「Journey into KABUKI ~Appreciation and Experience~/ 歌舞伎への誘い~鑑賞と体験~」│中村梅乃・片岡千次郎 取材会レポート

京都・南座で、11月2日(土)~11月10日(日)まで「Journey into KABUKI ~Appreciation and Experience~/
歌舞伎への誘い~鑑賞と体験~」が上演される。
本公演は「年齢・国籍・言語を問わず楽しんでいただける歌舞伎」をテーマに、舞台鑑賞に加え様々な体験を一度に楽しんでいただけるプログラムとなっている。公演に先駆け、京都市国際交流協会を通じて留学生の方にお越しいただいた上、歌舞伎俳優 中村梅乃・片岡千次郎が登壇し、取材会を実施した。留学生の皆様に本公演でも実際にお楽しみいただけるツケのワークショップや音が鳴る小道具を体験いただいた。また、俳優に対して歌舞伎に関する質問が飛び、賑やかかつ国際色豊かな取材会となった。
会見に参加した留学生の感想や、歌舞伎俳優のコメントが到着した。

オランダからの留学生「“ツケ”など歌舞伎にまつわる体験や俳優さんとのお話を通じて、事前に歌舞伎の知識があるとないとでは観劇の視点が変わると感じました。他の体験もしてみたいので、公演期間中、また南座を訪れたいです。」

シンガポールからの留学生「1人の役を演じるにしても多様な表現方法があることを教えていただきました。俳優の所作に注目するなど楽しみ方の幅を知ることができ、歌舞伎への興味がさらに沸きました。」

中村梅乃「時代とともに変化を遂げてきた歌舞伎。今回の演目『猩々』は台詞がなく、物語がわかりやすいです。素敵な音楽(義太夫節)で、華やかかつダイナミックな舞踊をご披露いたしますので、歌舞伎を初めてご覧になる方も、海外の方もお楽しみいただけると思います。ぜひお越しください!」

片岡千次郎「言葉の壁がある中で、どう楽しんでいただけるかを模索しています。日本独特の音楽、豪華絢爛な衣裳、緩急のある華やかな踊りなど、見どころがたくさんあるのも歌舞伎の魅力です。400年以上続くエンターテインメントをご堪能いただければ幸いです」