2018 PARCO PRODUCE 三島×MISHIMA『命売ります』第一弾キャスト発表!

2018.07.02

三島由紀夫の極上エンターテイメント小説を舞台化!
スリリングでファンタジックなハードボイルド・エンターテイメント。
死と生の狭間に揺れる人間を切実に、そしてユーモラスに描いた傑作を上演。

 

1998年の文庫版刊行以来、累計発行部数29万部超。そのうちの25万部は2015年7月以降の重版と、昨今改めて注目を浴びている三島由紀夫の小説「命売ります」。
1968 年に「週刊プレイボーイ」に連載された本作品は、執筆当時の時代の香りを漂わせつつも、古さは全く感じさせず、ハラハラドキドキの展開
の根底に、人間の生と死というテーマが描かれています。
このエンターテイメント小説の傑作を、脚本家、演出家として大活躍中のノゾエ征爾の脚本・演出で舞台化します。

 

・・・・ある日ふと「死のう」と思い立った羽仁男は「命売ります」という広告を出す。すると訳ありげな怪しい男女がつぎつぎに現れて。。。。。

 

スリルとサスペンスに満ちたなエンターテイメントであると同時に、三島由紀夫らしい多面的で複雑な人間が躍動する本作品。1960年代末の発表当時の雰囲気も大切にしつつ、ノゾエ征爾らしいユーモアある切り口で、軽やかに人間の本質に迫ります。
出演は、主演の羽仁男に2.5次元作品や大型ミュージカルで大注目の若手、東啓介を抜擢。ストレートプレイ初挑戦となる東に期待が集まります。また吸血鬼の母親の為に、羽仁男の命を買いに来る高校生・井上薫に、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロインの弟・草太役で脚光を浴びる上村海成。はじめに羽仁男に接触してくる謎の老人に温水洋一。最初の女・るり子を愛人にしている謎の外国人に不破万作。そして市川しんぺー(『ハングマン』)、平田敦子(『ニンゲン御破算』)や、ノゾエ征爾の主宰する劇団「はえぎわ」の中心メンバー川上友里(『ニンゲン御破算』)、町田水城(『ニンゲン御破算』)、ノゾエ征爾が様々な役柄で活躍します。
(なお、羽仁男が出会う個性的な女たちを演じる4人の出演者は、第二弾キャスト発表と致します。)
どうぞご期待ください。

 

【ストーリー】
ある日ふと「死のう」と思い立った羽仁男(東啓介)は服薬自殺を図るも未遂に終わる。その日から、新聞広告と自宅の玄関ドアに『ライフ・フォア・セイル』の看板を出し、「命売ります」の商売を始める。一度失敗した自殺を繰り返すのは億劫だった。誰かに、あまり深い意味もなく、あっさり殺されたかった。
さっそく謎の老人(温水洋一)から、ある人物(不破万作)の愛人になっている若い妻を殺してほしいという依頼が入る。指示どおりに行動すれば、羽仁男はきっと妻と共に、その人物に殺されるだろうというのである。そして望みどおり迎える絶対絶命のピンチ!浮気現場を目撃されたにも関わらず、羽仁男はなぜか無事に帰され、るり子だけが謎の水死体となる。その後も、図書館の貸し出し係の女、吸血鬼の母と息子(上村海成)、貸間の女と、個性的な女が、次々に命の買い手として現れる。そのたびに「今度こそ死ぬ」と期待するのだが、やはり自分だけは生き残ってしまう・・・これは偶然なのか?誰かが仕組んだことなのか?女たちに加え、謎の外国人、男たちなど、全く関係ないと思っていた人物が、やがてひとつの線で繋がっていく。そして出会いと別れを繰り返すうち、羽仁男の中で思いがけずも死への恐怖が芽生え始める。。。。いよいよ待望の死が迫った時、羽仁男は果たして。。。

お気に入り登録をして最新情報をゲットしよう!
東啓介
上村海成
市川しんぺー
平田敦子
町田水城
ノゾエ征爾
不破万作
温水洋一