昨年オープン屋号として新しいスタートを切ったガレキの太鼓。サテライト公演などコロナ渦で様々な挑戦をしてきた彼らの劇場での活動第3弾は、恋愛ホラースペクタクルと銘を打ち、「東京」と「田舎」を舞台にした恋愛と結婚の物語、『「没入すると怖いよね、恋愛」の略で没愛』。10月5日(水)~9日(日) 東京・下北沢 OFF・OFFシアターにて上演される。
作・演出には『サレタガワのブルー』、『来世ではちゃんとします』など、演劇のみならず数多くのドラマや映画の脚本も手掛ける舘そらみ。出演者には舞台を中心に活躍する実力派たちが名をそろえた。また、KAKUTA所属の実力派女優・異儀田夏葉、繊細な演技が高評のはえぎわ所属・富川一人、「こちらスーパーうさぎ帝国」の劇団員で舞台、CM、Webドラマと多方面で活動する稲葉佳那子、「アマヤドリ」の劇団員で他団体の舞台にも多く出演する小角まや、一人芝居が記憶に新しいホリユウキ、そして演劇企画集団Jr.5ジュニアファイブでは代表も務める奥田 努も参加する。そして前回好評を博したサテライト上演も決定!日本全国、そしてカンボジアなど海外にもサテライト会場を設け、限りなく「生」に近い演劇体験を世界中にお届けする。
本作の上演決定に際して、作・演出の 舘そらみからのコメントが到着した。
舘そらみ コメント
今回作るは、恋愛ホラースペクタクル。
歳を重ね、「あー、なんとなく自分流の生き方分かってきたな」と思ったその時にこそ!
人生の大転換は無情にも訪れる。
「生きるってこんなはずじゃ!あれ?処世術が使えない!」と阿鼻叫喚の七転八倒するのです。
きっと人間は、いつまで経っても処世術なんて獲得できない。
処世術獲得→価値観崩壊→処世術獲得→価値観崩壊=人生
そんな、人生の価値観崩壊真っ最中の、主人公のお話です。
恋愛のイロハも獲得し、人生軌道に乗り出したと思ったら!急に訪れた大恋愛!それが彼女の価値観をコテンパンにして……その様は、まるでホラー。
人の七転八倒・阿鼻叫喚は、見てる分には非常に滑稽で面白い。そんな作品になると思います。
【ガレキの太鼓とは】
2009年に舘そらみを中心に若々しく旗揚げ。その後⻘年団リンクとして活動し、のちに独立。どうにも演劇がやれなかった日々を経て、2020年から、誰もが名乗れる「オープン屋号」として楽しく再開。劇団や既存のしがらみから解放された状態で、演劇をやりたい人がやりたい時にやる。自由に、新鮮に、愛を持って。そんな人たちです。全国津々浦々で「流しの演劇」や、カンボジアでの劇場作りをやる予定。本気。