©NITRO PLUS・EXNOA LLC/ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会
“江”を中心とした刀剣男士たちがカウントダウン公演を開催!
今年の大晦日、ミュージカル『刀剣乱舞』(以下、刀ミュ)初となるカウントダウン公演『江 おん すていじ かうんとだうんぱーてぃー』が開催される。『江 おん すていじ』は、刀工・郷義弘によって打たれた刀剣“江”の刀剣男士を中心とした8振りによるステージだ。本作への意気込みを語ったのは、松井江役の笹森裕貴。
「カウントダウン公演という特別なステージをやらせていただけるのは本当に嬉しい!実現してくださった方々と、応援してくださっている皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。“江”の刀剣男士は、刀ミュの中では良い意味で異色の存在として、新しい風をプラスできるような存在になりたいとキャストの間でいつも話していました」
『江 おん すていじ』が初めて上演されたのは2022年。劇中劇を含む3部構成の超大作だった。2023年と2025年には歌やダンス、回替わりコーナーなどのパフォーマンスをメインにしたZeppツアー、海外公演を実施。TV番組や音楽イベントへも出陣して話題を呼んでいる。
「2022年の公演では、“江”はなかなか目にすることができない刀剣であることに基づいて、その存在を己に問うような物語が展開されました。僕たちも役と同様に、自身が役者である意味や役を演じるという責任、作品と向き合っていく覚悟など、様々なことを真剣に考えて臨んだ公演でしたね。最初は受け入れていただけるか不安な面もありましたが、出演するキャスト8人で前を向いて“自分たちにしかできないことをやろう”と。ライブという刀ミュでの“この時代の戦い方”に誇りと自信を持って立つ我々の姿を認めていただき、お楽しみいただけているのであれば、最高に幸せです」
“江”の刀剣男士が“すていじ”を自分たちで作り上げる……というコンセプトの「江 おん すていじ」。キャストたちからも積極的に提案すべく、度々ミーティングを開いているという。
「桑名江役の福井巴也や篭手切江役の田村升吾が、率先してリモート会議をセッティングしてくれます。お互いにリスペクトを持ちつつ、遠慮なく意見を言い合えるのも僕らの良さなので、いろいろなアイディアが出ていますね。内容が固まるのはまだ先ですが、お客様と一緒に楽しめる“すていじ”をお届けしたいと思います!」
『歌合 乱舞狂乱 2019』から刀ミュに参加している笹森。「人生を変えてくれた作品と役」だとしみじみ。
「刀ミュと松井江に出会ってから、それまで想像もしていなかった景色をたくさん見せていただいています。東京ドームで開催された『目出度歌誉花舞 十周年祝賀祭』や、読売ジャイアンツさんとのコラボ企画でファーストピッチを務められたことも素晴らしい経験でしたし、公演が毎回のように満席であることだって決して当たり前ではない。皆さんから期待していただける、貴重な環境を噛み締めています」
この先、“江”の仲間たちと夢見ているものはさらに大きなライブ公演。やりたいことはまだまだあると明かした。
「これは持論ですが、人生はいつ終わりがくるか分からない。役者は明日が確定されていない仕事でもありますし。そう考えると、役として立たせていただけている内にやりたいことはたくさんあるなと思うんです。でもまずは一つひとつの公演をしっかりお届けすることが大事。大晦日、皆さんと一緒にまた新たな景色を見られることを楽しみにしています」
インタビュー&文/片桐ユウ
【プチ質問】Q:気分転換、リフレッシュしたいときにすることは?
A:.1日オフがあっても作品中だと、「明日の準備をしなきゃ」と追われる日々なんですけど、メリハリが大事だと思っています。だいたい一人なんですけど、時には家族と一緒に、ドライブして緑のあるところに行って都会から離れてリフレッシュします。虫は苦手なんですが自然に触れることがリフレッシュ法ですね。
※構成/月刊ローチケ編集部 11月15日号より転載

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【プロフィール】
笹森裕貴
■ササモリ ヒロキ
ミュージカル『刀剣乱舞』松井江役や「マッシュル THE STAGE」アベル・ウォーカー役など、2.5次元舞台を中心に数多くの作品に出演する。
