高橋由美子・鈴木拡樹ら出演 新作舞台「時子さんのトキ」上演決定

2020.06.26

2020年9月、劇団「ONEOR8」主宰で、脚本家・演出家の田村孝裕が手掛ける新作の舞台「時子さんのトキ」の上演が決定。主演に「20世紀最後の正統派アイドル」として人気を博し、今年で歌手デビュー30周年を迎え、女優としても活躍する高橋由美子、そして、舞台から映画と幅広く活躍する鈴木拡樹が出演する。

その他、芸人としてだけでなく俳優としても活躍する「カラテカ」の矢部太郎、劇団「拙者ムニエル」に所属しテレビ朝日ドラマ「おっさんずラブ」等の話題ドラマへの出演で個性が光る伊藤修子、劇団「ONEOR8」に属し多数の作品に出演する山口森広、ミュージカル「アニー」アニー役に抜擢され以降ミュージカルから芝居まで幅広い活躍を見せる豊原江理佳という実力派の俳優陣が名を連ねる。

離婚後、旦那、息子と離れて一人で暮らしている時子役に高橋由美子。時子の心の隙間を埋める路上ミュージシャン翔真役に鈴木拡樹が扮する。また、時子の息子・登喜(トキ)役も鈴木が演じる。また、スナック仲間、NPO職員など、時子たちを取り巻く様々な人物を矢部太郎、伊藤修子、山口森広、豊原江理佳が巧みに演じわける。

ONEOR8「ゼブラ」、「誕生の日」(作・演出)東宝「雪まろげ」(作・演出)、エイベックス「不機嫌な女神たちプラス1」演出など手掛けてきた田村孝裕の新作書き下ろし舞台「時子さんのトキ」は、2020年9月11日金9月21日月祝東京・よみうり大手町ホール、2020年9月26日土9月27日日大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。なお、チケット先行受付の詳細は、後日発表となる。

 

<ストーリー>
それでもいいと思ってた。幸せだったから。
離婚後、疎遠になってしまった息子に重なる路上シンガーの男・翔真。私(時子)は、この男に多額のお金を貸している。これまで感じてきた心の隙間、寂しさを全部、翔真が埋めてくれている。ある日、NPO団体を名乗る柏木という男が店へとやってくると、翔真のことについて私にいくつか質問をしてきた。そして、「翔真という男に騙されているんじゃありませんか?」翔真に貸したお金は、2000万を超えている。でも、あくまで“貸しているお金”だ。ばか。この無礼極まりない柏木の登場で、私の人生は大きく狂っていった。

 

<上演にあたってのコメント>
高橋由美子:
また舞台に立てる事を嬉しく思っています。いい作品になる様にカンパニー一丸となってお稽古に励みます。
是非ご覧ください。


鈴木拡樹:
今回、翔真/登喜役で出演させていただくことになりました、鈴木拡樹です。
今作は人から中々受け入れてもらえない愛の形を描くと思うので、いろいろな人に何か響くように描いていきたいと思います。
劇場で皆様のご来場をお待ちしております。


田村孝裕(作・演出):
今、積極的に「劇場にお越しください」とは申し上げられません。
ですが、こんなトキだからこそ、私を演劇に導いてくださった故・金杉忠男先生の言葉を引用させていただきます。
「淋しかったらふらりとおいで。決して只では帰さない」