『さらば!あぶない刑事にヨロシク』 皆川猿時&荒川良々 インタビュー

あの“あぶなっかしい”刑事コンビが帰ってくる!

細川徹が作・演出を手がけ、ひたすらあぶなっかしく、バカバカしいコメディとして好評を博した『あぶない刑事にヨロシク』。その第2弾の上演が早くも決定、皆川猿時と荒川良々が、主人公の刑事コンビを再び演じることになった。

皆川「まぁ大変でしたよ。僕すごい汗っかきなんですけど、そういう事が前提のネタがあったり。しかもずっと大声を出さなきゃいけなくて」

荒川「皆川さんはみんなを注意しなきゃいけない役ですからね。で、細川さんが年々バカの度合いが濃くなっているのか(笑)、一つひとつのせりふがとにかく短いんですよ」

皆川「本当そうだね。『あぶない!』とか『やめろ!』とか(笑)」

荒川「だからどうしても大きい声になっちゃうんでしょうね」

前作は連日の満員。しかし幕が開けるまでは非常に不安だったとか。

荒川「踊りとかもいちおう先生に振りつけてもらったんですけど、結局やるのは僕ら。所詮素人踊りみたいなことしかできないわけで…」

皆川「一生懸命練習してもね、できないものはできませんから(笑)。ちゃんとしてないかくし芸大会だと思って、許してほしいです(笑)」

キャストには前作に引き続きの8名に加え、近年演出家として引っ張りだこの河原雅彦が初参加する。

荒川「まだ何も決まっていないんですけど、細川さんの中で河原さんが犯人だってことは決まっているみたいです。演出家役で犯人役」

皆川「ご一緒するのは15年ぶりくらいですけど、すごく楽しみです。やっぱり危険な人ですからね。犯人にはもってこいだと思います(笑)」

体力勝負の本作。今から何か体づくりをしているか聞いてみると…。

荒川「ないですね。劇団☆新感線とかならわかるけど、これで体力づくりって、本当のバカですよ(笑)」

皆川「僕は前回公演の前にダイエットをして、10キロくらい痩せたんです。でもその結果、痔ろうになっちゃって。本当は手術しなきゃいけないのに、本番があって無理だからって痔ろうのまま出続けたんですけど、いやぁあれは危なかった。一番肛門が危なかったですね(笑)」

荒川「ハハハハハ!」

 

インタビュー・文/野上瑠美子
Photo /村上宗一郎

※構成/月刊ローチケ編集部 1月15日号より転載
※写真は本誌とは異なります

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【プロフィール】
皆川猿時
■ミナガワ サルトキ ’71年、福島県出身。大人計画所属。昨年、グループ魂のメンバー・港カヲルとしてソロデビューを果たす。

荒川良々
■アラカワ ヨシヨシ ’74年、佐賀県出身。大人計画所属。演劇、映画、テレビドラマなどに多数出演する俳優。