劇団papercraft 第6回公演『Momotaro』│初日舞台写真&作・演出家コメント到着!

2022.06.10

廃墟空間の中に並べられたテーブルと登場人物たちの、舞台写真が到着!

昨日、6月9日(木)から東京・北千住 のBUoYにて開幕(※9日はプレビュー公演として上演)し、6月13日(月)まで上演が続く、劇団papercraft 新作公演『Momotaro』。本作は、“Momotaro”と呼ばれる1,000人に1人の割合で桃から生まれてくる人間が、中学卒業とともに強制的に鬼ヶ島へと送られ、オニとの戦争へ駆り出される世の中で、そんな“Momotaro”としての任期を終えて、アルバイトとしてレストランカフェにやってくる、とある女性の初出勤日を舞台とした、一幕ものの会話劇となっている。
作・演出は、浅草九劇にて上演した、前回作『殻』が話題を呼んだ劇団 papercraftの主宰で、最近ではショートムービー『髪泥棒』にて初監督・脚本を担当した海路が務める他、主演に真下玲奈、劇団4ドル50セントの堀口紗奈や、昨年話題を呼んだ二兎社『鴎外の怪談』に出演の木下愛華、そして淺川眞來らが名を連ねた。

到着した舞台写真には、 元々廃墟だった北千住 BUoY の特異な空間の中に、テーブルが並べられ、登場人物たちが会話する様子が写し出されている。海路が描き出す、この独特な世界観の中でどのように物語が展開されていくのかが、注目される舞台だ。

舞台写真の一部を公開!

海路(作・演出)からのコメント

日常の中の、非日常。どんな毎日にだって、日常と非日常は共存していて、それに気づくか気づかないかだけの問題というか、何というか。これは、そんな瞬間を切り取った物語です。
先行きの見えない現代社会との共通項である一方で、それはいつの時代にとっての共通項でもあるのではないかと、そう感じます。
いつかの誰がしを、笑って頂けたら、幸いです。
またそんないつかの誰がしとともに、置き去りにされて頂けたら、幸いです。