新たなライブエンターテイメントの発信基地!「シアターH オープニングイベント」レポート

2024.06.28

左から)佐々木喜英、樋口裕太、久保田秀敏、和合真一、松井勇歩、中山会長、KIMERU、永山たかし、鯨井康介、高崎翔太、神里優希、馬場良馬

2024年6月、東京・品川区「大井競馬場前」に新たなライブエンターテイメントの発信基地として、新劇場「シアターH」が誕生。オープンに先駆けて5月28日(火)、一般客500名を招待して『オープニングイベント』が華やかに開催された。新劇場の魅力と、総勢11名の俳優による、この日限りトークショー&スペシャルパフォーマンスの模様をレポートする。

“HAPPINESS”“HOPE”“HARMONY”“HOSPITALITY”の4つの“H”に思いを込めて、「共感・情感・体感」の感動を観客に届けるために開設されたという「シアターH」。マーベラス創業者として2.5次元を中心に数々の舞台制作に携わってきた、株式会社シアターH会長・中山晴喜氏の「いつか劇場を作りたい」という長年の思いが詰まった劇場施設を回ると、観客ファーストのきめ細やかなこだわりが見えた。1階最大589席、2階158席の客席は、ほど良い傾斜でどの席からも見やすい配置で、前後の座席間も通常よりも広く取られている。長時間座っていてもお尻が痛くならないシートは座り心地が良く、ストレスなく観劇に没入できそうだ。また、中山会長が「開演前や休憩中にできる長蛇の列を改善するために特にこだわった」という女性用のトイレの数は30個完備。イベント冒頭の会長挨拶でトイレ数についての話になった際は、観客からも歓迎の大拍手が起きた。東京モノレール「大井競馬場前」駅から徒歩5分というアクセスの良さも魅力だ。

イベント開演1時間前に開場した劇場に、招待された演劇ファンが続々と来場。劇場内に開演を待つワクワクした空気が満ちてくる。
午後1時いよいよ開演。MCのKIMERUが登場し大きな拍手で迎えられる。そして、オープニングイメージビデオの上映、シアターH会長の中山氏の挨拶のあと、中山会長と親交のある神里優希、馬場良馬、松井勇歩、和合真一によるオープニングトークショーがスタート。俳優4人の自己紹介に続き、KIMERUの司会進行で、4人と会長の交流のエピソード・トークを披露。

「ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』の神戸公演の打ち上げをきっかけにご一緒したのが始まりで仲良くさせてもらっている」(神里)「大学卒業したまもない頃に、初めて美味しいワインと食事をご馳走になった」(馬場)「六本木で芸能人気分を味わえるような機会をいただいた」(松井)「以前、会長のお宅にお邪魔させていただき、いろいろご馳走にもなって、会長との出会いに運命を感じた(笑)」など、プライベートな話題で観客を楽しませた。

続いて、ミュージカル『薄桜鬼』出演者のトークショー。土方歳三 役の久保田秀敏、藤堂平助 役の樋口裕太、風間千景 役の佐々木善英が登場。それぞれ演じている役柄について、「こころの炎が燃え上がるような役。『薄桜鬼』のキャラクター要素と史実の情報の両方を落とし込んで、土方の生き様を見せたいと思っている」(久保田)「喜怒哀楽が激しい人間味のある役で、やりがいがある」(樋口)「2015年の『薄桜鬼』黎明録で土方 役をやっているので、戦いのシーンで(土方が)くいついてくるところがわかる」(佐々木)と語り、観客も真剣に聞き入っていた。

4月に上演された『薄桜鬼 真改』土方歳三 篇の映像も流され、土方と風間の激しい殺陣について、「目の前でクボヒデがボロボロになっていって、風間としては殺意むき出しの感情になるが、佐々木善英としては、(殺陣の)手数減らさなくて大丈夫?となる(笑)」など、裏話も語られた。
パフォーマンスでは、『薄ミュ』の新オープニングテーマ曲『春夏秋冬』ほか3曲をメドレーで披露。観客もペンライトを振って笑顔に。

続いて、ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』出演者のトークショー&歌唱パフォーマンス。自身も出演するMCのKIMERUの呼び込みで、「鉄ミュ」メンバーの永山たかし、鯨井康介、高崎翔太、神里優希、馬場良馬がにぎやかに登場。

まずは、東海道新幹線 役の永山が代表して「鉄ミュ」について説明。その後、役柄について順番にコメントしていくが、他のメンバーが突っ込んだり歓声をあげたりして、話がなかなか進まない(笑)。自由すぎる5人に、MCのKIMERUが「時間が無い!」を連発。観客からも笑いが起きる。
「2.5次元作品の中でキャストの年齢層がだいぶ上(笑)」(鯨井)「40手前の人も新メンバーで来る(笑)」(高崎)「りんかい線の料金は高いけどしょうがないと思うようになった」(永山)などなど、「鉄ミュ」にまつわる爆笑トークで会場は大いに盛り上がった。

締めは、永山が「シアターHの輝く未来に向かって~」とリードして、俳優全員が「出発~」、観客の「進行~!」の声をきっかけに、「鉄ミュ」のテーマ曲『つながる青春(AOHARU)』を披露。ノリノリの楽曲を観客は思う存分楽しんだ。1時間半のイベントは大きな拍手に包まれて終了。

中山会長が「照明も音響もすごくいいものが作れた」と自負する「シアターH」。様々なジャンルの演劇、コンサートや大きなスクリーンを活かしたライブ上映会など、多彩なエンターテイメントを届けてくれそうだ。

取材・文/井ノ口裕子

新劇場「シアターH」施設概要

名称:シアターH (しあたーえいち)

所在地:東京都品川区勝島1丁目6番29号

最寄り駅:東京モノレール「大井競馬場前」駅より徒歩5分、京浜急行「立会川」駅より徒歩12分

定員:747名
1階:最大589席(581席+車椅子席6席または補助席)2階:158席

ホワイエ付帯設備
1階客席化粧室:女性用24(洋式)、男性用小便器4・洋式3、多目的トイレ1
2階客席化粧室:女性用6(洋式)、男性用小便器2・洋式2

開業:2024年6月

【公式サイト】https://theater-h.jp/