今年7月19日(水)より東京の下北沢・小劇場B1にて開幕する、白鳥雄介主宰の演劇ユニット「ストスパ」の第4回公演『エゴイズムでつくる本当の弟』の出演者とメインビジュアルが公開された。
昨年上演された『フゴッペ洞窟の翼をもつ人』では北海道余市に実在する続縄文時代の洞窟「フゴッペ洞窟」を舞台に、近年社会問題となっているヤングケアラーの家族にも向き合う作品を上演。縄文太鼓の生演奏も取り入れ、東京公演と札幌公演を成功させた。そんな白鳥雄介の今回の新作は、自身の「我が家」をモチーフにした自伝的コメディだ。
出演者には『PRODUCE 101JAPAN』やKTV『ホスト相続しちゃいました』など話題のドラマに出演の秦健豪、劇団東京夜光の看板俳優・丸山港都、アニメ『ハイキュー‼ TO THE TOP』で宮治役をつとめるなど声優としても活躍する株元英彰のほか、小山百代、木村友美、内田めぐみ(ソラカメ)、飛世早哉香(in the Box / OrgofA)、青地洋、賢茂エイジ(円盤ライダー)、森下ひさえ(theatre PEOPLE PURPLE)、大内厚雄(演劇集団キャラメルボックス)といった実力派が揃った。
一般発売は6月10日(土)12:00から。詳細は決まり次第、ローチケ(webサイト)でも発表致します!
あらすじ
大丈夫、俺がいる。って思わせたい。
思うことは山ほどあるんだけど、
もう本音がどこにあるかわからなくなっちゃったな。
それでも、家族なんだ。
TVゲーム三昧の末、2浪した長男、
どこまでいっても芯のない物語を書く次男、
エアガンで世界と戦う自宅警備員、三男。
3度目の地獄から這い上がる母、
学歴を振りかざす実の父、
「半額」と「ミネラルウォ―ター」を愛する内縁の夫、
すぐ実家に帰ろうとする長男の嫁、
希望の光となれるか次男の嫁、
その全てを白猫が見ている。
糸が切れたら結びなおせ!
家族崩壊阻止型うっちゃりコメディ……
作・演出:白鳥雄介 コメント
家族のことを考える機会が増えました。
結婚し、子を育て、久々に会う母親の身長が妙に縮まっているのに気付いたのは最近のことです。
4回目の本公演は、我が家をモチーフにしたお話です。
僕には大切な弟がいます。血は繋がってません、でも弟です。
弟と僕、それぞれの視点を通して、家族の在り方を見つめ直そうと思っています。
とはいえ!コメディです!!!!
34歳にもなってまだ夢を追って、自由気ままに生活している僕と、同じ話を何回も楽しそうにする母親、ゲーム廃人の兄、すぐ実家に帰ろうとする兄の嫁、勉強ヲタクの親父に、ミネラルウォーターの事業に大失敗した弟の実の父親っぽい人も出てきます!あの時、人が膝から崩れるのを初めて見ました!
まともそうな登場人物は僕の奥さんっぽい人だけです!!
僕含めどうしようもない家族ですが、大好きな家族ですから、笑っていくことに決めました!
弟を家族として迎え入れるまでの、笑いたいんだけど、泣くことが多かった頃のお話です。
経験豊富な大先輩の役者さん、信頼できる若手の皆さん、頼もしくもあり、面白がってくれるスタッフさんが揃いました!個性と個性がぶつかり合う稽古場に行くのが、今から楽しみです!
皆様のご来場、お待ちしてます。
【プロフィール】
■白鳥雄介(シラトリ ユウスケ)
脚本/演出/俳優/1989年2月16日生まれ/札幌市出身。
高校時代、M-1甲子園(全国高等学校お笑い選手権)にて2年連続決勝大会(なんばグランド花月)に進出。その後、北海道札幌市にて大泉洋らTEAM NACS所属の芸能事務所オフィスキューにてローカルタレントとして、役者、テレビレポーター、ラジオパーソナリティとして活動。2016年からは作家活動を本格化させ、翌2017年、上京。自身の経験した複雑な家庭環境を武器に人間の醜さを彷彿とさせるストーリーを描いたり、大学で獲得した教育学を織り込んで「笑えていたはずなのに、どこか感じる物悲しさ」を表現する。近年は、「笑ゥせえるすまん THE STAGE」「舞台 アクダマドライブ」「舞台・ナポリの男たち」など商業舞台の脚本や演出を手がけることも増えている。
YouTubeマイナビ転職チャンネルの「お仕事あるあるシリーズ」では、脚本を担当し、再生回数135万回を記録した。