世界初演の新作ロックミュージカル稽古場初公開!
柚希礼音、ソニンらの魂の歌声や躍動感あふれるダンスナンバーも初披露!!
2019年9月に東京・TBS赤坂ACTシアター、10月に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて、A New Musical「FACTORY GIRLS~私が描く物語~」が上演されます。
開幕に先立ち、公開稽古&囲み取材が実施されました。出演者コメント・稽古場風景をお届けいたします。<各出演者コメント>
柚希礼音:
私が演じるサラは実在にいる方で、働く女性達のリーダーとして立ち上がる人物です。(稽古をしていると)宝塚のトップ時代に色々リーダーとして悩んだ事がすごく思い出されました。
20年間ミュージカルをやらせて頂いておりますが、宝塚以外で取材でこんなに女性が並ぶのは滅多にない(笑)なので、とても革命的なミュージカルだと思います。本番までには役名のない方もキラキラして、誰を観たら良いか分からないくらいの中で、私達も増々エネルギーをもってやりたいと思っています。
恋愛がメインではなく、でもお客様にかなり共感してもらえる事が多い作品になっているので、女性はもちろん、男性も「女性はこう思ってるんだな」と分かってもらえるのでぜひ見て頂きたいと思います。
(剣さんとの共演について)ずっと観ていたので、とても感激です!剣さんのお稽古を(稽古場の)自分の席から観られる喜びを感じています。ソニン:
新作という事で、我々がオリジナルの作品になっていくので、日々キャスト、スタッフ皆で話し合いながら一緒に作っていっているので、正直大変なところもありますが、幕が開けた時に今まで感じた事のない達成感がまっているかと思っています。柚希さんもお話していましたが、女性だけが並んで激しく踊る(今回公開した楽曲「機械のように」のような)女性だけのユニゾンで聞く迫力は初めてなので、お客さんが聞いたらゾワゾワするのではないかと想像しています。ただ、私は団体と絡まない、いつも孤独な役どころなので(ユニゾンで歌える)皆さんが羨ましいです。
私が演じるハリエットは皆から一歩引いて周りの様子をみて、上司と雇用者の間にたって中間をとる役どころなので、その人なりの悩みを繊細に伝えられたらと思っています。これに共感してくださる方もいるのではないかと思います。実咲凜音:
私が演じるアビゲイルはサラのお姉さん的存在で、やるべき事をやらねばと考えながら生きている人物です。
(柚希さんとの共演について)まさか柚希礼音さんとご一緒できるなんて…とすごく嬉しかったです。稽古が始まってからは(役柄的に)工場の先輩なので逆の立場という事で、今まで見上げる憧れの先輩だったのが舞台上では肩を組むような感じなので、自分自身楽しめるところまでいけたら良いなと思っています。清水くるみ:
女性が多いので、いつもの稽古場とは雰囲気が違う感じがします。私が演じるルーシーは、1番年下ですが年下ながらも皆を見つめ、支えている明るく優しい存在です。恋愛作品の需要が多いですが、こういう(恋愛がメインではない、女性だけで作る)作品が沢山の方に見て頂けると日本もちょっと変わるかなと思います。ストーリーテラーでもあるので、まとめられるよう頑張ります。石田ニコル:
女性差別が行われている時代に、自分で働いて賃金を貰ってオシャレをし、自分を着飾って男性を捕まえようとする役です。現代の女性の感覚にも近い役だと思います。一生懸命働いて夢を掴もうとする役です。ミュージカルは2回目ですが、皆のダンスシューズを「どんなのだろう!?」と見たりして(笑)新しい発見もあり新鮮な気持ちです。板垣恭一(日本版脚本・演出):
日本が世界で初めての披露するオリジナルの作品となります。
働く女性や権利がテーマになってはいますが、決して暗くて重いわけではなく、明るくて元気なシーンも多く、女性達が今どのように生きているのかを表現しているのでポップになっています。
(稽古場の雰囲気について)男性は本音をあまり語らないですが、女性は喋る前に顔に出てるので分かりやすい(笑)皆が和気あいあいとやってくれているので、幸せだなと思っています。隠し事のない稽古場にしようと話しているので、皆で好きな事を言い合っています。