久保史緒里(乃木坂46)主演舞台がいよいよ開幕!パルコ・プロデュース2022「桜文」取材会コメント及び公開ゲネプロ写真が到着!!

2022.09.05

撮影:御堂義乗


閉ざされた微笑み。秘められた物語り。
秋之桜子×寺十吾 実力派タッグ PARCO劇場 初登場!
明治期の燦爛たる吉原を舞台に情感溢れる愛の物語

9月5日(月)東京・PARCO劇場を皮切りに、10月には大阪・愛知・長野にて上演されるパルコ・プロデュース2022「桜文」の公開ゲネプロ及び取材会が開催されました。本作『桜文』は、古き良き日本を舞台に、幽玄でエロティック、情感あふれる物語をユニークな感性で美しく描きだすことに定評のある秋之桜子による書下ろしです。寺十吾による演出で明治期、吉原随一の花魁をめぐる耽美な悲恋の物語が、機微に触れた情感たっぷりの演出で描き出されます。

吉原随一の花魁、桜雅(おうが)役を演じるのは、女優として舞台やTVドラマにも精力的に出演し注目を集める久保史緒里(乃木坂46)。若手個性派俳優として、舞台・TVドラマ・映画とジャンルを問わず活躍し今後がますます期待されるゆうたろう とのフレッシュな組合せに、榎木孝明、石倉三郎、松本妃代、阿知波悟美ら華と実力を兼ね備えた 多彩な豪華俳優陣で上演します。是非ご期待ください。

公開ゲネプロ及び取材会のコメントと舞台写真が到着しましたので掲載します。

 

コメント

寺十吾
久保さん・ゆうたろうさんは稽古に取り組む中で、自分がやるべきことにまっすぐに向き合っていて、眩しいくらいに雑念がなく、未熟であるということは希望や可能性に満ち溢れていて、マイナスなことではないんだと2人を見ていて感じました。初めてパルコ劇場さんでお世話になります、どうぞお手柔らかに。

 

久保史緒里
初めての花魁という役柄への挑戦で触れたことのない世界で、何も知らないところからのスタートだったので、緊張や不安はありましたが、出演者の皆様やスタッフの方々に支えられて明日、初日を迎えることができます。感情の波や表現の仕方が今の時代とは違いますが、素直な感情の交じり合いを、桜雅(おうが)として時代を超えてお届けしたいと思います。健康第一で、舞台に立てるということを嚙みしめながら駆け抜けたいと思います。

 

ゆうたろう
こんなに大きな劇場で、豪華なキャスト・スタッフの方達と一緒に1つの作品を作れることは嬉しいことですし、とても感慨深いです。毎日和服を着ながらお稽古をしていて、最初は立ったり座ったりすることも大変でしたが、榎木さんや石倉さんに着付けの練習をしていただいたり、江戸時代のイントネーションを教えていただいたりして、皆様に支えられながら、やっと明日初日を迎えることができます。全力で霧野として生きて、舞台に立ちたいと思います。

 

石倉三郎
久保さんとゆうたろうさんの若さのパワーがとても凄くて、2人に引っ張られながら、ここまできました。ベテランというのはおこがましいですが、少し長いこと俳優をしている私が、第一線で活躍している子たちはすごいもんだと勉強になりました。大したもんです。コロナに気を付けながら、完走したいと思います。宜しくお願いします。

 

榎木孝明
最初台本を読んだとき、プレッシャーとさえ感じるくらいに、とても素晴らしくて感動しました。脚本・演出・舞台セット・音楽、全てが素晴らしいことずくめで、素敵な作品です。物語を引っ張ってくれるような2人のパワーに支えられながら、頑張りたいと思います。皆様も必ず感動できる作品ですので、どうぞ期待して観にきてください。

 

 

あらすじ

時は明治四十年代、激動の時代の吉原遊郭。
当代随一と謳われる花魁 · 桜雅は、その妖艶な佇まいとともに、決して笑顔を見せないことでもその名を轟かせていた。何とか桜雅の笑顔を引き出そうと、当代きっての大店、紙問屋の旦那 · 西条宋次郎は、その財力で豪華絢爛、贅を極めた花魁道中を出させることにする。一方、この貴重な花魁道中の記事を書かせようと新聞社は、吉原のような世界とは全く縁のない堅物で生真面目な若き小説家 · 霧野に白羽の矢を立て、見物に参加させていた。
吉原中が多幸感に包まれるような憧れの花魁道中にあってもまだ、微笑みすら浮かべない桜雅。その様子を窺っていた霧野は、思わず桜雅の前に立ち、純真な心で声を掛ける。何故、笑わないんですか? あなたは笑わなきゃダメだ──。
途端に桜雅は、ゆっくりと倒れていく。混迷する花魁道中、騒然となる大勢の見物客……。それは、決して思い出さないように心の奥深くに閉じ込めていた想いが、呼び覚まされてしまった瞬間だった。
時はさかのぼり、明治三十年代、桜雅がかつて、雅沙子として過ごしていた少女の頃。植木職人見習いの少年・仙太と出会い、時間も経たないうちに心から想いを通わせ合っていた。二人の淡く儚い初恋の想い。霧野は、その仙太と同じ目を持っていたのだった。
明治中期、明治後期、そして昭和初期と時代は巡るも、抗えない宿命……。この奇妙な出会いは、彼らにどのような運命を与えるのか。霧野は無事に新作を書くことができるのか。
桜雅が微笑みかけるのは霧野か、西条か────

 

舞台写真

 

撮影:御堂義乗