三谷幸喜と9名の仲間たちが2020年フィナーレに贈るステキな時間「23階の笑い」開幕!三谷幸喜コメント到着。

2020.12.07

23階の笑い


「23階の笑い」開幕!
“恩師”ニール・サイモンへの敬意と、コメディにたずさわる人々への愛を込め、
三谷幸喜と9名の仲間たちが2020年フィナーレに贈るステキな時間!

2020年最後を飾るシス・カンパニー公演「23階の笑い」が、12月5日(土)に世田谷パブリックシアター(東京・三軒茶屋)で開幕した。

本作の作者ニール・サイモンは、長きに亘り全世界で愛されてきた喜劇作家で、日本では、脚本家・三谷幸喜の原点を知る上で欠かせない存在として知られているコメディ界の巨星。その敬愛の念が強いがゆえに、2013年上演の『ロスト・イン・ヨンカーズ』まで、ニール・サイモン戯曲演出に踏み切れなかったという三谷幸喜。その2作目の演出作として、この『23階の笑い』に取り組んた。

23階の笑い

物語の時代背景は1950年代のテレビ業界の裏側。作品に自伝的要素を盛り込んできたニール・サイモンらしく、この作品にも、彼が実際に大物コメディアンシド・シーザーの下で放送作家・コメディ作家として下積みの時期を過ごしていた体験がリアルに描かれている。マンハッタンの高層ビルの23階に構えた事務所に行き交う放送作家たちが織り成す人間模様、人情の機微、そして何よりも渦巻く笑いの数々!

23階の笑い

誰もが困難の時間を過ごしてきた2020年…。その最後を、温かな笑いで見送れる作品。出演は、瀬戸康史、松岡茉優、吉原光夫、小手伸也、鈴木浩介、梶原善、青木さやか、山崎一、浅野和之の9名の巧者たち。三谷作品常連のベテランあり、初めての参加となる面々あり、全員が稽古期間中も常時マスクを身に着け、キャスト・スタッフ一丸となって本作を練り上げてきた。このメンバーが、ニューヨーク摩天楼の「23階」に集結し、三谷幸喜と共にステキな時間をお届けする。

三谷幸喜コメント

ニール・サイモンの名前は知っていても、作品は観たことがないという人。作品を観たことはあっても、笑ったことはないという人。ぜひ劇場に来て下さい。さんざん笑った後にちょっぴりしんみりして、最後は温かい気持ちで帰ることが出来る、まるで僕が書いたような作品になっています。後悔はさせません!

 

舞台写真撮影/宮川舞子