小沢道成ひとり芝居『鶴かもしれない2022』対談企画第二弾、演劇ジャーナリスト・徳永京子氏との対談掲載!

2021.12.07

写真:山野浩司

2022年2月に本多劇場で開幕する、小沢道成ひとり芝居『鶴かもしれない2022』に向けて、小沢道成が“今話したい人とじっくり対話を重ねる”インタビュー連載の第二弾が公開されました。対談相手は演劇ジャーナリスト・徳永京子氏。

ひとりのつくり手として、ひとりの観客として、徳永さんの書く劇評に影響を受けてきたという小沢。この人に自分のつくった作品を観てもらったとき、どんな感想を抱くだろうか。湧き上がる好奇心をおさえきれず、1通の案内を送ったところから2人の交流が始まりました。
多くの演劇作品を観てきた徳永氏は、小沢道成の作品をどう受け止めたのか。批評する者と、批評される者。交わるようでなかなか交わらない両者の線が今、交差します。

小沢道成の創作活動に密着したYouTubeチャンネル「メイキングかもしれない」も本公演に向け、作品のルーツを辿るロングインタビューや最新情報などもアップされていきます。

『鶴かもしれない2022』は2022年2月23日(水・祝)~27日(日)に下北沢・本多劇場にて上演。チケットは2021年12月6日(月)10時よりプレイガイド先行販売が一斉スタート、12月25日(土)10時より一般発売開始。

 

小沢道成 コメント

今話をしてみたい5名の方とお会いして、じっくりと対話を重ねるインタビュー連載企画を始めてみました。
それは、本番だけじゃなく、本番までの楽しみもお届けしてみようという試みでもあります。
しかしです。
演劇を様々な方面からつくる方達とお話をしていくなかで、まさに今、ひとつの作品をつくるための創作をしているじゃないか!ということに気づいたのです。
最近忘れかけていた“対話をする”ということ。
自分とは違う誰かの感性に触れることは、それを知ることは、ものづくりにとってとても大切なことだと思い出したのです。

第二弾の今回は、演劇ジャーナリストの徳永京子さんとお話をしました。
数多くの演劇を見て、それを言葉にして感想や劇評を発信する徳永さん。
つまり、徳永さんと僕は、批評する側と批評される側です。
僕が知りたかったのは「演劇を観るときに、どういう視点で観ているのか」。
そこには演劇をつくるうえでのヒントがあるように感じました。
演劇を観る方も、つくる方も、よろしければご覧ください。

引き続き、本番だけじゃない、本番までの楽しみもお届けしていきたいと思います。

 

ストーリー

―――東京の繁華街の真ん中で泣き崩れたひとりの女
通りかかった心優しい若者が「大丈夫ですか」と声をかける
ある日、若者のもとに感謝を伝えにその女がやってくる
女は、「あなたの為ならなんでもします」と若者に告げる―――

2つの物語が交差する時、“鶴かもしれない女”の機を織る音が鳴り響く。

 

小沢道成 = 写真:山野浩司
「鶴かもしれない2020」舞台写真 = 写真:moco