劇団ハイバイ主宰 岩井秀人がプロデュースする、初見の台本読み合わせライブ「いきなり本読み!」。皆川猿時、岸井ゆきの、大東駿介、加藤諒の出演が発表されていた12月22日(水)東京国際フォーラム・ホールC公演に、江口のりこの出演が決定し、全ての出演者が出揃った!チケットは12/11(土)10:00より一般発売。50枚限定で、学生のお客様や、駆け出しの演劇人(俳優、スタッフ)の方を対象とした格安チケットの販売も行われる。
また、水川あさみ、荒川良々、池谷のぶえ、藤井隆が出演し、終演後、絶賛ツイートが飛び交った「東京建物 Brillia HALL公演」の配信も12/9(木)よりスタート。視聴券代は980円(※別途手数料あり)。劇場で観賞した方も、未見の方も、この公演でしか観ることが出来ない、豪華俳優陣の熱演を観賞しよう。大晦日まで何度でも視聴可能!
いきなり本読み!とは
「出来上がった作品を見るより、稽古場の方が絶対おもしろい!」そんな岩井秀人の発想から生まれた本公演。上演する作品は当日までシークレット。本番のステージ上で、初めて台本を開いた俳優たちが、岩井の進行のもと、さまざまな“役”を演じ、約束された役作りも演出もなく、普段は観客に見せることのない“素”の表情をさらす、まさに裸一貫で台本に挑む俳優の姿を垣間見ることができる公演。一夜限りのキャスティングのため、この場でしか見ることが出来ない、出演者たちの化学反応も見どころのひとつ。「俳優」「台本」「演出」というそれぞれの役割が絡まりあいながらダイナミックにドラマが立ち上がっていく様子を、その場で見て、感じることができます。2020年2月にスタートし、昨年末には東京国際フォーラム・ホールCに進出、今年5月から先月まで4回に渡ってWOWOWオリジナル版も放送された、いま要注目のコンテンツ。
過去の大ホール規模での公演実績
2020年12月25日(金)東京国際フォーラム・ホールC
松たか子×神木隆之介×後藤剛範×大倉孝二「散歩する侵略者」(作:前川知大)
2021年10月2日(土)東京建物 Brillia HALL
水川あさみ×荒川良々×池谷のぶえ×藤井隆「来てけつかるべき新世界」(作:上田誠)
岩井秀人よりメッセージ(東京国際フォーラム公演)
この「いきなり本読み!」、昨年2月に、コロナとほぼ同時に産声をあげ、200人キャパから1年経たずに1500人キャパへと大躍進。そして迎えた2年目である今年は、宮藤官九郎さんを演出にお招きして生配信、そしてWOWOWでのシリーズ放送もめちゃんこ評判がよく、「本番の俳優だけじゃなく、稽古場の俳優たちの雰囲気も伝えたい」という、なかなかシックな主張が、お客さんたちに喜んでもらえたのだと、自負っております。
「自負っております。」って良いですね。みんなも使ってください。打ち間違えただけだけど。
さて、今年の国際フォーラムでの「本読み!」ですが、強力な布陣で、蔓延する「なんだかな~!」な雰囲気の年末を笑い飛ばせればと思います!
皆川猿時さんには第1回に参加してもらって、劇場が揺れるほど笑わせてもらいました。
元々、この「本読み!」は、稽古場での皆川さんを見て思いついたと言っても過言ではないのです!
ありがとう皆川さん!そしてこれからもおんぶに抱っこします!
初回、WOWOW版を経て、3回目の出場です!めちゃ楽しみ!
岸井ゆきのさんも第1回以来の出場でございます。
もう言わずもがなの実力派でして、皆川さんと同じく「本当に初見か?」と、毎回のように疑いがかかるレベルなので、それだけでも必見です!切ないシーンとか大事なシーンは頼んだぞ!
大東駿介さんは、松尾スズキさんの映画でご一緒させてもらって、軽薄なのに背後にうっすらと横たわる「仕方なさ」みたいなのが、ずっと気になってて、それ以降あちこちで見ては「そんなことも出来るんだ!」と驚かされております!
果たして初見でもその「仕方なさ」が飛び出すのか!
加藤諒さんも初出場となります!
僕が思う良い俳優さんって、「年齢や性別が吹き飛んでいる」なのですが、まさに加藤さんは5歳と言われれば「そっか」と思えるし、「実は70歳のおばあちゃんなんです」と言われれば、「お~、そうでしたか!お若いですね!」と言いかねない雰囲気が大好きで、きっと初見でもあの明るいオーラを放ったまま、受け取る側に遊びに満ちた自由な想像を与えてくれることと思います!
そして、ようやくラスト一人が決まりましてアガっております!
言わずと知れたシリアッサー(シリアスもできるぜの意)でありながら、おもろーな女優さんの代表でございます、江口のりこさんのご登場です!
最近だと「俺の家の話」にて、クールなツッコミを全て天に召し続けていた姿が印象的でした。
年末に、すでに発表した4人の名優たちでも十分なキャスティングだと思っていましたが、ここに江口さんが加わることで「こんな時代だからこそ、転びながらお互い笑おう」に拍車のかかった「いきなり本読み!」になることと思います!お楽しみにすぎる!
年の瀬にこれ以上なく縁起の良さそうな福の神たちが集まったかと思います。七福神ならぬ「五福神」として、舞台上にて初めてご対面の台本に全身で飛び込んで大怪我しながら笑っていただく所存です!
よろしくお待ちしております!
岩井秀人
岩井秀人よりメッセージ(映像配信:東京建物 Brillia HALL公演)
みなさま~!「いきなり本読み! in 東京建物 Brillia HALL」が、いよいよ配信されます!
Twitter上で「神回」呼ばわりされたアレですよ!
今回は岩井のふざけた台本ではなく、ヨーロッパ企画の上田誠さんの大々々名作「来てけつかるべき新世界」に、初見で突撃しました!
荒川良々さん、水川あさみさん、池谷のぶえさん、藤井隆さんというどうやっても面白くなるはずの面々で、岸田國士戯曲賞受賞の「新世界のドヤ街」と「来るべきサイバーフューチャー」のミクスチャ台本の世界を、SASUKEばりに0.1秒で対応し続け仕上げ続けます。
このキャストなのに、ほぼ全員おじいちゃんだったりの時間がありながらもすったもんだし、やがて訪れる「じじいたちと未来の邂逅」。
岩井の台本では絶対に訪れない、感動の瞬間が訪れます。
ぜひご覧あれ~!
岩井秀人