劇団初の3都市ツアー開催!
劇団た組が9月・10月にかけて、神奈川・長野・北海道の3都市を巡るツアーを開催することが決定。劇団主宰・加藤拓也による作・演出で、書下ろしとなる新作「ドードーが落下する」。物語は、統合失調症で失踪する友人との三年間を巡る青春失踪劇だ。本作で主演を務めるのは、7月12日(火)22時から放送開始となる杉咲 花主演のドラマ、ドラマ10「プリズム」(NHK総合)への出演を控えている藤原季節。他にも平原テツなど、加藤作品を演劇や映像で支える旬の俳優が、圧倒的なリアリズムで表現する。
上演決定にともない、加藤拓也、藤原季節、平原テツからのコメントが到着!
藤原季節(信也役) コメント
19 歳のとき小劇場で演劇を始めて、かけがえのない出会いがありました。それから10年間、色んな別れがありました。出会いとか別れとか書いてしまえば簡単ですが、そこには思い出したら恥ずかしくて悔しくて何もかも投げ出したくなるような、ぐちゃぐちゃな感情が詰まっています。別れてたまるかって今でも思ってます。楽しかったんだろうなきっと。あの頃の自分たちのこと肯定してあげたい。この作品をやったら、僕は三十歳になります。
平原テツ(夏目役) コメント
今回は顔馴染みと言いますか、加藤組的なメンバーで演じるので、心強いし面白さの追求を奥深くまで出来ると思います。特に季節君とは何度か共演してますが、不思議とガッツリと絡んだ事はなかったので、どんなやり取りや感覚になるのか本当に楽しみです。自身の役に関しては今までで1 番の難しさかなと思ってます。だから怖いですね(笑)。
そして、加藤脚本の宿命でしょうか…台詞が多すぎてかなり引いてます。
加藤拓也(作・演出) コメント
これはいつか演劇にしたいと思っていた事です。青春失踪劇と、青春という言葉を使って高校生の一人も出てこないしおやおやなんて事も思ったのですが、これは確かに失踪した男と、失踪された男が、年を取って味わった年長者よりの青春ですので、妥当な言い回しだと思っています。僕のいくつかの思い出と、いくつかの嘘です。
是非、見にきてください。