パペット×映像テクノロジーで描く宇宙と生命の物語 EPOCH MAN 新作公演『我ら宇宙の塵』が開幕!作・演出・美術の小沢道成からのコメントも到着!

2023.08.04

写真:小岩井ハナ

俳優・小沢道成による演劇プロジェクト「EPOCH MAN」。個性と実力を兼ね備えた俳優たちを迎えた新作公演『我ら宇宙の塵』が8月2日(水)に新宿シアタートップスにて開幕した。

LEDディスプレイに囲まれた舞台で、生命のないパペットが立ち上がり、歩き出す。映像テクノロジーと古典的な演劇手法の融合は小沢にとって大きな挑戦となるが、今回の作品の根幹に流れているのは、EPOCH MANが元来得意とする「人間の力」である。
池谷のぶえ、渡邊りょう、異儀田夏葉、ぎたろー、そして小沢と1体のパペットがその体いっぱいに届けるのは、遺された人たちの命の物語。極上の演劇を、ぜひ劇場で体験して欲しい。

また映像ディレクターの谷口恒平による創作メイキング・プロモーション動画がEPOCH MAN公式YouTubeにて公開された。(https://www.youtube.com/c/EPOCHMAN

チケットはローソンチケットにて好評発売中。
8月13日(日)まで東京・新宿シアタートップスにて上演される。
なお8月10日(木)19:00、8月11日(金・祝)14:00/18:00の3公演では鑑賞サポート(字幕タブレット貸し出し)を実施。
お問い合わせ・字幕付きチケットの予約はUDcastのHPへ(https://udcast.net/workslist/uchu2023/

開幕を迎え、作・演出・美術の小沢道成からコメントが到着した。

小沢道成 コメント

150席ほどの劇場空間に〝LEDディスプレイ〟を舞台装置として壁一面に覆ったらどんな演劇が生まれるんだろうと、そんな好奇心から『我ら宇宙の塵』の創作が始まりました。そして、テクノロジーとは真逆の〝パペット〟を組み合わせたらどんな相乗効果が生まれるんだろうと、またまた好奇心で創作を進め始めました。アナログとデジタルの融合といったところでしょうか。全く別物だなと思いながら創作を続けるうちに〝今と昔〟が混在し始め、やがて僕は共通点を見つけました。それは、どちらも人間が生み出したものだということです。人間の力は凄いものです。稽古をやっていても、ひとりの人間から発せられるエネルギーには心が動きます。今、劇場に入り、これまた多くの人の力によってとてつもない光景が広がってきました。五人の俳優とスタッフ陣の創造力、そして観客席に座る人達の想像力。どんなことが起こるのでしょう。上演時間は約100分。人間が起こす力の凄さを堪能していただければと思います。生きた者の凄さを、生きる者の凄さを。