2024年4月28日(日)・明治座にて『儚き光のラプソディ』が開幕する。
地球ゴージャスは1994年に岸谷五朗と寺脇康文により結成された演劇ユニットだ。「地球の人々の気持ちを豊かに、ゴージャスにする」ことを目指し、一糸乱れぬ群舞や圧倒的なコーラスワーク、激しいアクション、時にコミカルに、時にシリアスに、そして何より熱気にあふれた“地球ゴージャス流”エンターテインメントは、作品を発表するたびに大きな話題を集めてきた。
その地球ゴージャスのもう一つの魅力は、“劇団”というスタイルをとらず、岸谷と寺脇以外は毎公演、豪華ゲストをあらゆるジャンルを超えたアーティストを迎えて上演するプロデュース作品であるという事だ。ゴージャスらしさはそのままに公演の度に新しい表情を魅せ、これまでに累計動員数105万人を超える多くのファンに愛されてきた。
そして今年、地球ゴージャスは結成30周年を迎える。2018年の『ZEROTOPIA』から6年ぶりとなる待望の新作『儚き光のラプソディ』が上演される。
本作の主演は中川大志。また脇をかためるのは、岸谷の信頼が厚く、10周年公演『クラウディア』20周年公演『クザリアーナの翼』にも出演した風間俊介や、1歳の芸能界デビュー以降、数々の話題作に出演する鈴木福。俳優・歌手として活動し、数多くの舞台に出演する三浦涼介、2.5次元舞台を中心に活躍し注目を集める佐奈宏紀、ミュージカル界をけん引するトップ女優で、地球ゴージャスには2021年のプロデュース作品である『The PROM』以来の参加となる保坂知寿。今年は風間、保坂以外は地球ゴージャス初出演という、フレッシュな顔ぶれが揃った。
この期待の本作の開幕に先立ち、初日前会見が行われた。出演者コメントをお届け!
▼初日への意気込み
中川 いよいよ明日初日を迎えます。僕は1カ月半稽古をしたのですが、少しずつ岸谷さんが作り上げた脚本をみんなで形づくっていく作業が本当に充実していました。やはりお客さんに初めて届く瞬間というのは楽しみであり、怖くもありますが幸せな時間なんだと思います。「地球ゴージャス」に参加させてもらっている事をふとした時に実感するのですが、本日こうして会見に立たせていただいて「いよいよ始まるんだ」と改めて実感しています。精一杯大阪まで駆け抜けます。よろしくお願いいたします。
風間 今回30周年記念公演ですが、30周年で守りに入らず、ここまで攻めるのかという舞台になっています。新たな事挑戦しているので、舞台稽古ではワクワクのお祭り騒ぎでした。これからお客さまに観ていただいて、今まで来たことがない演劇、感覚になると思います。素晴らしい初日になると思いますので、私たちは楽しみに待っていますので、お客さま、是非劇場にいらしてください。よろしくお願いいたします。
鈴木 本当に本読みをした日から、ここまで本当にあっという間でした。毎日楽しくて、どんな作品になるのだろうとワクワクしていたらいつの間にか初日が来ていました。明治座ののぼりを見て「本当にここに立てるのだ、みんなと一緒に出来るのだ」とワクワクしています。自分としてはもっと成長したい部分はあったのですが、2か月間やってきたことがしっかりと身を結んだ感覚があります。岸谷さん、寺脇さんはじめとする、周りのみなさんに感謝しつつ、全力でこの作品を届けられたら嬉しいです。精一杯頑張ります。よろしくお願いいたします。
三浦 地球ゴージャス30周年、そして明治座という由緒ある舞台に立てる事を心より嬉しく思います。精一杯つとめてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
佐奈 地球ゴージャス30周年記念公演に、大尊敬するみなさまと一緒に舞台に立てる事を本当に奇跡のように感じております。この舞台を観に来てくださるお客さまにも「奇跡の出会いだ」と感じていただけるように精一杯この舞台の持つ力をお届けしたいと思います。よろしくお願いいたします。
保坂 あっという間のお稽古でした。普通の作品の母体作りより、地球ゴージャスは長めの期間行うのですが、それでもあっという間でした。それはみんなで作る仲間感と、オリジナルを作り上げるという情熱や想いが、時の流れのはやさを感じさせたのかなと思います。カンパニー全員が凄いエネルギーでこの舞台に立っているので、それが少しでもみなさまに届けばいいなと思います。
(岸谷)五郎さんが書かれた本にも沢山のメッセージがこめられているので、この沢山のメッセージを受け取っていただけるように、私たちも頑張れたらと思います。応援よろしくお願いします。
岸谷 演劇というのはまだまだ力が弱いものだと思いますが、(報道の)みなさんのおかげで演劇がメジャーになり、沢山のお客様が来ていただくきっかけになるのだと思います。本当にありがとうございます。ゲネプロこれから頑張ります。大変なことになっていて、私の頭の整理が出来ていないのですが…(笑)頑張ります。よろしくお願いします。
寺脇 「なんじゃこら」「なんの芝居やねん」という感じです。(笑)だからそのまま劇場に来ていただき「どういうことなの」と思いながら観ていただければと思います。チケットがまだの方も当日券もありますので「何だこりゃ、観に行かないとだめだな」と思っている方、是非よろしくお願いします。僕は62歳、五朗ちゃんも還暦です。本当につくづく思うのが、テーマの1つである「時間」は今の連続であることを実感しています。過去には戻れない、今という時間をみなさんと一緒に共有して、大きなエネルギーを発信できればと思っています。是非「なんじゃこりゃ」という芝居を見に来ていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
▼会見写真
本作は、4/28(日)~5/26(日)まで明治座で上演後、大阪・SkyシアターMBSで5/31(金)~6/9(日)まで上演される。沢山のメッセージが込められており、あっと驚かされる地球ゴージャス三十周年記念公演 『儚き光のラプソディ』。この注目の作品をぜびチェックしていただきたい。