【連載】はじめての歌舞伎体験!歌舞伎ツウ 目指すあなたの 入門書【3】

2018.07.12

ようこそ歌舞伎座へ!

≪歌舞伎座で過ごす“歌舞伎ツウ!”な一日≫

今日は待ちに待った歌舞伎座観劇。歌舞伎座をめいっぱい楽しもう!

■開演40分前:最寄り駅「東銀座駅」に到着!

©松竹

駅から直結の木挽町広場は、出店が立ち並んで大賑わい!早めに到着したら、まずはここに立ち寄るのがオススメ。

<歌舞伎ツウ ポイント1>揚巻(あげまき)ソフトクリーム
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木挽町広場「かおみせ」で販売中の、ソフトクリーム×歌舞伎揚げのコラボレーションが見事なスイーツ。「揚巻」は、歌舞伎の人気演目「助六」に登場するヒロインの名前にちなんでいます。

木挽町広場からエスカレーターで地上へ上がると、そこはもう歌舞伎座の敷地内!

 

■開演30分前~開演まで:開場時間になったらいざ場内へ!

通常、開演の30分前が開場時間です。1階の正面玄関からご入場ください。
さっそく客席に入ると、賑やかなお囃子が!これは「着到(ちゃくとう)」と呼ばれるもの。開演30分前を劇場全体に知らせるための儀礼囃子です。30分前にしか聞けませんので、ぜひお早めのご来場を。

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<歌舞伎ツウ ポイント2>大間(おおま)の文様
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大間=正面玄関を入ってすぐのロビーのこと。
大間全体のデザインは第四期歌舞伎座開場当時の復元を目指したものになっており、絨毯には、平等院鳳凰堂の、方立という柱に描かれている菱形文様がデザインされています。
劇場に何度も通われる方は、大間に入ると「歌舞伎座に帰ってきた!」と感じられるそうですよ。

 

筋書に、イヤホンガイドに…。準備をしっかりして、開演を待ちましょう!
筋書(公演プログラム)や字幕ガイド(英語チャンネル有)、イヤホンガイドも準備をお忘れなく。どれもより深く歌舞伎を楽しむための必携アイテムです。
筋書は正面玄関左手の筋書売場、各ガイドの貸出は右手のカウンターにて。
オペラグラスは1階案内所にてお貸出ししています。(有料)
舞台を隅々まで観たい方は、ぜひご利用ください。

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<歌舞伎ツウ ポイント3>めでたい焼き
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前期の歌舞伎座から引き続き大人気のめでたい焼き。中にはあんこと紅白のお餅入り。開場時間に予約して、幕間にスムーズに受け取るのがツウの流儀。

 

■開演:柝の音が鳴ると、いよいよ開演です。どうぞごゆっくりご観劇ください。

■幕間(まくあい):歌舞伎座は休憩時間も楽しみがいっぱい!場内の散策も幕間中にどうぞ。

「幕間」は幕と幕の間の休憩時間のこと。1公演につき2~3回入るのが通例です。
長い休憩はお食事に、短い休憩はお買い物や休憩のお時間として、ご自由にお過ごしいただけます。

<歌舞伎ツウ ポイント4>美術鑑賞
2階ロビー ©松竹

場内を彩る、上村松園や速水御舟などの名品の数々も、見どころの1つ。歌舞伎座で美術鑑賞というのも、粋な過ごし方ですね。

1階売店 ©松竹

場内の売店は、通常最後の幕間までの営業です。ご利用は幕間中か、開演までのお時間に。

 

■終演:歌舞伎座をたっぷり満喫した1日。また来るのが楽しみ!

ご利用になったイヤホンガイド、字幕ガイドのご返却をお忘れなく。
昼の部の終演後は、木挽町広場や歌舞伎座ギャラリー見学、夜の部の終演後はライトアップされた雅な姿の歌舞伎座と記念撮影など、こころゆくまでお楽しみください!

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≫はじめての歌舞伎体験!歌舞伎ツウ 目指すあなたの 入門書【4】へつづく
≪はじめての歌舞伎体験!歌舞伎ツウ 目指すあなたの 入門書【2】
≪はじめての歌舞伎体験!歌舞伎ツウ 目指すあなたの 入門書【1】