宮沢りえ×佐藤二朗 舞台初共演!そのいのち 初日開幕コメント到着&舞台写真初解禁!!

2024.11.15

ある出来事をきっかけに崩れていく穏やかな日常
<持つ者>と<持たざる者>の、愛と憎しみの「境界線」

2024年11月9日(土)に世田谷パブリックシアターにて『そのいのち』が開幕した。
東京を皮切りに兵庫・宮城と巡演する。

佐藤二朗がミュージシャンの中村佳穂の楽曲「そのいのち」(2018)にインスパイアされ執筆した今作。介護ヘルパーとして働く山田里見と、彼女の雇い主で障碍を持った相馬花とその夫・和清の穏やかな日々、そして、あることをきっかけにその穏やかな関係が徐々に狂い始めていく。「持つ者」と「持たざる者」の間にある埋めようのない「溝」を描く。

5度にわたる日本アカデミー賞主演女優賞や読売演劇大賞大賞・最優秀主演女優賞など、数多くの受賞歴を持つ宮沢りえを主演に迎え、相馬花役(Wキャスト)には佳山明と上甲にか。また、その他出演者に鈴木福の弟で、ドラマやバラエティなど益々活躍の場を広げる鈴木楽や今藤洋子、本間剛と佐藤二朗が信頼を置く実力派が揃った。

初日を迎え、演出の堤泰之と宮沢りえ、佐藤二朗、佳山明、上甲にかのコメントが到着した。

コメント

堤泰之(演出)

宮沢りえと佐藤二朗の演技は、言わずもがな濃密で複雑です。上甲にかと佳山明は、障碍のある女性をとことんリアルに演じます。
本間剛と今藤洋子は、作品に軽やかさを与えてくれます。負けじと子役達も必死で喰らいついています。そして生きたウサギはマイペースでエサを食べるのです。
役者、スタッフ、介護士の方々、子役たちの親御さん、いきものががり等々、とにかく総力戦です。近年稀にみる総力戦であります。

宮沢りえ

『いのち』とは何か、
『愛』とは何か、
稽古中向き合い続けました。
はっきりとした輪郭を帯びない、とてつもなく大きなものを出来るだけ掴みたい。
誠実に、心の密度を大切に、本番に挑みたいと思います。

佐藤二朗

筋ジストロフィーと共生する上甲にか。脳性麻痺の後遺症を抱える佳山明。この二人の女優と共に歩めたことは、座組全員の誇りです。
二人の女優が成し遂げんとすることの向こう側に、二人の女優が開けんとする未踏の扉の向こう側に、目映い光が射すことを、心から願う。

佳山明

たくさんお世話になり、そしてご迷惑をおかけしてしまったスタッフの方々、俳優の皆様とともに公演初日を迎えることが出来まして、大変ありがたく光栄に思います。
観てくださるお客様と一緒に物語の世界を旅しながら、ほんのわずかでも灯りとなりますよう精進してまいります。よろしくお願いいたします。

上甲にか

本日、初日を迎えられたことを奇跡のように感じています。舞台「そのいのち」に関わる全ての方々に御礼申し上げます。
この座組は、生きている人の力を本気で信じています。私は、相馬花として全力で生き抜きます。
舞台「そのいのち」、どうぞお願いいたします。

舞台写真