くらもちふさこの名作コミックを原作とした朗読劇「いつもポケットにショパン」~2nd Lesson~が、ピアノ生演奏と日替わり人気俳優・声優陣にて再演決定!

2021.12.09

くらもちふさこの名作コミックを初めて舞台化し、2019年に初演して大好評を博した朗読劇「いつもポケットにショパン」が、シリーズ第2弾としてキャスティングおよび劇場も新たに、2022年1月13日(木)〜23日(日)、東京・紀伊國屋ホールにて、再びステージに帰ってくる!
1980年代を中心に、後の作家に大きな影響を与えた漫画家・くらもちふさこ氏。彼女の登場以降、身近な普通の女の子の心情を丁寧に描く作品が増えたと言われている。そのくらもち氏が1980年から1981年にかけて発表し、『別冊マーガレット』(集英社)にて連載された作品が「いつもポケットにショパン」。
ピアニストを目指す主人公・須江麻子(すえ・あさこ)と彼女の幼馴染・緒方季晋(おがた・としくに)のすれ違いと交流を描いた本作は、ふたりの両親の問題や交友関係などが複雑に絡み合いながら、甘酸っぱい青春模様を描き、成長していく様子を丁寧に描いた名作。当初は劣等感を感じていた麻子が、ピアノの才能を開花させていく、女性の成長譚でもある。また、クラッシック音楽を題材にした作品でもあり、音楽をテーマにした漫画作品の走りとも言われている。連載から40年近くたった今でも強く人々の心に残り、2018年にはNHK連続テレビ小説「半分、青い。」に劇中マンガとして登場し、大きな反響を呼んだ。
そのような少女マンガの金字塔的作品とも言える「いつもポケットにショパン」を、アニメ「けいおん!!」、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」など数々の名作・ヒット作を手がけた吉田玲子による脚本と、映画「はらはらなのか。」、ドラマ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」(MBS)、「雨の日」(NHK)、「美しい彼」(MBS)等、ファンタジックで繊細な世界観を表現し、なにわ男子のデビューシングル「初心LOVE(うぶらぶ)」をはじめ数々の有名アーティストのMVも監督するなど、多くの分野で活躍が目覚ましい映画監督:酒井麻衣の演出で、男女二人の朗読劇として現代によみがえる。
出演者には、《尾崎由香×高野洸》、《楠田亜衣奈×橋本祥平》、《愛原実花×永塚拓馬》、《天野はな×天﨑滉平》、《大坪由佳×染谷俊之》、《松田るか×小笠原仁》、《渡辺みり愛×海渡翼》、《畑芽育×小林裕介》といった、各方面に活躍の幅を広げている個性豊かな人気俳優・声優陣8組が日替わりで登場。さらに、ピアノの生演奏によるショパンをはじめとしたクラシック音楽が加わり、淡い青春の物語を彩る。

 

原作者:くらもちふさこ コメント

『朗読劇はとてもシンプルな世界だと思います。その分、イメージすることも楽しくなり、それを、バラエティに富んだカップリング、さらに演出、脚本、そしてピアノの生演奏が際限なく膨らませてくれます。再びこの舞台に会えて嬉しいです。』

 

あらすじ

幼なじみの麻子と季晋は共にピアニストの母親を持ち、遊びもピアノのレッスンも、何をするのもいっしょの大の仲良し。しかし、季晋は進学と同時にドイツへ音楽留学。ある日、麻子は季晋が留学先で列車事故に遭ったという報せを耳にし、そのまま季晋とは音信不通となってしまう。数年後、音楽高校に進学した麻子は、先輩から季晋が別の音楽高校に通っているという話を聞く。季晋は事故を生き延び、そして日本に戻ってきていたのだ!麻子は遂に季晋と再会を果たす。喜びに湧く麻子だったが、なぜか季晋はまるで別人のように麻子を憎むのだった…。