3月博多座公演『舞妓はレディ』公演直前レポ【特別編】

2018.03.02

♥“舞妓”の舞台裏を訪ねて @ 京都

 

いよいよ今週末、3月4日から博多座にて開幕する和製ミュージカル『舞妓はレディ』。原作は周防正行監督の同名映画で、京都の花街を舞台に主人公の春子が奮闘する物語だ。ローチケ演劇部では、昨年の12月某日、『舞妓はレディ』の舞台と縁深い京都最古の花街・上七軒へ特別に訪問させてもらい、花街の世界をたっぷりと堪能してきた。

 

 

今回、案内をしていただいたのは、上七軒歌舞会・上七軒芸妓組合の事務長である増子雄次郎さん。

 

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まずは上七軒と縁のある北野天満宮へ。

北野天満宮は上七軒のすぐ近くにあるお社。室町時代、天満宮再建の際に出た残材を使い、東門前の松原に七軒の茶店を建てたのが、上七軒の由来といわれている。

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次に上七軒歌舞練場へ。

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ここは上七軒の芸舞妓さんたちの踊りや三味線、鳴り物などの稽古場でもある。見学をしていて、どこか見覚えがあると思いきや、映画『舞妓はレディ』で実際に撮影に使われたとのこと。一心にお稽古に励む、春子の姿が浮かんできた。

 

続いて上七軒歌舞練場の舞台を見学させていただくことに!ここは京都の春の風物詩でもある『北野をどり』の会場。『北野をどり』は、芸舞妓さんによる華やかな舞のほかに、コミカルな演出も飛び出す舞踏劇が評判。もしかすると歌や踊りが飛び出す『舞妓はレディ』との共通点はここにあるのかも知れない。一方、同じくここで秋に開かれる『寿会』は、一点して古典が中心となっている。

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上七軒歌舞練場は趣のある木造建築で、一歩足を踏み入れるとまるでタイムスリップしたかのよう。規模はそう大きくないだけに、演者とお客様との距離は近く、和やかな雰囲気での上演になるのだろうと想像も膨らんだ。

 

さてこの上七軒歌舞練場内には、一般の人でも利用可能な「茶ろん上七軒」というお店があり、店内には舞妓たちの名前が書かれた団扇がズラりと飾られているのも印象的。

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作品では鹿児島弁と津軽弁の訛りを話す春子が、いかに美しい京言葉を話すようになるかが見どころの一つ。実際の舞妓さんはどうかと増子さんに尋ねると、意外にも1ヶ月ほどで方言はとれるのだとか。これは本物の舞妓さんを見習って、春子にもがんばってもらわねば!舞妓必須三単語(!?)といえば、「おおきに」「すんまへん」「よろしうおたのもうします」の3つ。博多座の春子の口からその言葉がすんなり出る瞬間を客席でじっくりと待つとしよう。

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ミュージカル『舞妓はレディ』のチケットはローソンチケットでも好評発売中!よいお席はお早目に!!

 

取材・文:山本陽子

 

『舞妓はレディ』稽古場映像ダイジェスト!