ONWARD presents 新感線☆RS『メタルマクベス』disc2 Produced by TBS 原嘉孝 (宇宙Six/ジャニーズJr.)インタビュー

新感線の舞台に立てるという嬉しさに武者震いしています

 

シェイクスピアの『マクベス』をベースにした奇想天外なストーリーと、360度回転する客席を活かしたエンタメ性の強いステージが話題の『メタルマクベス』。そのdisc2でレスポールJr./元きよしを演じるのが、原嘉孝(宇宙Six/ジャニーズJr.)だ。ジャニーズ事務所以外の舞台への出演は本作が2作目となる。

「以前に(先輩の生田斗真が主演した)『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』を観させていただきました。プレッシャーや不安はもちろんありますが、あの新感線の舞台に立てる!という嬉しさのほうが大きいですね」

 

原は主人公のランダムスター(尾上松也)とランダムスター夫人(大原櫻子)に父殺しの濡れ衣を着せられ復讐心に燃えるレスポールJr.と、音楽事務所社長の息子・元きよしという2役を演じる。

「いのうえ(ひでのり)さんの演出を、自分の中にどこまで落としこめるか、試行錯誤しながら稽古しています。元きよしは『トシちゃん(田原俊彦)っぽい動きで』とアドバイスいただいたんですが、これが難しくて。disc1で同じ役だった松下優也さんは、僕とはダンスのスタイルも違う方なので、いい意味で肩の力を抜いて自分なりのレスポールJr.と元きよしをやれたらと思います」

 

出演にあたり初演のDVDはもちろん、原作の『マクベス』も読んで研究したという。

「原作を知らなくても楽しく観られる内容なのですが、改めてシェイクスピアの凄さが伝わる作品でもあると思います。あと宮藤(官九郎)さんの、脚本もそうですけど歌詞も天才的に面白くて。『この詞をこのキャストに歌わせる?』的な面白さもあるので、注目してほしいです」

 

尾上松也や大原櫻子、事務所の先輩である岡本健一らとの稽古を楽しみつつ、注目度の高い作品への抜擢にまだ武者震い中だという。

「出演が決まったとき、『今までジャニーズで学んできたことはいったん全部忘れて、ゼロから吸収するつもりで行け』と周囲に背中を押されました。これまでとは違う環境で貴重な経験をさせてもらえるので、千秋楽までにいろんなことを吸収したいです。死ぬ気で歌って踊ります!」

 

インタビュー・文/古知屋ジュン

 

【プロフィール】
原嘉孝
■ハラ ヨシタカ ’95年生まれ。ジャニーズJr. 内ユニット、宇宙Sixのメンバー。数々のコンサートをこなす一方、舞台でも精力的に活動する。