「水森かおり公演」合同取材会レポート@明治座

2021.06.21

合同取材会レポート

2021年6月27日(日)まで明治座で上演が行われる、「水森かおり公演」が6月18日(金)に初日を迎えた。公演後、座長の水森かおりと、岩佐美咲、辰巳ゆうとが登壇し、記者陣の質問に回答した。

 

質問①久しぶりの舞台、初日の感想は?
水森かおり「6月2日から稽古が始まりまして、それ以前から全員PCR検査を受けまして、稽古の間もずっとマスク2枚に重ねてフェイスシールドをした中でのお稽古だったので、とにかく何もなく初日を無事に迎えられたら良いなという、どこかに緊張感はずっと持ちながらやっていた稽古だったので、それが今までと1番違う変化かなと思います。ですが無事に初日を迎えられて、今度は千穐楽を無事に迎えられるようにという気持ちです。」

 

質問②今回の役は令嬢で我々と同じ取材記者という設定ですが、記者役をやってみてどうですか?
水森かおり「みなさんのようなシーンは1個もないので、本当にそういう気があるのかなという…笑。ただ騒動に巻き込まれているだけのような…笑。記者になりたい女子大生を演じるということで、取材の度に記者さんがどういうふうにメモとっているのかな、どんな質問されるのかなとか、いろいろ研究していたつもりなんですけど、もし続編があったら記者らしい場面があったら良いなと思います!笑」
記者「メモしているようなシーンがあったら良かったかなって」
水森かおり「パンフレットの撮影の時はあったんですけどね、ペンとメモ帳…今は楽屋に置いてあります!」

 

質問③石倉さんとアドリブは途中でありましたか?
水森かおり「稽古の時はわりと自由にやってました」
辰巳ゆうと「わりと自由にやってましたね」
水森かおり「毎回ちょこちょこアドリブをいれて…、でもさっき(役名を)石倉三郎って言いかけて!笑」
岩佐美咲「さ!まで言いかけてました!!」
水森かおり「あれはアドリブなのか…ちょっとわからない…ですけど、でもすごくみんなをリラックスして、盛り上げてくださって、『楽しいなぁ』って石倉さんが声かけてくださって一気に緊張がほぐれて楽しもうっていう気持ちになれたので良かったです。」

 

質問④岩佐美咲さんは前回に続いての出演ということですが、舞台はどうですか?
岩佐美咲「お芝居をさせていただく機会はなかなか無いものなので、歌とはまた違った緊張感もありましたし、今回は水森先輩のライバル的なポジションということもあって、先輩に対して結構いつもは言わないような強めの口調で言ってしまったりとか、失礼なことも多々言わせていただいて」
水森かおり「それを言われる度に本気でイラッとしてました!笑」
岩佐美咲「すいません!!笑」
水森かおり「いやいや、でもそれもまた楽しいというか!」
岩佐美咲「本気でイラッとさせられるくらいがんばります!笑」

 

質問⑤辰巳さんは初舞台ということで、まず感想をお願いします。
辰巳ゆうと「そうですね。初日を迎えるに当たって、前日から緊張してどきどきしていましたし、始まるまでもすごく緊張していたんですけど、始まった後からずっと記憶が無くて」
水森かおり「え、本当?」
辰巳ゆうと「はい。緊張で…気づいたら終わってたっていう感じでした。」
水森かおり「汗びっしょりだったもんね」
辰巳ゆうと「そのくらい緊張してましたけど、すごく楽しかったですし、明日からも、千穐楽に向けて皆様の足を引っ張らないようにがんばります」

 

質問⑥(辰巳ゆうとへの質問)初舞台がかおり先輩と一緒というのはどうですか?
辰巳ゆうと「すごく光栄ですし、前回のステージも客席で見させていただいておりまして、いつかこうして水森先輩の舞台に立たせていただけるのもそうですし、歴史ある明治座の舞台に立ちたいなという気持ちもあったので、今回2つ同時に自分の目標であり夢が叶いました!水森先輩の力をお借りして今回明治座のステージに立たせていただいているので、感謝の気持ちを忘れずに頑張っていきたいです。」

 

質問⑦第二部のコンサートでは紅白の衣装、皆さんすごく感激していましたがどうですか?
水森かおり「ほんとですか?よかったです。紅白以来、初めて高いところに上ってやらせていただいたんですけども、昨日はデザイナーの篠原ともえさんも来てくださってチェックをしてくださいました。」

 

質問⑧新曲「鳴子峡」はいままでとメロディや入り方が違うのかなと思うのですが特徴など教えてください
水森かおり「いきなりサビからドーンと始まる歌で、インパクトがある歌です。「鳴子峡」は恋に敗れた女性ではなく、愛する人を亡くした女性が主人公ということで、切り口がいつもと違って。歌ってると去年亡くなった父が思い出されるので、他の歌に比べて、ぐっと感情移入してしまいます。大切な方とのお別れを経験している方の気持ちにそっと寄り添えるような歌になったら良いなという気持ちで歌っています。先日、鳴子峡のある宮城県大崎市の「おおさき宝大使」に任命していただき、24個目の大使をいただきました」※公演期間中の6月20日(日)には宮城県大崎市PRデーを開催いたします。

 

質問⑨お芝居で1番こだわったポイントは?
水森かおり「元気よく、でもお嬢様なので世間知らずな、周りを巻き込んでしまう。天真爛漫さを意識しました。」

 

質問⑩最後に劇場にお越しになるお客様にメッセージをお願いいたします。
水森かおり「このような大変な状況のなか、たくさんの皆さまに足を運んでいただいき、私は雨女なので梅雨入りもしたこともあり心配だったのですが、最高のお天気にも恵まれて、良い初日を迎えることができてほっとしました。千穐楽に向けて出演者一同、スタッフの皆さんと心を一つにして、皆様が笑顔になって「楽しかった、また明日から頑張ろう」と思っていただけるようなお芝居と歌をお届けできたらなと思います。劇場も安心安全な状態でお客様をお迎えする準備は万端ですので、どうぞ皆様、安心して明治座にお出かけいただき、ぜひ何度も足をお運びいただければと思います。よろしくお願いいたします。」
岩佐美咲「幕が開いて客席にお客様がいらっしゃるのを見たら感激しました。こういう状況ですので、いつも以上に感謝の気持ちを感じております。お客様のいらっしゃる中で歌わせていただく機会は最近では貴重なので、改めて幸せだなと感じました。お越しくださる方にたくさん笑って元気になっていただけるよう一公演一公演を精一杯務めていきたいと思います。」
辰巳ゆうと「お芝居は初めてなので、一日一日余計なことは考えず、ご一緒する皆様の足を引っ張らないように千穐楽までがむしゃらに食らいついていきたいと思います。」