演劇界の最強ユニット“ねずみの三銃士”生瀬勝久×池田成志×古田新太
6年ぶりに作:宮藤官九郎、演出:河原雅彦とタッグを組んだ最新作!
演劇界のチームリーダーである、生瀬勝久、池田成志、古田新太が“今、一番やりたい芝居を、自分たちの企画で上演したい!”思いで結成された“ねずみの三銃士”による企画公演。
第4弾となる今作も前3作同様に、ねずみの三銃士発案のネタをベースに、宮藤官九郎が新作を書き下ろし、河原雅彦の演出、お楽しみのゲスト俳優を迎え、6年ぶりに新生PARCO劇場のオープニング・シリーズとして還ってくる。
全キャストとビジュアル写真が解禁!
テレビドラマ『パーフェクトワールド』(19)、『ランチ合コン探偵~恋とグルメと謎解きと~』(20)、映画『ザ・ファブル』(19)など多くのテレビ・映画に引っ張りだこの山本美月。山本は2014年『怪談・にせ皿屋敷』以来、
2度目の舞台出演。バラエティ番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』で注目を集め、近年テレビドラマ『G線上のあなたと私』(19)や舞台『恋のヴェネチア狂騒曲』(19)など話題作に出演し、存在感ある演技を発揮する個性派・池谷のぶえ。そして、第一回から脚本を手掛ける宮藤官九郎も今回出演として初参加することが決定。また、解禁されたビジュアルは宇宙を連想させるような銀色の服に身を包み、覗いている万華鏡のごとく、それぞれ違った表情をしたインパクトある仕上がりになっている。
脚本:宮藤官九郎 コメント
ほぼ毎回そうですが、女の人に騙される男性の話です。これまで、作品の中で起きる「事件」を追いかけるルポライターや作家を必ず登場させてたのですが、今回も誰にやってもらおうかとなった時に、成志さんから「宮藤出られないの?」というお話をいただきました。このシリーズ旅公演も多いので、その楽しかった話をよく聞いていて、僕はいつも行けないので、羨ましいなと思っていて(笑)、出られるなら出ておきたいなと思って、今回は出演者としても参加させていただくことになりました。自分で書いたものを自分で演出せず、役者で出るというのは初めてなので、どんな風になるのか、今は想像がつかなくて、すごく楽しみです。このシリーズ、ちょっと「いや~な」芝居ですが、僕も舞台上で笑いを散りばめながら楽しんでもらえるものにしていきますので、是非劇場に足をお運びください。
演出:河原雅彦 コメント
前作から6年、4作品目が「獣道一直線!!!」という中学生的なタイトルに決定したということで、僕達らしいなと思ってます。シリーズ通して、人間の暗部をでたらめなエンターテインメントに落とし込んで芝居にしてますが、そういった表現ができるのも「ねずみの三銃士」ならではだと思うので、今回も期待してもらえたらと思います。池谷さんはずば抜けて芸達者でパンチのある女優さんですので、「ねずみの三銃士」のお三方の中に入った時にどんなことが起きるのか楽しみですし、山本美月さんは今回初めてご一緒しますが、華やかでかわいらしい方なので、そわそわします(笑)。加えて、宮藤さんのように気心の知れた作家さんが、役者としても出てくれるっていうのは本当に心強いし、稽古場でもアイデアを持ち寄りながら作っていけるので、面白いことになりそうな予感でいっぱいです。
生瀬勝久 コメント
宮藤君からプロットをいただいたんですが、予想を超える面白さになっています。ここから肉付けされていったらどんなことになるか、面白さは保証されてるので、体調を万全にして挑みたいと思います。ゲストの池谷のぶえさん、山本美月さん、それぞれ共演したことがありますが、お二人とも本当に魅力的な女優さんなので、一緒に舞台に立てることが楽しみです。このシリーズは、今まで三作やってきましたが、他に似たような作品がないですし、僕たちにしかできないことをやっている自負もあるので、今回も期待してください。
池田成志 コメント
色々と心配なことが多い昨今ですが、そんなムードを吹き飛ばすような楽しいことを劇場で起こせたらと思っています。今回も、「宮藤すごいな!」っていう内容で、ゲラゲラ笑いながら読んでいたら、家族に引かれてしまいました(笑)。宮藤君が出演してくれることにもなったので、稽古場でもブラッシュアップしてどんどん面白くなっていくだろうなと。例によってハードな話になっているので、ゲストの池谷のぶえさんと山本美月さんには、よくぞ引き受けてくださった、という気持ちです。鬱陶しいおじさん達かもしれませんけど、一緒に楽しんで作ってもらえたらと思いますし、僕たちが楽しんで作っている雰囲気も含めてお届けできたらと思います。
古田新太 コメント
今回の元ネタのアイデアはおいらが出しました。老人がそんなにきれいでもない女性に財産をつぎ込むまで騙されてしまう。「老人」を三銃士がやるってのを宮藤に書いてほしい、というのをリーダー(河原雅彦)に伝えました(笑)。そしたら成志さんが「宮藤にも出てもらおう」と言い出して、今に至ります。おいら達がどんな目にあっても良いので、女性がチャーミングにうつる作品にしたいなと思ってます。
山本美月 コメント
人生で2回目、しかも6年ぶりの舞台出演で、こんなに素敵な皆さんと並んで大丈夫かとても心配ですが、初めて舞台に立つ気持ちで初心に帰って勉強させていただけたらと思っています。内容はすごく「怖い」、でも興味を惹かれる話で、私の役と池谷さんの役がどんな風に絡んでいくのか、想像がつかないですが、皆さんの胸をお借りして挑戦したいと思います。応援していただけたら嬉しいです。
池谷のぶえ コメント
色々な演劇のユニットがありますが、恐怖のユニットと言いますか、どんな怖いものを見せてくれるんだろうっていう独特の期待感があるユニットだなっていう印象を持っていました。私自身も「演劇魔人」達の中でどうしたらいいんだろう、という恐怖心があります(笑)。内容も個人的に気になっていたモチーフだったので、どういう風に表現されるのか楽しみです。「一つのカンパニーにお一人いたらスゴイ!」という方が三人も集まっている贅沢なユニットに参加させていただけることを私自身役者としての転換期になることを期待して挑みたいと思います。