青春映画の決定版が待望のミュージカル化!
炭鉱育ちの少年たちがロケットに夢を賭ける!
全米でベストセラーとなった元NASAの技術者ホーマー・H・ヒッカム・Jr.による感動の自伝小説「ロケットボーイズ」を原作にジェイク・ギレンホール、クリス・クーパーら出演で、アメリカの小さな炭鉱を舞台に、厳しい現実に直面しながらもロケットに夢を賭ける高校生の姿を描いた1999年公開の青春映画の決定版がミュージカル化。
アメリカでの2度のトライアウト公演を経て(2015年シカゴのマリオットシアター、2016年サンディエゴのオールドグローブシアターにて)、豪華キャストを迎え、日本での初演となる。
厳格な炭鉱夫の家庭に生まれながら、衛星との出会いにより夢を見出す快活な高校生のホーマー・ヒッカム役には、2021年にミュージカル『マリー・アントワネット』フェルセン伯爵役やミュージカル『ロミオ&ジュリエット』にロミオ役で出演し、その歌唱力で次世代ミュージカルスターの呼び声も高い甲斐翔真。ホーマーと一緒にロケット制作に励む「ロケットボーイズ」のメンバーの一人で、義父から暴力を受けているロイ役には、7ORDERのメンバーでありながら、舞台『何者』や、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stageなどに出演し、役者としても活躍の幅を広げている阿部顕嵐。ロケットボーイズのロケット作りに興味を持ち、彼らの夢のサポートをする科学の先生ミス・ライリー役には元宝塚歌劇団星組トップ娘役で退団後も『ラブ・ネバー・ダイ』や『ポーの一族』などの人気作に出演し続けている夢咲ねね。自分とは異なる人生を志すホーマーの理解に苦悩している、炭鉱で働くホーマーの父ジョン・ヒッカム役には、元劇団四季で数多くの作品に出演し退団後も舞台『大地』『ピサロ』や大河ドラマ『真田丸』など活躍の場を広げる実力派俳優、栗原英雄。家族を守るために時に激しさも見せるが、人間愛に溢れるホーマーの母エルシー・ヒッカム役に声優・女優として数多くの作品に出演しながら、『レ・ミゼラブル』のマダム・テナルディエ役でミュージカル初出演を果たし注目を浴びた朴璐美が務める。
その他キャストには、小さな町だが故郷を愛しているホーマーのガールフレンド、ドロシー役に中村麗乃(乃木坂46)、ホーマーの幼馴染で、明るい性格とユーモアのセンスを持つロケットボーイズのメンバー、オデル役に井澤巧麻、学校ではいじめられているが、優れた科学的知識を持ち、ロケットボーイズに加わることになる、クエンティン役には、福崎那由他ほか、豪華なメンバーが集結した。
コメント
《甲斐翔真》
この度、ミュージカル「October Sky」にて、主演を務めさせて頂くこととなりました。あのシアターコクーンで主演をできることが夢のようです。日本初演となる作品に出演するのは初めてですので、演出の板垣恭一さん、そして栗原英雄さんをはじめとする素晴らしいキャストの皆様と1から作り上げていくことがとても楽しみです。一方で、自分の力で役や作品を作り出さなくてはならないという責任とプレッシャーを強く感じております。今までの経験を全て注ぎ込み、作り上げていきます。逆境に立たされながらも夢を持ち続ける主人公を通じて、皆さまの心に残る作品になったらいいなと思っています。
《阿部顕嵐》
僕が好きな“夢”がテーマの1つであるこの作品に関わらせて頂き嬉しいです。1人でみる夢はただの夢ですが、みんなで一緒にみる夢は現実になるそんな自分の人生と重ねながらこの作品に取り組みたいです。もしこの作品を観ていただけたならすこしでも上を、空を、見上げながら帰ってもらえる作品にできるようキャストの皆さん、スタッフの皆さんと共に作っていきたいと思います。
《夢咲ねね》
ロケット作りを夢みる少年たちの実話を元にしたミュージカルです。彼らの夢や希望の前に立ちはだかる大きな壁や困難に立ち向かう彼らの姿はとても感動的です。私はその中で彼らを応援し、背中を押す存在の科学の教師ミス·ライリーを演じます。本作でも、彼らを温かい光のように導けるよう努めて参りたいと思います。
《栗原英雄》
出演依頼を頂き、すぐにYouTubeでミュージカル版、DVDで映画版をチェックして、作品の素晴らしさに感激しました。登場する人物すべてが様々な問題を抱えながら、もがきながらも必死に生きている。特に、主人公ホーマーと父ジョンのシーンは、役者を目指した若き日の自分と、当時の父との関係や会話を思い出して、胸が絞め付けられました。しっかり稽古を重ね、作品の素晴らしさを皆様にお届けしたいと思っております。
《朴璐美》
とても懐深く愛情深い、女性ならではの力強さを持つ役を頂いたと、色んな意味で心拍数が上がっています。夫を息子たちを叱咤激励しながらも支えつつ、自分の心と葛藤しながらも、大切な存在を守り、包み込む…「母親」というものをしっかり演じ、この舞台を支える一つの柱になりたいと思います。炭鉱町から見上げる空に想いを馳せつつ、夢や希望を現実に変える力をこの作品から感じで頂けるよう、舞台に足をつけていきたいです。
《中村麗乃(乃木坂46)》
ドロシー役を務めさせていただきます、乃木坂46の中村麗乃です。テーマにもある夢、私にもこれから叶えたい夢が沢山あります!そして、この本番を迎える頃20歳になるので、個人的には記念すべきハタチ最初の作品になります!そんなタイミングでこの作品に携われる事、そして今までお客さんとして見に行っていたシアターコクーンで次は板の上に立てる事、本当に嬉しく思います。見て頂いた方に一緒にわくわくしてもらえるような、夢いっぱいの作品にできるように皆さんと頑張ります。よろしくお願い致します。
《井澤巧麻》
ストレートのミュージカルとしては初出演となる今作。豪華なキャストの皆様との共演に奮い立つ思いです。
今から約60年前の青年達が見上げた空、その瞳にはどのような眩しい景色が映っていたのでしょう。そんな想
像を膨らませながら、ロケットボーイズの1人として精一杯演じさせて頂きます。夢と愛が詰まったミュージカ
ル「October Sky」、是非ご期待下さい!
《福崎那由他》
クエンティン役で出演させて頂きます。福崎那由他です。出演のお話を頂き、早速映画を見て、ひとりひとりが前に現れる壁を壊しながら目標に向かっていくパワーのようなものを感じました。僕もこの素敵な作品の中で生きられるようにたくさんの準備をして、観て頂いた皆様に希望を与えられるような作品になるように一生懸命頑張ります。
あらすじ
1957年、人類初の人工衛星スプートニクが宇宙へ飛び立ち、ウェスト・ヴァージニア州の炭鉱町コールウッドでその姿を見た高校生ホーマー(甲斐翔真)は自身もロケットを打ち上げたいと言う夢を抱き、悪友のロイ(阿部顕嵐)とオデル(井澤巧麻)、そして科学の知識を持つ、いじめられっ子のクエンティン(福崎那由他)を仲間に引き入れて「ロケット・ボーイズ」を結成する。
しかし、ロケットは失敗続き、炭鉱の責任者である父のジョン(栗原英雄)はホーマーの行動が理解できず、父子は激しく対立、そんな二人に母のエルシー(朴璐美)は寄り添い続ける。
最初は馬鹿にされていたボーイズだが、高校の物理教師のミス・ライリー(夢咲ねね)や炭鉱の人たちの助けを借り、全米科学コンテストへ向けて、少しずつ前進する。
ホーマーのガールフレンドのドロシー(中村麗乃)はそんな彼らを複雑な心境で見つめていた。
ある日ジョンが炭鉱で重傷を負い、ホーマーは家計を助ける為に高校を辞め、夢も捨てる決断を迫られることになる。