ミュージカル『エビータ』プレスコール&キャストコメント

7月4日(水)に初日を迎えたミュージカル『エビータ』。開幕に先駆けて行われたプレスコールの模様をお届けします。

アンドリュー・ロイド=ウェバー作曲、ティム・ライス作詞、ハロルド・プリンス演出という、 ミュージカル界の巨匠トリオによって誕生したミュージカル『エビータ』は、1980年のトニー賞で最優秀作品賞を含む7部門を受賞。 1996年にはマドンナ主演で映画化され、世界中で大ヒットを記録しました。
初演時のオリジナル演出版での初来日となり、ミュージカル界のトップスター、ラミン・カリムルーが狂言回しの男”チェ”を日本公演限定で演じるのも話題となっています。

 

ダニエル・カトナー(アソシエイト・ディレクター)より
「日本に戻ってこられて光栄です。日本は第二の故郷だと思っています。特に、一世を風靡した名作『エビータ』という作品を持ってまた帰ってこれたことに大変感謝しています。
エビータは『オペラ座の怪人』と同じく、70年代の後半からロンドン・アメリカにて上演され、長い年月を通していまだに名作と謳われている作品です。特に今回シアターオーブで公演出来ることに喜びを感じています。」

 

■上演シーン

『A New Argentina』
1946年、ペロンは大将に昇進した後、大統領選に出馬し、エヴァといかに選挙を勝ち抜くか話し合う。エヴァはペロンに自信を持たせ、支援者の集会を組織し、邪魔者を処理する陰謀を練る。

 

『High Flying,Adored』
チェはペロンの大統領就任式でのエヴァのダンスがどのくらいの値をつけるか見定める。

 

『Don’t cry for me Argentina』
エヴァは官邸のバルコニーから熱心な支援者たちに向かい、以前は名声や栄光を求めていたけれども、今はこの国の人々のためになりたいと語る。

 

■キャストコメント

≪エヴァ役≫エマ・キングストン

「私は日本が初めてで、多くの友人から素晴らしい劇場・素晴らしい観客がいるシアターオーブで公演することはとても素晴らしいことだと聞いていますので、とてもエキサイトしております。そしてこの作品をキャストの一員として関わることができて大変光栄に思っています。
何より母・祖父がアルゼンチン出身ですので、私の家族はこういう時代を過ごしてきました。そんな中この役を演じさせて頂けるということ、しかもそれを世界的に有名なハロルド・プリンスの演出、その愛弟子であるダニエル・カトナーの演出を受けることができてとても嬉しく思っています。」

 

≪チェ役≫ラミン・カリムルー
「私にとって日本は第二の故郷であり、今回はこの素晴らしいキャスト・作品と共に日本に戻ってくることができ、しかもいつも仕事をご一緒したいと思っていたダニエル・カトナーの演出のもと、この作品に参加することができて大変嬉しく思っています。
今回はプロダクションの一員として日本での公演を重ねることができるのでエキサイトしていますし、何よりこの作品は素晴らしい作品であり、このツアーの最終地である日本で参加することができるというのは大変光栄なことだと思っています。こういうプロダクションが日本にやってくるということ、それから今後日本からもブロードウェイそしてウエストエンドとのコラボレーションが続くということを願っています。」

 

≪ペロン大佐役≫ロバート・フィンレイソン
「日本を訪ねたことのある知人は一人残らず本当に素晴らしい国だ、素晴らしい経験ができるということを言っていました。日本に来てまだ二日目ですが、すでに日本の素晴らしさを体感しています。これから4週間、公演を重ねていけることが楽しみです。
幼いころ、イギリスの実家でたくさんレコードを買ってもらった思い出があります。そのレコードコレクションの中で、特によく聴いた曲がアンドリュー・ロイド=ウェバーのコレクションでした。その中でももちろんエビータがあり、「Don’t cry for me Argentina」や「Another Suitcase in Another Hall」が特に思い出されます。エビータはロックミュージカルというカテゴリーで、40年たった今でもイキイキとしている名作だと思っています。もちろん40年経っているので技術的にも進歩しています。サウンド・内容もグレードアップしていますので、ストーリーが一切分からないということであっても音楽面でも楽しい体験をして頂けると思っています。」

 

≪ミストレス役≫イザベラ・ジェーン

「今回エビータで大好きなスタッフ・キャストとご一緒できてとても光栄に思っています。まず日本に来て最初に抱いた印象というのは、本当に日本の人々が素晴らしいということです。私は内面が外に出ると思っているので、みなさん素晴らしい姿勢で、言葉も違う私に対してもオープンで、とにかく快く手を差し伸べてくださるので、日本が大好きになりました。エビータファンの方たちにはぜひ劇場に足をお運び頂きたいと思っています。皆様と同じように我々はこの作品を愛してやみませんし、我々自身この作品を楽しんでおります。ぜひ皆様お越しください。」

 

≪マガルディ役≫アントン・レイティン
「日本に来られて嬉しく思います。これから4週間公演を重ねていくわけですけど、とても楽しみにしています。昨日、舞台稽古も順調に進み、今晩いよいよお客様が場内に入るということ、とてもエキサイトしています。
このエビータは再演に当たるわけですけど、エビータ40周年を記念するツアーで、40年前に三人の大天才がエビータという名作を作ったと考えると、40年前から将来を見越してこのような時間と共に、色あせない、永遠に続くような作品が出来たんだと思います。
そういった過去の小さなマジックが、歴史的な作品を皆様の前でまたお見せできるということをとても光栄に思いますので、ファンの皆様にはぜひお越しいただきたいですし、色あせないテーマを2018年の今だからこそ新しい年代のお客様に楽しんで頂ければと思っております。」

 

ミュージカル『エビータ』は東京・東急シアターオーブで7月29日(日)まで上演中!