☆11月20日(日)まで上演☆2年ぶりの新作公演が開幕!緒形敦主演の 富山のはるか『バーン・ザ・ハウス』から舞台写真とコメントが到着!!

2022.11.18

写真: 瀬霜奈々

11月17日(木)に東京の【シアター・バビロンの流れのほとりにて】で開幕した、富山はるか『バーン・ザ・ハウス』。近年、積極的に海外アーティストとのコラボレーションを行ってきた「富山のはるか」。約二年ぶりとなる新作公演は、今までとはまた違う新しい物語に挑戦。「痛快!サイケティックホラー!」と銘打った今回は、とある村の家族と周りの人々を巻き込む呪いの物語だ。

主人公は、大槻家の次男ヨダカ(緒形敦)。足に障害を抱え引きこもりとなっている兄のアサト(東迎昂史郎)と暮らす家に、突然『この家は呪われている!』と丈太郎(足立信彦)が現れる。ヨダカたちの幼馴染の外村(丸山港都)と丈太郎が連れてきた霊媒師(田中爽一郎)の5人を襲う呪いの正体とは一体…。

本作の開幕に際し、演出・松尾祐樹と脚本・戸塚ヤスタカからのコメントと、舞台写真が到着した。

演出:松尾祐樹 コメント

遂に無事に開幕いたしました。
呪いを扱った作品ですので、万が一にも何かあるのでは!?と思っていたのですが、無事にこの日が迎えられて嬉しく思っております。
富山のはるかとしては、久しぶりの物語で本当にやりたい事を実力のある俳優、スタッフの皆様と共に作る事が出来ました。ホラー作品ですが、苦手な方も楽しんで頂けると思っております。劇場ならではの体験ができる作品になっていると思います。
是非劇場にお越しください。愉快な呪い達がお待ちしております。

脚本:戸塚ヤスタカ コメント

はじめて開幕リリースコメントというものを書かせていただきます。
無事に上演までたどり着けて一安心しております。
と言っても、これを書いているのは開幕前なので、1ミリも幕は上がっていないし、まだ小道具も出来上がってないし、一つも安心していません。不安です。ですが、皆さんがこれを読んでいるということはきっと無事に開幕したということなので、皆さんは安心してください。
話は変わるのですが、日々の怠慢が重なり、体重が100kgをオーバーしてしまいました。その反動というか、憧れというか、最近ボディービルダーのYouTubeをよく見ています。そこで知ったのですが、ボディービルダーというのは毎日ストイックにトレーニングと減量を繰り返し、あの優雅な肉体を作り上げていると思っていたんですが、減らすだけでなく、ただただ太る期間というものがあるそうです。ある程度太って筋肉量を上げてから、美しいラインが出るように無駄な部分を削ぎ、必要な部分を鍛えるんだそうです。
演出家の松尾さんと大好きなホラー映画、怪談話、漫画やアニメ、様々なものを脚本に詰め込み、稽古でブクブク太らせ、面白くなるよう削いで、削いで、削ぎ落として作ったものが今回の作品になります。
つまり、富山のはるか『バーン・ザ・ハウス』とはボディービルダー演劇なのです!!!
はじめてのリリースコメントに舞い上がり、意味のわからない文章を書いてしまいましたが、皆様が楽しんでご観劇いただけることを切に願っております。

舞台写真より(写真/ 瀬霜奈々 )