松竹創業百三十周年『流白浪燦星(ルパン三世)』ゲネプロレポート

左から)市川笑也、尾上右近、市川中車、片岡愛之助、市川笑三郎 ©モンキー・パンチ ©松竹

一昨年12月に東京・新橋演舞場で新作歌舞伎として上演し、国内外を問わず大変多くの観客に好評を得た松竹創業百三十周年『流白浪燦星(ルパン三世)』。物語のご当地である京都・南座での公演が、9月2日(火)に初日を迎えた。

南座公演開幕にあたり公開ゲネプロ前に囲み取材を実施!
片岡愛之助、尾上右近、市川笑三郎、市川笑也、市川中車よりコメントとオフィシャル写真が到着。

オフィシャルコメント

片岡愛之助 コメント
今回新しくなったところ、パワーアップしたところがありますし、南座ならではの演出もございますので、そこを楽しんでもらえればと思います。そして、映画「LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族」で私が声を演じたシリーズ最強の敵、ムオムが今回南座の舞台にも登場し、私が流白浪燦星(ルパン三世)と二役を勤めさせていただきます。一丸となって千穐楽まで全力で勤めたいと思います。

尾上右近 コメント
前回の『流白浪燦星』で尾上松也さんが演じられた石川五右衛門(石川五ェ門)を土台にしながら、自分なりの表現にしていきたいなと思います。五右衛門は時代がかったキャラクターなので、この『流白浪燦星』は新しい作品ではありますが、その中で改めて古風な雰囲気を意識しながら演じております。この五右衛門で、前回よりも一層盛り上げていけるように精一杯勤めさせていただきます。

市川笑三郎 コメント
今回は物語の舞台である京都での上演で、ご当地の皆様に喜んでもらえるのではないかと思います。新しい面白さも随所に散りばめられておりますので、ぜひ楽しんでご覧ください。次元はルパンに対していわゆる女房役のような立場ですが、私が普段勤めている女方での息遣いを次元大介というキャラクターに落とし込んで、さらにパワーアップできたらと思いながら勤めてまいります。

市川笑也 コメント
まだまだ外は暑いです。避暑もかねて劇場に入って、涼んでもらいながらルパンをお楽しみいただければと思います。峰不二子という人物は、最後までどっちの味方なのかわからないような、謎めいた存在であり、また理想的な日本人女性でもあると思っています。この一人の女性のために男性たちが動いてしまうような、そんなキャラクターのあり方を追求したいです。

市川中車 コメント
いつもルパンを追いかけているのに結局は捕まえられない、という銭形ならではの役柄に磨きをかけていきたいと思います。前回は冬の上演でしたが、今回はまだまだ残暑厳しい中での上演ということで、夏らしい演出も入っておりますので、お客様にはそこも楽しみにしていただきたいです。この暑い夏、劇場の中でも熱く演じていきたいと思っております。

オフィシャル写真

松竹創業百三十周年『流白浪燦星(ルパン三世)』は、9月26日(金)まで絶賛上演中。
時は安土桃山時代、大泥棒・流白浪燦星(ルパン三世・片岡愛之助)とその仲間の次元大介(市川笑三郎)は、“卑弥呼の金印”という国宝級のお宝を狙っている。金印の封印を解くために必要な二本の宝剣のうち一本は、大盗賊として名を轟かせる石川五右衛門(石川五ェ門・尾上右近)の手の中。五右衛門も同じく卑弥呼の金印を探しているようで、峰不二子(市川笑也)は何か事情を知る様子。流白浪の因縁のライバル・銭形刑部(銭形警部・市川中車)も流白浪と五右衛門らを追っていた。お宝を巡る争いの結末は……。
愛之助がゲスト声優として出演した映画「LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族」に登場するキャラクターを彷彿とさせる場面や、スケールアップした本水など、新橋演舞場での初演から更にパワーアップしてお届け。劇中では、南禅寺や八坂神社など、京都の地で“歌舞伎版”ルパン三世が大活躍!

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