上川隆也主演!読売新聞創刊150周年記念、よみうり大手町ホール開場10周年記念舞台『罠』上演決定!

2024.05.29

ラストシーンまで犯人が分からない…謎が謎を呼ぶ推理劇の決定版!

「あなたの妻だ」と言って現れたのは、知らない女性だった…!何が本当で何が嘘なのか?
本音と嘘、安心と恐怖、信頼と疑惑、
男女6人の光と影が交錯する衝撃のサスペンス劇!

読売新聞創刊150周年記念、よみうり大手町ホール開場10周年記念舞台として、今年秋、サスペンス劇の傑作『罠』が上演されることが決定した。
『罠』はフランスの劇作家ロベール・トマが1960年に発表し、パリで初演された作品。日本においても何度か上演されているが、今回、豪華キャストを揃え、充実の内容で決定版として企画・製作された。
登場人物はわずか6人だけ、新婚妻の行方不明事件を発端に、緊張感漂うやり取りが続く、台詞劇、心理劇としても見応え十分の作品だ。6人の男女の騙し合い、駆け引き、手に汗握るスリリングな展開、張り巡らされた巧みな伏線そして罠…、やがて失踪事件の深い闇は、驚愕の結末を迎える!「演劇界のヒッチコック」と呼ばれたロベール・トマ屈指の名作が今蘇る!

主演は物語の鍵を握るカンタン警部役の上川隆也、そして、行方不明になった妻・エリザベート役の藤原紀香をはじめ、妻の安否を気遣う夫・ダニエル役に渡辺大、マクシマン神父役に財木琢磨、さらに、絵描きのメルルーシュ役に藤本隆宏、看護師のベルトン役に凰稀かなめ、舞台経験が豊富で華も実力もある顔ぶれが一堂に揃った。オペラの演出などで近年幅広い活躍を魅せる深作健太が演出を手掛ける。
東京公演に続いて、大阪、北九州、高松、岡山、愛知、富山でも上演予定。

この発表に際し、演出家・出演者からのコメントが到着した。

コメント

上川隆也 コメント

したたか〈強か〉
中々手強い事。一筋縄では相手に出来ない事。
この作品を前にして言い表せる言葉はこの『強か』に尽きるのではないでしょうか。観劇なさった方々が口を揃えて『記憶を失ってもう一度観たい』と評する『罠』。
ミステリー作品の常道『フーダニット(犯人捜し)』や『ホワイダニット(動機の解明)』は見せ場であるが故に、明らかになった途端、作品の持つ魅力を大きく下げかねません。 にも関わらず、初演から60余年の歳月、繰り返される上演。
作品が持つ、底知れない魅力・『強かさ』が、今回、読売新聞創刊150周年記念・よみうり大手町ホール10周年記念公演にまで選ばれた大きな理由なのでしょう。
それ程の作品ですから『一筋縄で』いかないのは明らかです。演じる側にとっても、ご覧頂く方々にとっても。
素晴らしいスタッフ・キャストの御助力を頼りに、心して臨みたいと思います。

藤原紀香 コメント

読み始めると止まらないこの魅力的な脚本に心を奪われてしまいました。山あり、谷あり、ノンストップのサスペンス・ジェットコースターに乗っている気分でした。
舞台は、観る度に発見がある…そんな緻密で好奇心がそそられる作品になるのでは、とワクワクしており、自身としては初の少人数の翻訳劇への挑戦となります。
共演には様々なジャンルでご活躍されている素晴らしいアクター陣が揃ってらっしゃるので皆さんと芝居を紡ぎ、『罠』の世界に浸る日々を楽しみにしています。エリザベート役、精一杯つとめさせていただきます。

渡辺 大 コメント

初めて台本を読んだとき、衝撃が走りました。
思いもよらないどんでん返しのラストと、この作品と自分が対峙するのか、と。毎日そわそわしながら、ページをめくっては閉じて、の繰り返し。
稽古も本番もまだこれからですが、その時がくることをドキドキしながら待ち構えています。上川さんを初めとしたベテランの方々との共演も楽しみです。
皆さんに負けず、怯まずに思い切り体当りしていこうと思います。
この衝撃を早くお客様に見ていただきたい気持ちでいっぱいです。
一生懸命やりきりたいと思います、ぜひ劇場にきて衝撃の展開を見てください!

財木琢磨 コメント

舞台『罠』マクシマン神父役の財木琢磨です。
いろんな場所に罠が張り巡らされた嘘と嘘の会話劇、何が本当で何が嘘なのか、台本を読んで最後の最後まで分からない展開で、これから稽古に入るのがとても楽しみです!
素晴らしい大先輩のキャストの皆様と共演をさせていただき、とても光栄で身が引き締まる思いです。
自分らしくお芝居の世界にのめり込み、素敵な作品になるよう、全力を尽くして頑張ります!!
劇場でご観劇してくださったら嬉しいです。お待ちしています。

藤本隆宏 コメント

この素敵で贅沢なキャストの皆様と舞台『罠』に出演できる事、今から心躍っております。幾つもの伏線の中に仕掛けられた言葉のトラップ、目紛しく二転三転していくストーリー。決してお客様に問いかけるのではなく、役者の演技がぶつかりあい、繰り広げられる真剣勝負の中で答えを導きだしていくこの舞台。その中でどう演じていくか今から楽しみで仕方ありません。
謎の絵描きメルルーシュ、怪しくそして誠実に演じてまいります。

凰稀かなめ コメント

『罠』は有名な作品で、他公演にて拝見し、面白い作品だと思っていたので、この度、罠のオファーを頂いて、とても嬉しかったです。
私は、後半からの登場となる謎の看護師、最後の最後まで、緊張感あふれる作品、演技力が問われる台詞劇で、今から緊張していますが、何より本当に素晴らしいキャストの皆様とご一緒させて頂けるので、安心して飛び込んでいけます。そして会場の皆さんを罠にかけたいと思っております。

深作健太 コメント

僕にとっては、7年ぶり、三度目の『罠』です。演出家としてデビューさせていただいた作品であり、大切な原点。今回は上川隆也さん、藤原紀香さんはじめ、素晴らしいキャスト・スタッフが集まり、新解釈の演出でお届けいたします。何かと大変な時代ですが、ひとときのサスペンスを、生の劇場でお楽しみください。

あらすじ

──とある山荘での出来事。新婚3ケ月のカップルがバカンスのため訪れていたが、些細な夫婦喧嘩から妻のエリザベートが行方不明になってしまう。夫のダニエルは、カンタン警部に捜査を依頼するが、なかなか見つからない。そこへ、マクシマン神父に付き添われてエリザベートが戻って来るが、全くの別人だった!ダニエルは激しく抵抗し、妻ではないと主張するが、状況証拠はどれもこれも、現れた女性が妻に違いないというものばかり。証人として絵描きや看護師も登場し、騒動の渦は大きくなるが、ついに殺人事件にまで発展してしまう。誰が正しいのか、誰が嘘をついているのか、そしてエリザベートは一体どうなったのか、やがて、思わぬ事態から意外な真実があきらかになる!──

受付の詳細は、決まり次第ローチケ(webサイト)内で発表致します。