児童文学の傑作「ひげよ、さらば」を蓬莱竜太が舞台化!!中島裕翔 PARCO劇場初登場!

2023.06.14


記憶のない猫「ヨゴロウザ」と隻眼の猫「片目」がたどる苦難と喜びに満ちた物語

 

この度、2023年9月~10月に東京・大阪にて、PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ひげよ、さらば』の上演が決定しました。

本作は、上野瞭が1982年に理論社より出版した児童文学の傑作「ひげよ、さらば」を原作に、意欲的に演劇活動を続ける蓬莱竜太が脚本・演出を手掛けます。近年は映像作品において監督を務めるなど表現の幅を広げ、物語の名手とも言われる蓬莱が描きだす本作を音楽で彩るのは、映画・ドラマ・舞台・CMなどの作曲・音楽監督を務め、その作品は国内外において数々の賞を受賞している稲本響。現在放映中のNHK大河ドラマ『どうする家康』でも音楽を担当する稲本が、このドラマティックな物語にさらに花を添えます。


中島裕翔と柄本時生が、舞台初共演!!

 

主演は、2021年の『ウェンディ&ピーターパン』以来、2年ぶりの舞台出演となる中島裕翔。Hey! Say! JUMPとしてのグループでの音楽活動に留まらず、ドラマ・映画・舞台への出演も多く、俳優としてのキャリアも着実に積み上げてきている中島が 今回演じるのは、記憶をなくした猫「ヨゴロウザ」。そして、峠に住む隻眼のアウトローで、孤立しつつも皆から一目置かれている「片目」を演じるのは、独特の存在感と確かな 演技力で異彩を放つ柄本時生。舞台では初共演となる二人が、互いを必要とする 共依存のような関係にある、「ヨゴロウザ」と「片目」を演じます。
そのほかのキャストほか詳細情報は、後日発表いたします。ぜひ、ご注目ください。

 

コメント


◆脚本・演出:蓬莱竜太

これは野良猫たちの物語です。野良犬たちとの争いの中で猫たちは色んな苦難を味わいます。それはまさに人間世界の縮図のようです。幼い頃夢中で読んだ児童文学を、大人になった今の視点で大胆に翻案したいと思います。大人にも子供にも演劇の面白さを伝えられたら嬉しいです。


◆中島裕翔

とても面白い題材だにゃと思いました。
まさか自分が猫ににゃるとは…この世界がどう表現されていくのかとても楽しみです。
擬人化された猫の社会を覗きに来てほしいにゃと思います。


◆柄本時生

おそらく蓬莱さんと知り合って10年ぐらいだと思います。
その間、ずっとご一緒したいと思っていました。
お会いした時に、「いつ呼んでくれるんですか??」って言いました。
そうしたら、すごい速さで、この作品の出演が決まりました。
嬉しいのと同時に、下手を打てないぞぉというのがすごい頭の中を巡っています。
せっかくなのでうんと楽しんでうんと考えてうんと頑張りたいと思います。 宜しくお願い致します。

 

あらすじ

峠に住む野良猫たち、しかしその峠は野良犬たちに狙われていた。 
統率力を持って動く犬たちに、勝手気ままに暮らす猫たちが住む峠が支配されるのは時間の問題であった。
そして、猫の「片目」は一匹だけそんな状況に危機感を持っていた。

ある時、峠に記憶を無くした猫が辿り着いてくる。
名前は「ヨゴロウザ」。
自分の名前しか覚えていない。
名前からして飼い猫であったことは推察されるがそれ以外のことは何も覚えていなかった。
「片目」は「ヨゴロウザ」と出会い、野良犬たちと対抗する組織を作るために
「ヨゴロウザ」を峠のリーダーに担ぎ上げようとする。

「片目」は「ヨゴロウザ」のことが気に入り、「ヨゴロウザ」は「片目」を慕った。
「片目」は「ヨゴロウザ」に峠での生き方、戦い方など色々なことを教えていく。
そして、リーダーに求められること、それぞれの猫たちの性格、犬の怖さなど・・・
頑なな心を持った峠の猫たちも、リーダーシップを発揮していく「ヨゴロウザ」に対して徐々に心を開いていく。

ヨゴロウザと片目が様々な試練を経て、たどり着く道とは・・・