
8月4日(月)に東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)にて開幕する新作ミュージカル『ある男』。浦井健治・小池徹平による一幕ラストのデュエットナンバー「暗闇の中へ」レコーディング風景動画が初公開!
話題の新作ミュージカル『ある男』より、魂を揺さぶる楽曲「暗闇の中へ」のスペシャル映像が公開。ブロードウェイの音楽家が手がけたこのナンバーが、アメリカの一流ミュージシャンによる演奏と主演キャストのスタジオレコーディングによって、新たな表情を見せる。8月4日(月)の世界初演開幕に心が高鳴る、“音で物語を感じる”特別映像が完成。
ミュージカル『ある男』の劇中楽曲「暗闇の中へ」は、登場人物の心の葛藤と深い愛情を描いた、作品の中でも特に印象的なナンバー。今回、その楽曲が、ニューヨークやロサンゼルスのスタジオで現地のトップミュージシャンによって演奏され、新たにキャストが歌唱したスタジオレコーディング音源として生まれ変わった。
映像は、レコーディング風景を記録したメイキング映像と、音楽そのものにフォーカスしたシンプルかつエモーショナルな構成で、楽曲に込められた、二人の男の心理に交錯を深く響かせる。
音楽はブロードウェイで活躍するジェイソン・ハウランド。“音楽の細部”まで感じられる本映像は、劇場での上演を前に、作品世界への期待を一層高める特別な映像となっている。
現在ホリプロステージでは、ホリプロ創業65周年を記念した650円OFFクーポンを期間限定で配信中。この機会にぜひ、文学と音楽が交差し生まれる新作ミュージカルを劇場で。
■劇中曲より「♪暗闇の中へ」
歌唱:浦井健治、小池徹平
不慮の事故で死んだ男、谷口大祐が全くの別人だった。そんな奇妙な事件を調査することになった弁護士の城戸章良が出会う男“X”。Xがなぜ別人になる選択をしたのか、なぜ、過去を捨てたのか。
章良が真実を追い求める中で出会うXの人生は暴かれるべきなのか。
これ以上の踏み込みが果たして正しいのか。進む先にあるものは暗闇か。
章良とXが互いに心理を投げかける一幕ラストのデュエットナンバー。
MVバージョンもホリプロステージYouTubeにて公開中!
https://youtu.be/ZBu7A_wUnBE?si=zOzLcUuITmpRQ6mw
愛した人は、まったくの別人だった――。平野啓一郎の傑作小説が、ブロードウェイ作曲家による音楽と出会い、心を深く揺さぶるミュージカルに。浦井健治、小池徹平ら実力派キャストが、壮大で繊細な人間ドラマを描き出す。いま劇場で暴かれる、愛と記憶の真実。

愛した記憶、隠された真実。
2018年に読売文学賞を受賞し、世界中で翻訳された長編小説『ある男』。
その物語が、今、圧倒的な歌唱力と演技力を誇るキャスト陣と共に世界初演を迎える。
「この男は一体、何者なのかー」
死んだ男の正体を追う先に見えてくる真実とは。
肩書も国籍も剥ぎ取った先に残る“自分”とは何か。
社会的評価、戸籍、血筋、内面──何が人を「その人」とするのか。
“普通”の幸せを装いながら、もがき続ける一人の男の姿が、
観る者の心を深くえぐり、共鳴を呼ぶ。
これはただの謎解きではない。
人間の本質と、現代を生きる私たち自身を見つめ直す物語。
静けさと激しさがせめぎ合う。
新たな劇場体験の幕が開く。
東京公演は2025年8月4日(月)~8月17日(日)東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)にて上演、その後広島、愛知、福岡、大阪にて上演予定。
あらすじ
「私はいったい誰を愛したんでしょう…」
「仮に、彼を“X”と呼ぶことにします」
弁護士の城戸章良は、かつての依頼者である谷口里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失い、夫と別れた過去があった。長男を引き取り14年ぶりに故郷に戻ったあと、故郷で出会った谷口大祐と再婚し、二人の間に新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。そんな幸せな日々が続いていたある日、大祐は不慮の事故で命を落とす。
愛した夫を亡くし悲しみに打ちひしがれていた里枝だったが、夫の死後、長年疎遠だった大祐の兄から衝撃の事実を突き付けられる。
それは、愛していた夫「大祐」が全くの別人だということ。
名前も戸籍も全てが偽りだった。
なぜそんな嘘をついたのか。共に過ごした時間、過去、全てが嘘だったのか。
人はなぜ人を愛するのか。愛にとって過去とは何なのか。
「X」の人生を辿るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿、その姿と共に、自分の存在と意義を問い、この世界の真実に触れることになる。
