石丸さち子×東映の新プロジェクト“S-IST Stage”オリジナル作「ひりひりとひとり」6月上演決定!

2020.04.17

ミュージカル「Color of Life」(作・演出)、舞台「BACKBEAT」(翻訳・演出)、「マタ・ハリ」(翻訳・演出)等の“石丸さち子”が作・演出する舞台演劇作品を東映プロデュースにて実施する新企画を立ち上げました。題して、「S-IST Stage(エスイストステージ)」。

この新プロジェクトの立ち上げに際し、石丸さち子による完全オリジナルの脚本と、音楽家・森大輔の生演奏でおおくりする演劇の上演が決定いたしました。

戯曲のタイトルは「ひりひりとひとり」。俳優“春男“にまつわる物語。濃密な会話劇と、詩、音楽、歌で創られていくドラマ。
人は向き合う、人と人と、自分と他人と、自分と自分と、自分と世界と。そして、ある決意をする。
石丸さち子が「演劇とはなにか?」を改めて自分に問い質して生み出みだした物語。人間の心情、感情を剥き出しにして生まれる新たな演劇作品を“S-IST Stage”が上演します。

2020年6月、今だからこそできる演劇が劇場で生まれることを心から祈って。石丸さち子が紡ぐ新たな物語、新たなプロジェクトにご期待下さい。

【作・演出 石丸さち子 コメント】

演劇は、今も昔も、世界を映す鏡です。
そして世界は、数え切れないひとりひとりの、書き換え不可能な一瞬を積み重ねています。

たったひとりを描くこと、ほんの一瞬を描くことが、世界を描くことになり、永遠を描くことになりうる……という可能性に、いつも表現者は無限の夢を抱き、希求し続けます。

愛するあの人の、運命を共にするあの人の、のぞきたくてものぞけない胸のうち。それを描こうと思いました。
たったひとりの中に去来する、過去現在未来、様々な葛藤の世界に、お客さまと一緒に飛び込みたい!

本作で光をあてる、そのひとりの職業は、俳優です。
ひりひりとした、その生きる実感を、演劇や音楽の恵みがどれほど支えてきてくれたか。
自力では這い出せない痛みの中から救いだしてくれる芸術の力に思いを馳せつつ、ひとりの痛みと喜びを、密やかな祭のように、大騒ぎの輪舞のように、描きたいと思います。

「僕は、私は、俺は、あなたは、何処に、誰に、つながっているんだろう?」

 

公演特設HP:https://www.s-ist-stage.com/