作・演出:ノゾエ征爾、出演:村井良大×優河、東啓介×斎藤瑠希 リーディング『 鳥ト踊る 』11月上演決定

2023.10.13

(左から)村井良大、優河、東啓介、斎藤瑠希


ワンシチュエーション×男女2人による少し不気味で滑稽なサスペンス風コメディ

 

ノゾエ征爾が作・演出を務めるリーディング「鳥ト踊る」を、2023年11月27日(月)~30日(木)に、東京・有楽町 I’M A SHOWで上演いたします。

「鳥ト踊る」は、ノゾエ征爾が主宰する“劇団はえぎわ”の番外企画として始動した“真夜中”によって2009年に上演され、その後2011年にリメイク。謎の扇風機に髪を絡みとられて身動きできなくなった女と、たまたまそこに通りがかってしまった青年が織りなす会話劇です。ワンシチュエーションで起こる少し不気味で滑稽なサスペンス風コメディを、男女二人のみの朗読劇でお届けいたします。

11月27日(月)18:00と28日(火)13:00公演には、ミュージカル『生きる』、こまつ座『きらめく星座』などに出演する俳優の村井良大と、2020年に藤田俊太郎演出のミュージカル『VIOLET』のオーディションで主役のヴァイオレットに選ばれたシンガーソングライターの優河が登場。29日(水)18:00と30日(木)13:00公演には、ミュージカル『ラグタイム』や、現在放送中のテレビドラマ『女子高生、僧になる。』(MBS)も話題の俳優の東啓介と、ディズニー長編アニメーション『ミラベルと魔法だらけの家』日本語吹替版のヒロイン・ミラベル役やミュージカル『BE MORE CHILL』などで活躍する斎藤瑠希が出演いたします。

今回の発表にあたり、作・演出のノゾエ征爾と、出演者4名からコメントが到着いたしました。2022年12月のオープンからまもなく1年を迎える有楽町の新たなライブエンターテインメントの拠点=I’M A SHOWで繰り広げられる会話劇に、ご注目下さい。

 

コメント

作・演出:ノゾエ征爾
自分の戯曲の中でもかなり好きな本です。自己肯定感に関してはわりと低い方の私がはっきりと言うのだからそれなりの魅力のある本なのかもしれません。ニューヨークの俳優でニューヨークのお客さんにも喜んでもらえたことのあるこの本。きっとここでも力を発揮してくれるに違いありません。こんな素敵な俳優さんたちに読んでもらえるのだから。

村井良大
朗読劇「鳥ト踊る」に出演させていただきます、村井良大です。台本を読み進めるなかで、作品内に静かに忍び寄ってくる影の怖さと、小さく散りばめられた笑いを感じ、あっという間に読み終えました。朗読劇だからこそ伝わる今回の作品の奇妙さを楽しんで演じたいと思います。優河さん、ノゾエさんのお力をお借りして唯一無二の世界観をお客様に提示できればと思います。よろしくお願い致します。

優河
今回初めましてのノゾエ征爾さんと村井良大さんと、朗読劇に挑戦させて頂きます。この謎多き男女の物語。2人の人間の関係性が、氷が溶けていくように変化していく様をどのように表現出来るのか、今からとても楽しみです。全くの新境地ですが、ええい!とノゾエさん率いる大船に乗ったような気持ちで身を委ねて頑張ります。

東啓介
今回『鳥ト踊る』という作品に携わることができ、とても嬉しく思っています。僕が以前、演出のノゾエさんとご一緒したのは、もう5年も前になります。こうしてまたお仕事ができることがとても幸せです。そして今回のこの作品。独特な雰囲気を持ちつつ、いつの間にかのめり込んでしまう魅力があると僕は感じました。シュールでありながら少しゾッとする?世界観を、是非楽しみにしていてください!

斎藤瑠希
台本を初めて読ませていただいたとき、なんとも不思議な体験をしまして、読み終えた後、息をし忘れていたことを思い出し深呼吸…「板の上で、どうなるのだろうか」とドキドキハラハラソワソワ。皆さんにも、この作品の中で体感する色んな感情に身を任せていただきたいです!

 

[あらすじ]
女は長い髪が扇風機に絡まって身動きができずにもがいていた。
近所で誰かが弾いているピアノの音が耳障りで、焦る心を更にイラつかせる。
そこに迷い込んだようにやって来た男は、女の髪を解(ほど)くというのだが、なかなか解(ほど)けない。
解(ほど)けないのか、解(ほど)かないのか・・? 両者の思惑が徐々に発露されていく。
ひょんなことから身動きがとれなくなった女。
ひょんなことから身動きがとれなくなった女と遭遇した男。
偶然出会った男女が織りなす、どこか不思議で必死で滑稽で愛おしい物語。