柚希礼音・ソニンが再びタッグを組む!オリジナルミュージカル「FACTORY GIRLS ~私が描く物語~」│女性達の力強さを感じさせるメインビジュアル&集合ビジュアルが解禁!

2019年読売演劇大賞優秀作品賞受賞作、日米クリエイター共作のオリジナルミュージカル「FACTORY GIRLS ~私が描く物語~」。“自由”と“平等”を求めて戦った女性たちを描き話題となった日米クリエイター共作オリジナルミュージカルが、柚希礼音・ソニンのタッグで今年6月に東京国際フォーラム ホールC、ほか地方にて再演!このたび、本作のメイン&集合ビジュアルが解禁された。

19世紀半ば、アメリカ北部で女性の権利を求めて労働運動を率いた実在の女性サラ・バグリーと、ハリエット・ファーリー。全米ベストセラーとなった作家ルーシー・ラーコムの回想記「A New England Girlhood (=ニューイングランドでの少女時代)」を原作に、劣悪な工場の環境の中で働かされていた女性達が自身の尊厳と労働環境の向上を求め、世の中を動かしていく姿を描くヒューマン・ストーリー。

2019年、アメリカ・ブロードウェイで活躍する新進気鋭の作曲家コンビクレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニーによって作られたパワフルなロックサウンド満載の原案をもとに、日本で活躍する板垣恭一をはじめとする豪華クリエイティブチームが集結し初演された日本発のオリジナルミュージカル。この女性たちの闘いと連帯の物語が大きな話題となり、2019年読売演劇大賞作品賞を受賞している。そしてこの度、新たなキャストを迎えての再演となる。

本作の主人公、文章の力によって世界に女性の知性と力強さを発信しようと奮闘するサラ・バグリーに、柚希礼音。文芸誌『The Lowell Offering』の編集者で、サラと対立しながらも深い友情を結ぶ我慢強く聡明な女性ハリエット・ファーリーを、ソニンが演じる。この初演から変わらぬ二人の力強さと、さらにパワーアップした姿を披露。

サラとハリエットとともに工場で働く、心優しいアビゲイルに実咲凜音、ラーコム夫人の娘ルーシーに清水くるみが続投。さらに、華やかな生き方で人生を謳歌するマーシャに平野綾、政治家を目指して修行中のベンジャミン・カーティスに水田航生、労働争議の支援者になる青年シェイマスに寺西拓人、保守的な寮の管理人ラーコム夫人に春風ひとみらと、再演にあたり新たなキャストも迎え、時代に合わせてブラッシュアップした作品になる。

この度完成したメインビジュアルからは、女性達が働く劣悪な工場環境を想起させる雰囲気もありながら、自身の尊厳と労働環境の向上を求め立ち上がる彼女達の力強さを感じさせる。過酷な状況の中、声を上げ力強く生きるファクトリーガールズの物語に乞うご期待!

また、この再演決定に際してキャストからのコメントも到着した。

キャストコメント

柚希礼音
2019年の初演。この作品をみんなで作り上げている時、とても充実した稽古、本番を過ごしました。その年の読売演劇大賞優秀作品賞をいただき、みんなで大喜びしたことは、私にとって大きな糧になりました。自分にとっても待ちに待った再演で、時代に合わせてブラッシュアップし、この作品を再びお届けできるのが嬉しいです。初演から 3 年半経ちますが、その間に学んだことを使いながら、またゼロから“サラ・バグリー”を作り上げられるのが楽しみでなりません。この作品の持つ力は偉大だと思っています。より多くの方にお届けできるよう、初演キャスト、そして新たに加わってくださったキャストの皆様、演出の板垣さんとともに一丸となり頑張りますので。楽しみにして頂けると嬉しいです

ソニン
初演時に演出の板垣さんと沢山話し合い、模索しながら共に世界初上演を作り上げていく様は、編集長である役柄ともリンクし、思い入れ深い作品です。女性にスポットをあてた労働系ミュージカルが新鮮に感じて頂けたのか、「再演はないのか」との声を絶えず頂きました。この再演は必然であると信じています。作品自体をブラッシュアップし、私自身も役柄同様、女性工員に敬われるリーダー的存在であれるようより責任感をもち、カンパニー一丸となって更なる高みを目指して、お届けいたします。

実咲凜音
再びこの作品へ参加できる喜びでいっぱいです!さまざまなかっこいい女性が出てくる中でもアビゲイルの優しさ、しなやかな強さは初演の時から大好きでした。愛を持って演じていきたいと思っています。ぜひ、女性が力強く生きる姿に共感していただけたら嬉しいです!

清水くるみ
稽古場から悩みに悩んで、愛情を込めて役作りしたルーシー・ラーコムをまた演じられること、とても嬉しく思います。女性を中心とした作品は日本にとって新しい試みだなと思い、初演の時に、多くの人に観ていただきたいという気持ちで、自分のSNSで大いに語ったことを思い出します(笑)。
賞をいただいたことで、以前よりもたくさんの方に興味を持っていただけてるのかなと、身の引き締まる思いです。個人的には自分が出演した作品の再演に出演するのが初めてなので、また新しいキャストの方を迎えて、どんな作品になっていくのか、すごく楽しみです。是非、観にきてください!

平野 綾
初演の際、皆様の溢れるエネルギーと今の時代に相応しいメッセージ性にとても感動しました。女性の為の…とあまり強調しすぎても難しいので、“女性視点で描かれた、全女性を奮い立たせる作品”という認識で取り組んでいきます。「このメンバーで革命を起こしたら絶対負けない!」というメンバーが揃っていると思いますので、チャレンジだった初演の勢いを受け継ぎながら、新しいマーシャ像を作っていけたらと思っています。

水田航生
この度ベンジャミン役で出演します水田航生です!僕は再演からの参加なのですが、初演の時の想いをリスペクトをもって踏襲しつつ、再演ならではの役を創り上げていければなと思っています!個人的には寺こと寺西君とようやく舞台上で共演できるのも楽しみの一つです!ガールズの皆さんの熱量に呼応して、我々ボーイズも強い想いを持って演じていきたいと思います!どうぞよろしくお願いします!

寺西拓人
この度、「FACTORY GIRLS」にシェイマス役で出演させていただきます、寺西拓人です。この素敵なチームに、新しく参加させていただくことになり、大変光栄です。再演ということですので、初演へのリスペクトを持ちつつ、丁寧に演じたいと思います。強く美しい女性たちの闘いをぜひ劇場でご覧ください。女性は強い。僕も頑張ります。

原田優一
初演に引き続き、工場長アボットを演じます。工場の女性達に無理を押しつけます。押しつけまくります。現代において、それは社会の流れに反している存在の役です。もしかしたら、初演時よりも浮き彫りになっている問題かもしれません。だからこそ、やり甲斐を感じる役をいただけたと思います。なぜなら、このような役があるからこそ芝居において社会を反映するのです。今やるべき演劇なのだと思います。そんなことを思っていたら、重圧を感じて
眠れなくなりました。どうしましょ。

戸井勝海
大好きな作品の待ちに待った再演、参加できて本当に嬉しいです。女性だけではなく男性が見ても面白い、男性の心にもしっかりと刺さっていく作品です。18世紀が舞台とはなっていますが、今の時代でも人の生き様は変わりません。人のために生きた時の、人の持つ可能性の力、凄さを感じさせてくれる人間蘇生のドラマだと思っています。自分にも何かできるんじゃないか、そんな風に思わせてくれる作品です。感謝しつつ全力で務めます。

春風ひとみ
新入生の春風ひとみです。前作から、キャスト、スタッフのみなさんが愛情込めて作られた作品に、先ずは自然に溶け込めます様にと願うばかりです。
そして新しい風も暖かな物を吹かせられたら良いなぁと思っています。自由を求め闘った女性達の物語。昔から闘う女性が大好きなんです。胸ときめかせながらのお稽古になる事でしょう。楽しみでなりません。きゃっ!