先日、劇団☆新感線の公式Youtubeチャンネル(https://www.youtube.com/c/GekidanShinkansen)で配信された、2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演 SHINKANSEN☆RX『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』の製作発表会。劇団の主宰であり演出を手掛けるいのうえひでのり、座付き作家である中島かずきのほか、古田新太、天海祐希、石田ニコル、神尾楓珠、高田聖子、粟根まこと、森奈みはる、早乙女友貴、西垣 匠、生瀬勝久ら豪華出演者が登壇した配信会見のもようをお届けする。
劇団☆新感線の看板俳優である古田新太は、「五右衛門を演じるのも5回目。すっかり飽きています!」といきなりの爆弾発言(!?)から始まったかと思えばそこはご愛敬、「飽きてるくらいですから、五右衛門にはいつでも戻れます。今回は生バンドの演奏が楽しみ」と、12年ぶりとなる続編への喜びを語ってくれた。
製作発表の前日に行われた本読みで「ああ、これこれ!という帰ってきた感じがあった」と話すのは天海祐希。彼女も「(前作から)12年経っているのに、よもや薔薇サムをやらせていただけるなんて!」と嬉しいご様子。
続いて、劇団☆新感線作品に初参加となる石田ニコルは、生演奏がある本作について「小さいころからヘビメタを聴いて育ってきたので、音楽でどんな追い風が来るか楽しみ」と笑顔で語った。
同じく初参加となる神尾楓珠は、前日の本読みで「(映像作品と舞台とでは)本読みのテンポが違うので、いきなりセリフ間違えたんです。波が押し寄せてくる感じ」と圧倒されたとか。
一方、劇団☆新感線のメンバーである高田聖子は「(本読みで)初参加のみなさんのフレッシュな声を聴けてワクワクした」と語り、おなじみのキャストには「いい感じの温度感。歳をとるのも悪くないと思いました」とのこと。
そんな‘おなじみ’のひとり、粟根まことは「(今回)初参加のメンバーも含めて、にぎやかな人たちが多い。生バンドも加わってにぎやかにできれば」と語った。
そして、『薔薇とサムライ』に続く出演となる森奈みはるは、「(前回)とにかく毎日楽しく過ごさせていただいていました。いのうえさんから与えられる課題は‘その日のうちにやれ’と言われるので大変!」と思い出を披露。
「(本作品の)お話しをいただいたときは『逆にいいんですか?』と聞きました。念願だった古田先輩とご一緒させていただける」と喜びを語るのは、なんと4年連続で“新感線”作品へ出演となる早乙女友貴。
「右も左もわからない」という、初舞台にして劇団☆新感線作品へ初参加となる西垣匠は「学生時代、ずっとフェンシングをやってたんです。殺陣に生かせるんじゃないかって楽しみにしています!」と、緊張した面持ちだったが、笑顔ものぞかせていた。
2年ぶりの舞台出演となる生瀬勝久は、「本読みをやって、これは本当に面白いことになるなと。これでもう演劇人生終わってもいいと思うくらい頑張ろうと思っています」と気合いの言葉を述べた。
中島かずきは「“新感線”作品は続編があまりないので、(今回の作品を書くのは)正直、かなり苦労しました。続編と言われていますが、これ1本で観ても楽しめるようになっています」と作家としての苦労も語りつつも、手ごたえ十分といったところだ。
続編ということで「新しい見せ方ができるかな」と語るのは、演出を手掛けた主宰・いのうえひでのり。「‘着せかえ天海姐さん’(天海さんの衣裳の数が多く、着替えの回数が多いこと)は今回もあります」と、こちらも本作品の一端も明かしてくれた。
本作は、9月9日(金)からの富山での開幕を皮切りに、9月22日(木)〜25日(日)新潟、10月5日(水)~20日(木)大阪、そして11月1日(火)〜12月6日(火)の東京まで上演が続く。
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撮影/田中亜紀
文/ローチケ演劇部