ロミオとジュリエットの間に、戯曲では名前しか出てこないロザラインが現れたとしたら…?
『ロミオとジュリエット』の稽古場から始まる、予想を超えた物語
舞台『ロミオとロザライン』は、鴻上尚史による書き下ろしの新作。メインキャストを、川﨑皇輝(少年忍者/ジャニーズJr.)、吉倉あおい、飯窪春菜が務め、大高洋夫、一色洋平、二宮陽二郎、ザンヨウコ、渡辺芳博と、バラエティに富んだキャストが脇を固めます。
物語は『ロミオとジュリエット』を上演する稽古場で、ロミオ役の北山(川﨑)が演出家の松谷(吉倉)に、『ロミオとジュリエット』の戯曲では名前しか出てこないロミオの初恋の女性=ロザラインについての疑問を投げかけたことから始まります。北山の話と真剣に向き合ううちに、松谷はある夢を見ることに。劇中で上演予定の『ロミオとジュリエット』のジュリエット役の蓮見(飯窪)と北山、松谷の関係性、そして松谷の夢のなかで繰り広げられる予想を超えた物語にご期待ください。それぞれのフレッシュな演技はもちろん、劇中に登場する殺陣やダンスのパートにもぜひご注目ください。
本公演は、2021年7月9日(金)から7月25日(日)まで紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA(東京都渋谷区)、7月30日(金)から8月1日(日)までサンケイホールブリーゼ(大阪市北区)で上演。
川﨑皇輝(少年忍者/ジャニーズJr.)コメント
ついに初日まで来た、という実感がしています。稽古の1か月間を通じていろんな方に助けていただいて、支えていただいた成果を発揮したいです。僕が演じる北山は、しっかりしているというか、芯のある役なので、そのせいか共演者の方からも大人っぽくなったねって言われます。ロミオのシーンは、セリフも長くてシェイクスピアの独特の言い回しも多いですし、衣装も素敵で、なによりかっこいい役なので。僕もかっこいいロミオになれるように頑張りたいです。笑える部分や考えるところもある面白い内容になっているので、みなさんが楽しんで下さったら、僕らの芝居も変わってくるんじゃないかと思うんです。それが舞台なので、まずは楽しんで観ていただけたら嬉しいです。
イントロダクション(あらすじ)
ロザラインは、ロミオがジュリエットに出会う前に恋していた女性。ロミオは、ジュリエットに出会った瞬間に、あっと言う間にロザラインのことを忘れたと言う。
けれど、もし、ロザラインの気を引くために、ジュリエットが好きだというふりをしていたとしたら。そして演技だった恋が本気になっていったとしたら。残されたロザラインはどう感じるのか……。物語は、『ロミオとジュリエット』を上演する稽古場から始まる。ロミオとジュリエットの間に、いつの間にか、戯曲では名前しか出てこないロザラインが現れたとしたら。『ロミオとジュリエット』は、予想を超えた物語へと変わっていく。