ふるさと納税制度の功罪に迫る!?
小出恵介主演ワンシチュエーションドタバタブラックコメディ作品
SNS等でも話題沸騰の≪ふるさと納税≫をテーマにした舞台【のうぜい合戦】の東京公演初日が本日遂に開幕!
本作は≪ふるさと納税制度≫の功罪を風刺する劇薬ブラックコメディ作品として今年10月30日~11月26日まで東京、大阪、愛知、神奈川の全4都市で上演されます。脚本・演出を手掛けるのは、舞台「文豪とアルケミスト」シリーズ、ミュージカル「ヘタリア」シリーズなど、数々の人気漫画やゲームを原作とした舞台の企画や脚本・演出等を手掛けつつ、近年では「社会派青春ストーリー映画」シリーズ等の監督も務め数々の【社会問題×エンタメ】をテーマにした作品作りに注力している、なるせゆうせい氏。
まるで吉本新喜劇を思わせるようなワンシチュエーションのワクワク感を漂わせている舞台面は、地方の公民館のロビーのような雰囲気に。
この物語は時計の町として時間を大切にしてきてという”築田市”のふるさと納税課に抜擢された猪狩智也(小出恵介)が、これからこの築田市で始まる「ふるさと納税」導入についてのシンポジウム当日のスピーチの練習中に、同じ課でほぼ色んなことが無知の後輩である新開光昭(田淵累生)や市長の本橋徹(服部ひろとし)に様々な質問や無理難題を訴えかけられ邪魔をされる。
なんとか追い出したとおもったら今度は智也の妻の猪狩典子(緒月遠麻)に返礼品にもなっている自分の実家の時計をアピールするようにと圧をかけられ右往左往、更に典子はアル中と認知症で施設に入所中である自分の父親の猪狩恒吉(うじきつよし)も特別なスピーチだからと会場に連れてきてしまい智也は暴れださないかと冷や冷やに・・・。
なんとか追い出すも、今度はかつての同僚で、今は築田市での議員候補者として活動中の宮地健介(細貝圭)が現れ、スピーチの直前だというのにふるさと納税の良し悪しについてを熱弁され、更にご当地キャラクターのチクタくんの着ぐるみを押し付けられる。
ようやく一人になったと思いきや、今度はかつて智也がふるさと納税を成功させた市で出会った岸カスミ(古畑奈和)がやってきて、泣きながら今日のシンポジウムを漁師である自分の兄がウニを持って邪魔しにきていることを知らせにくる。
智也はなんとかカスミに食い止めてもらおうと追い出そうとするも、急にかつての自分たちの“秘密の関係”についても話し出しそれでまた泣き崩れてしまう。そこに打ち合わせ時間になっても現れない智也にしびれを切らした新開や市長、そして地元新聞記者の望月類(村瀬文宣)もやって来る。事態を大きくしたくない智也に対し常にスクープに目を光らせている望月はウニの襲撃をしかけようとする人物に興味津々。
みんながその要注意人物を探しに行った反対方向から、その要注意人物であり、ふるさと納税に怒りを示す漁師の岸あきひこ(田村侑久)がやってくる。あきひこはどうやらふるさと納税が成功したと思いきや、その後に思わぬ落とし穴があったことを話す。
智也はなんとかスピーチを成功させるために、あきひこについてしまったとっさの一言で事態は思わぬ展開に・・・!? 果たして智也は無事にスピーチを成功させることができるのか!?個性豊かなキャラクター達に全方位から翻弄されているドタバタコメディをぜひ劇場でお楽しみください!
[あらすじ]
どこの地方も過疎化が止まらない昨今。
「身を切る改革」のフレーズで当選した本橋新市長の自治体も財政が破綻寸前の地方だった。
この衰退を止めるのは、「ふるさと納税」しかない!そう思った市長は、新設した「ふるさと納税」課の担当に、猪狩智也という人物を抜擢する。
猪狩は、かつて「ふるさと納税」で地方再生を成し遂げた再生のプロ。今日は、市内でふるさと納税を始めるべくお披露目会見の日。猪狩の大事な演説が始まろうとしてる寸前、かつて地方再生したはずの市民や、元同僚、施設に入った親父など、予期せぬ人々が集まってきて、事態は思わぬ方向へと転がっていく・・・・。
果たして、大鉈をふったこの政策で、自治体の活性化が図れるのだろうか!?