いよいよ4月9日(金)、東京・新宿FACE にて「ALTAR BOYZ 2021」が開幕、4月30日(金)まで20日間全35公演上演される。これを記念し、先日、ニッポン放送イマジンスタジオ(東京)にて、「LEGEND(レジェンド)」、「GOLD(ゴールド)」、「SPARK(スパーク)」の3チームキャスト登壇による三部制の公開スペシャルイベントを開催。ニコニコ生放送による同時生配信も行われ、各チーム1時間ずつトークを繰り広げた。
『ALTAR BOYZ(アルターボーイズ )』は、神と司祭に使える5人の使徒たちが“福音”の歌とダンスで愛を説き、観客たちの魂を救うというオフ・ブロードウェイ発のミュージカル。2009年に日本で初演され、今回で7回目の上演。「ALTAR BOYZ 2021」は、「LEGEND」「GOLD」「SPARK」の3チームで構成され、初演からほぼ変わらないメンバーが出演する「レジェンド」は4年ぶりの“復活”となる。
LEGEND登壇の第一部では、“年長組”の東山義久と植木豪が冒頭からボケたりツッコんだりの軽妙なトークを展開。「グループLINEでこんなこと言われた!」など茶化し合っていると、初参加の浅川文也が「グループLINEがあったんだ」と落ち込んでしまい、「ウソウソないから!」と慌てて訂正する場面も。その浅川は本公演に臨むにあたり「たくさんの刺激をいただけて毎日楽しい」とコメント。中河内雅貴は、良知真次、東山、植木の3人が、浅川がチームに打ち解けられるように話しかけたり時間を設けていることを明かし、「素敵だなあと思う瞬間がいっぱいある」とチームの結束力を垣間見せた。
また、ファンから事前に募集した質問に答える形で「今だから話せる舞台中のミス」「本公演が決まったときの正直な気持ち」「12年前と変わったところと変わらないところ」など、貴重なエピソードが続々登場。「思い出した! 昔、舞台中に俺だけ小道具のケータイがなくて、客席のお客さんに借りたよね?」(植木)、「小道具のにんにくがどんどん飛んでいっちゃって(笑)」(良知)などのトークに会場の観客は笑いをこらえるのに必死。
最後には1人ずつ意気込みを。東山は「こういうときだからこそLEGENDとして帰ってきました。3チーム一緒になって、みなさんの魂を救済できるように、がんばっていきます」と舞台への熱意を見せた。
第二部GOLDは、石川新太、法月康平、大山真志、松浦司の4人が過去2回本舞台で共演。今回初参加となる若松渓太は、役柄紹介で「最後にグループに合流する役なので、自分と近い部分があります。みんなと一緒の思い出がないというところも、いい方向に活かせたら」と語ると、4人は「いいこと言うじゃん!」「ほんとそうだね」と若松のコメントを絶賛。客席からも拍手が沸き起こった。ファンから事前に募集した質問で「自分たちのチームがほかのチームには負けないと言える強みは?」と聞かれると、「コーラスじゃないですかね」(石川)、「今回結構丁寧にやったよね。成長したGOLDになってるんじゃないかな」(大山)と自信がチラリ。法月は「GOLDはコーラスを忠実にやってきたチームで、前回それが届いたかなと。今年はもう1歩先に行く必要があると思ってます」と意気込みを語った。
また、今回松浦がLEGENDにも出演するということで「LEGENDの良さは?」という質問も。「LEGENDは一人一人の個性がいい意味で出てる」とコメント。LEGENDの良さを語っていると法月から「LEGENDに魂売った」という言葉が。これに松浦は「嫉妬がすごい!」と嘆くと、「だってGOLDの稽古中にLEGENDのミスとかするから!」(法月)、「GOLDの振り忘れてたの寂しかったよ!」(大山)など、メンバーたちから愛されているゆえのツッコミを受けてしまう。そのほか「それぞれから見た4人の印象や紹介をしてほしい」「仲良しエピソードを教えて欲しい」などの質問では、互いを真剣に褒め合ったかと思えば、松浦イジりで盛り上がったりと終始和気あいあい。「言いたいことを言い合っている」という仲の良さを最後まで見せつけていた。
第三部のSPARKはチームカラーの青をイメージしたお揃いの紺色マスクで登場。そして、今回初参加の小林亮太は、「人生初」という、役柄に合わせた金髪姿を初披露した。メンバー曰く、小林は「ALTAR BOYZ 2021」出演者の中で最年少ながら「一番しっかり者」とのこと。リーダーのマシュー役ということで「みんなを誰よりも愛するリーダーでありたい」とやる気を見せた。
そして、意気込みを聞かれた川原一馬は「かわいらしくポップなチームを作っていきたい」とコメント。続く米原幸佑も「チーム全体で、キュートで元気でかわいらしい感じにしていきたい」と、GOLD、LEGENDのトークでは出なかった“ポップ”という特徴をアピール。また、「絆を深めるためにしていることは?」という質問で川原は、「年齢関係なく言いたいことをストレートにいいやすい環境を作りたくて。恐らく3チームの中で一番ミーティングをしてると思う」と自負。本イベント前に行われたという通し稽古に際しては、「LEGENDの通し稽古を見た後、自分たちはどうやろうかって5人で話し合いをした」と明かし、「今まで褒められなかったのに、今日初めて褒められました!」と5人で喜びを分かち合っていた。そのほか、調子のいい発言を連発する和田泰右に年下の北乃颯希が鋭くツッコんだり、通し稽古で代謝がよくなった米原が汗をかき過ぎてイベント途中退出するなど、思わず笑ってしまいそうになる場面が盛りだくさん。キュートで元気なトークが全開の1時間となった。