能力」、與座が「ごまをすること」と語る中、ヨンミンは「耳が動くこと」と回答。そこで、実際に耳を動かすことになったが、わずかに動いた程度で、キャスト陣は「そんなに動いてないぞ!(笑)」と大ブーイング。これに対してヨンミンは「今日はちょっとコンディションが悪くて…」と苦笑していた。

本物の戦国時代の末裔の方に観ていただきたい自信作

会見の後半には、本作の企画プロデューサー・原案者の有村昆と、本作の楽曲を担当する柏原収史が登壇。有村は「真田家の末裔の方のお話を聞いた時に、戦国時代の末裔が集まる学校があったら面白いなと思ったのが企画の発端です。その後、ずっとそのアイデアを温めていたのですが、今回、オリジナル脚本の舞台として発表できてうれしく思っています。本作にはパクリや盗作は決してありません!(笑)」、柏原は「昨日の夜中の2時に送った曲が、今日、ここで流れていてびっくりしました。演出の尾崎(真一)くんとはよく知った仲なので、彼の要望やイメージに沿った楽曲を作れればと思っています」と語った。続いて行われた質疑応答で、「自分の役の見どころ」を聞かれると、百名は「登場シーン」、汐崎は「かっこいい悪役としてかっこよくいたい」、葉山は「わがままなキャラだけど、後半には熱いシーンもある」、ヨンミンは「百名さんと同じで、登場シーン」、セヨンは「ただ立っているだけでかっこいい」、與座は「上杉との対立を楽しんでほしい」とそれぞれコメント。続けて、有村が「本当の戦国時代の末裔の方をお招きして、舞台を観ていただきたいですね。ぜひメディアの皆さんにもご協力いただければ」と新たなプロモーション案を発表し、自らが企画した舞台を存分にアピール。フォトセッション終了後、キャストが改めて舞台への意気込みを語り、トリを務めた百名は「有村さんがおっしゃったように、完全オリジナル作品、決して盗作ではないということで(笑)、僕たちも安心して稽古に打ち込めます。浅草花劇場で僕たちの熱い作品をお見せしますので、お待ちしています。本日はありがとうございました」と会見を締めくくった。

取材・文/小林ぴじお
撮影/ローソンチケット