PARCO PRODUCE 2024 『あのよこのよ』メインキャスト発表!

2024.02.16


安田章大×青木豪のタッグが再登場!
明治初期を舞台にした痛快時代劇、ついにメインキャスト発表!

近年、歌舞伎の新作書き下ろしや、劇団四季などの大規模作品で演出を手掛け、目覚ましい活躍を見せる青木豪。緻密な人間描写と卓越した発想力で、ジャンルにとらわれず、常に演劇界の第一線を走り続けています。その青木がパルコ・プロデュース公演で2019年に初めて作・演出を手掛け、安田章大と古田新太を迎えて上演した『マニアック』(新国立劇場にて上演)は、ブラックで危ない笑いが満載の痛快青春暴走音楽劇として大好評のうちに幕を閉じました。そして第2弾となるこの度の新作も『マニアック』で魅せた笑いのエッセンスをそのままに斬新なストーリーをお届けします。物語の舞台は江戸の幕末から大転換期を迎えた明治黎明期。とある浮世絵師とそれを取り巻く人々がひょんなことから事件に巻き込まれ珍道中に繰り出すことに。先行き不透明でどこへ向かっているのかさえ分からないご時世に、足が地に着かない人々が戸惑い彷徨うさまを、青木特有の作風で爽快感あるエンターテインメントへと昇華させます。


浮世絵師役の安田章大に加え、豪華実力派俳優陣が揃い踏み!
作品の世界観をイメージした扮装ビジュアルも公開!

主演を務めるのは、アーティストとしてはもちろん、俳優としてもドラマ・映画・舞台で活躍する安田章大。今作では明治初期を生きる架空の浮世絵師を演じます。
そしてこの度発表となる共演者には、昨年宝塚歌劇団を退団したばかりで今後の活躍が期待される元トップ娘役の潤花、先日2月2日に発表された第31回読売演劇大賞で最優秀女優賞を受賞しあらゆる作品でその存在感を放つ実力派俳優・池谷のぶえ、子役時代から培われた演技力で映像作品を中心に活躍し近年では舞台にも精力的に出演する落合モトキ、劇団イキウメに所属し数々の作品で一筋縄ではいかない複雑な役どころを見事に体現する大窪人衛、劇団☆新感線作品に多数出演しコメディとシリアスの振り幅を自在に使い分ける村木仁、俳優だけでなくアクション監督としてもジャンルを問わず様々な舞台で活躍する南誉士広、劇団青年座に所属し内外の舞台を中心にその演技力を磨く三浦拓真と、クセの強い実力派俳優陣が顔を揃えました。
さらに、滲み出る愛嬌と味のある芝居でパルコ・プロデュース公演に幾度となく登場する市川しんぺー、9歳の初舞台以降、舞台のみならず、映画・ドラマにて時代劇から現代劇まで幅広い話題作に多数出演し、その柔軟な演技で引くてあまたな中村梅雀と、物語の土台をしっかり支えてくれるベテラン俳優も結集しました。

この強者揃いの俳優陣と青木ならではのちょっとひねくれたユーモアと笑い、そこにちょっぴりの切なさを加え、粋な音楽を織り交ぜた新感覚のオリジナルストーリーにどうぞご期待ください!

 

[あらすじ]

舞台は明治初期。
浮世絵師・刺爪秋斎(安田章大)は、新政府を批判したとして番屋に入れられていたが、初犯ということもあり解放され、迎えに来た弟の喜三郎と、居酒屋で宴を共にしていた。
そこで秋斎は喜三郎から出所祝いとして眼鏡をプレゼントされ喜んでかける。
さらに秋斎は居酒屋に居合わせた、未来が見えるという能力のある常連・フサに占ってもらうと、「女に出会う」と告げられる。「その女が秋斎の未来を決めるだろう」と。
そこに美しい女が男と共にやってくる。秋斎が出会う女性は彼女なのではないかと話していると、突如、刀や銃を持った男たちが現れる。そして男たちは秋斎たちに襲いかかって来るのだった……。

 

 

メインキャストコメント

安田章大
「マニアック」以来5年ぶりに青木豪さんとご一緒させていただきます。5年前の自分とは芝居に対する感じ方や考え方、取り組み方が大きく変わり、これからまた一緒に1つの作品を創り上げていく時間が楽しみです。青木豪さんが作るエンターテインメントは真面目とおふざけの振り幅がすごく広くて、その行ったり来たりする面白さに加えて、「あのよこのよ」というタイトルの通り、物語を見ていただくと浮遊している自分をどこかで感じてもらえたり、どこの世が事実で、自分がいる本当の世界なのか…こういうちょっとした不思議さを感じられる作品になっていると思います。
僕自身久しぶりの時代物です。髪の毛を伸ばしていた理由はここにありました(笑)江戸が終わり明治維新、この時代を生きている僕を楽しんでもらえたら嬉しいです。そして、登場人物たちが青木さんの描く世界の中でどのようにうねっていくのかというところにもぜひご注目ください。眼鏡にちなんだエピソードもお楽しみに。


潤花

昨年宝塚歌劇団を退団して初めての舞台出演になるので、身の引き締まる思いでいっぱいでございます。在団中に何度か経験があるのですが、お久しぶりの和物作品に挑戦させていただきます。素敵なお衣裳と鬘、お化粧で撮影していただいて、私自身演じるミツという役がさらにどんな役になるかとワクワクとドキドキでたまりません。
これから演出の青木豪さん、主演の安田章大さんをはじめとする沢山の方々と化学反応をしていけるように、心を込めて努めてまいります。


池谷のぶえ

今回作・演出の青木豪さんとご一緒するのは、『おにぎり』という演劇ユニットで、戯曲をお願いさせていただいて以来15年ぶりです。そのユニット仲間である仁さん、しんぺーさんとも、まさかこんな形で久しぶりにご一緒できるとは思っていませんでした。そして、舞台俳優さんとしても本当に尊敬している安田さんと初めてご一緒させていただくのも、とても楽しみです。はじめましての方がほとんどなので緊張しますが、みなさんと作品創りをしていくことでどんな化学反応が起こるのか、とても楽しみにしております。


落合モトキ

PARCO劇場はいつも観に行くところであるんですけど、舞台に立つのは初めてなので、すごくいい経験をさせてもらうなという感じがあって、主演の安田さんはそのPARCO劇場でゴッホの作品をやっているのを観させていただきました。何か男にモテる男だなっていうような感じと印象があります。かっこいいのに芝居もできるんだ!いつか一緒にお芝居できたらいいなと思っていたので、今回すごく楽しみです。まだキャストの皆さんにも会っていないし、はじめましてな人たちばかりなんですけど、稽古をして舞台に立つというのは勿論、仲の良さやチームワーク、何かいろいろなところで新しいものを見つけていけたらいいなと思っているので、皆さんもぜひ劇場で生のお芝居を楽しんでいただければなと思います。


大窪人衛

事務所の先輩の池田成志さんや今回共演させていただく市川しんぺーさん池谷のぶえさんは、よくPARCO劇場の客席からそのお姿を見ていたので、おそれ多くもありますが、精一杯全力で楽しみたいと思います。僕個人としては初めての時代物ですので頑張りたいと思います。個人的にとてもうれしかったのが、のぶえさんとしんぺーさん、仁さん、青木豪さんが昔やられていた『おにぎり』というユニットが僕めちゃくちゃ好きだったので、その方々が揃い踏みの舞台にご一緒できると本当に思っていなかったので、とてもうれしく思います。


村木仁

青木豪先生の作品は、5、6本ぐらい出させていただいているんですけれども、演出は今回2回目です。まだ台本は読んでいない状況なんですけど、痛快時代劇のどんなところが『痛快』か、すごくこれから台本をもらうのを楽しみにしています。そして、どんな演出をされるのか楽しみです。


南誉士広

今回、この作品に参加させていただくに当たりまして、とても本当に光栄な気持ちでいっぱいです。すごいキャストの方々と肩を並べてお芝居できるということを大変嬉しく思います。作演の青木さんとはそうですね3年前ぐらいですかね。男たちが裸で歌い踊るという作品でご一緒させていただきまして、本当に役者人それぞれを本当に見てくださっているという、その役者のスペシャリティーをすごく限界まで引き出してくださる演出家さんだなと思っておりました。今回もトコトン引き出していただけるように楽しくリラックスして力を抜いて稽古に臨みたいと思います。そして観劇くださるお客様に素敵な作品を届けられますように、この素敵な作品の歯車の一部になりますように、一生懸命頑張りたいと思います。


三浦拓真

出演が決まりまして、とてもとても楽しみにしています。青木豪さんの演出を受けるのは、今回が2回目で、役者が持ってくるものをすごく楽しんで演出をつけてくれる方で、また役者と一緒にそのシーンや役や芝居について一緒に考えてくれる演出家さんです。試行錯誤して稽古場ではいろんなことが起きるので、すごく生き生きとした現場になるように、精一杯楽しんで一生懸命務めさせていただきたいと思います。


市川しんぺー

作・演出の青木豪さんは、人間の内面に迫るような作品を書かれるので、すごくワクワクしていますし、今回は時代劇ということで、人間の業とかそういうところまで探っていくんじゃないかなと思っています。演出も役者の性質に沿ってくれるような内面から作り上げるような演出をなさるので、すごくワクワク期待しています。
魅力的な共演者の方がいっぱいいるんですけれども、村木仁さんと池谷のぶえさんというのが以前『おにぎり』というユニットを今も開店休業中みたいな感じなんですけれども、やっていまして、その3人が揃うということもちょっと奇跡的だなと思って楽しみにしております。


中村梅雀

ここのところ私は初めてづくしで、今回のステージも役柄といい、時代といい、共演者の皆様、すべてが初めてです。もちろん、作・演出の青木さんとも初めてで、楽しみでしようがないです。68(歳)になって初めてづくしって本当に私は幸せだなと思います。体力もぐいぐいアップしているので、期待に応えて千秋楽まで突っ走ります。