よみステージ 音楽劇「ブンとフン」 橋本良亮 インタビュー

2021年に橋本良亮主演、G2の脚本・演出で上演が予定されるも中止になった音楽劇『ブンとフン』が、2年越しに上演される。「必ず演じたかった」と語る橋本良亮に、今の心境を聞いた。


――改めて『ブンとフン」に挑戦、是非、意気込みをお願いいたします。

同じメンバーで、2年越しで演じられること、本当に嬉しく思っています。僕がコロナにかかったこともあり、中止になってしまったことを悔やんでいて、絶対に、必ずもう一度演じたいと思っていました。まさかこんなに早く実現するとは思っておらず、本当に嬉しいです。この2年でミュージカル『スワンキング』(ともに‘22年)や音楽劇『逃げろ!』(‘23年)など、いろいろな舞台作品に出て勉強をさせてもらったので、それを力に『ブンとフン』でさらにレベルアップできたらいいなって思っています。


――G2さんとまたご一緒できますが、いかがですか?

『スワンキング』を経て、G2さんがこうしたいんだろうな、ということが分かってきた気がしています。“2年前の橋本とは違うんだぞ”っていうところは見せたいですね。共演者の皆さんにも“前回とは全然違うな”って感じていただけるようにしたいです。


――芸歴20周年を迎えますが、心境は?そして、最後に一言!

すごいことですよね!自分の30代の始まりにワクワクしています。今までの答え合わせをしていければと思っています。舞台は自分にとって、とても大切だと明確になりました。その状態で30代に突入できることが、本当に幸せだと思っています。劇場でお待ちしております!

 

<作品紹介>
井上ひさしが書き下ろした小説家デビュー作を新たな音楽とともに届ける。売れない小説家・フン(橋本)は書いた小説「ブン」が電子書籍で出版され、突発的にヒット。だが、“どんなことも可能にする泥棒”のブン(浅川梨奈)が、電子書籍のデータから飛び出て世界中のものを“盗み”始め・・・!?