深作健太の演出で神聖朗読劇「カリギュラ」上演決定!
2026年8月12日(水)~8月16日(日)に、東京・東京建物ぴあシアターにて神聖朗読劇「カリギュラ」の上演が決定しました。
本公演は、ローマ皇帝カリギュラが妹であり愛人でもあったドルシラの死をきっかけに、「世界は不条理である」と悟り、絶対的自由を追求しようとする姿を描きます。過激にも思えるカリギュラの行き着く先を、演劇やオペラ、映像作品などで活躍する深作健太が演出いたします。出演は村井良大・堀井美香・緒方恵美・伊東健人ら、実力派の豪華声優・俳優陣が揃いました。不条理な世界で絶対を求めた人間の悲劇を通じ、自由と権力、存在の意味を問いかける本作。不条理な世界の中でなにを見出すのか、ぜひ劇場でご体験ください。
【STORY】
ローマ皇帝カリギュラは、妹であり愛人でもあったドルシラの死をきっかけに、「人は死ぬ」「幸福は不可能だ」という不条理を悟り、絶対的な自由と論理を追求して暴君となる。彼は「月が欲しい」と語り、不可能を求めることで世界の虚無を暴こうとした。
その思想のもと、権力を用いて貴族たちを侮辱し、財産を没収し、無差別に処刑するなど、理不尽な暴政を行う。
カリギュラが不条理に目覚め、冷酷な暴君へと変貌していく中でも、愛人のセゾニアはその狂気を理解し受け入れようとする。理不尽な命令や殺戮が繰り返される宮廷において、彼女は恐怖に屈するのではなく、カリギュラの孤独と苦悩に寄り添う数少ない存在であった。
彼の行為は単なる狂気ではなく、人間の偽善や価値観の脆さを徹底的に暴くための実験でもあったのだ。しかし側近のケレアらは、彼の暴虐が国家を破滅に導くと考え、次第に暗殺を決意する。カリギュラは、自らの孤独と論理の行き着く先を自覚しつつ、破滅を受け入れていくのだった。
「僕がまだひとつだけ手に入れていないものがある。 ─ 月だ」
これは「狂気の暴君の物語」ではなく、世界が意味を失ったあとでも意味を追求し続けてしまうひとりの人間の不条理な悲劇である。
