短編連作小説の金字塔『キノの旅 the Beautiful World』(KADOKAWA 電撃文庫刊)舞台化第二弾が、6月に上演決定!原作者&キャスト&スタッフよりコメント到着!

2023.02.22

©時雨沢恵一 2023 ©舞台「キノの旅」製作委員会 2023

シリーズ累計820万部発行、時雨沢恵一による不朽の名作『キノの旅 the Beautiful World』(KADOKAWA 電撃文庫刊)が昨年に続き舞台化、第二弾の上演が決定。6月15日(木)〜25日(日)東京・あうるすぽっとで上演される。

舞台版 第一弾に続き今回も原作同様、様々な都市国家が散在する架空の世界を旅する主人公・キノと、その相棒でモトラド(二輪車)のエルメスが、歴史や文化、価値観、社会体制などが違う国を訪れる【記録】を中心に、“美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい” 世界の物語が描かれる。

キャストには、初演に引き続き主人公・キノ役に櫻井圭登。キノの相棒でモトラド(二輪車)のエルメス役は辻凌志朗が決定。この第二弾の上演に際し、メインビジュアルと共に、原作者・時雨沢恵一、原作イラストの黒星紅白、演出の山本タカ、キノ役の櫻井圭登、エルメス役の辻凌志朗よりコメントが到着した。

スタッフ&キャスト コメント

●原作:時雨沢恵一
皆様こんにちは。原作者の時雨沢恵一です。『キノの旅』の舞台が、帰ってきます!第二弾です!前回同様、私も観客席から観させていただきます! 俳優さんが目の前で演じる『キノの旅』は、とても不思議な感動を与えてくれました。自分が別の世界に入り込んで観てるような、かつて味わったことのない感覚です。
第二弾、大期待です!

●原作イラスト:黒星紅白

舞台化第二弾決定おめでとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです!
前回の舞台もたっぷりと楽しませて頂きました! 今回も是非生で観劇いたしたいと思います。
舞台全体が『旅』をしているあの体感を もう一度味わえるのが今から楽しみです。

(以下、書下ろしイラスト付コメントVer)

●演出家:山本タカ 
舞台「キノの旅 -the Beautiful World-」、第2弾を創れることを心から嬉しく思います!今回も頼もしいキャスト・スタッフが集まってくれました。素晴らしい原作小説を心からリスペクトしつつ、舞台ならではの驚きと感動が詰まった作品をお届けしたいと思います。
さぁ、一緒に、旅に出ましょう!

●キノ役:櫻井圭登

舞台「キノの旅Ⅱ -the Beautiful World-」初演に引き続き、キノ役を演じさせて頂きます櫻井圭登です。約1年ぶりに帰って来れました。これも応援して下さった皆様のお陰です。頼りになるカンパニーの皆様に加え、心強い新たなキャストさん達が参戦してくれました。これは楽しみでしかないです。舞台「キノの旅」には無限の可能性を感じています。観る方によって、様々な感情を抱くと思います。僕自身もキノを演じていて毎公演、世界が違いました。この感覚をぜひ味わいにきて下さい。 
僕達と共に、美しい世界へ旅に行きましょう。  

●エルメス役:辻凌志朗

この度は旅の続きが出来る事、非常に嬉しく思っております。誠にありがとうございます。このような人間味溢れる作品で、モトラドを演じさせて頂き、その中で人間という存在に疑問を持ち続ける事で、私自身がもう一度人間の本質を探るきっかけになりました。再び旅をする事でエルメスとしてどう思えるのか、新たな発見が待っていると思う
と楽しみでなりません。是非皆様も自分の旅と重ねてみて下さい。お待ちしております。

※辻凌志朗の「辻」は一点しんにょうが正式表記

ストーリー

キノは、人間の言葉を話す二輪車のエルメスを相棒として、様々な国を巡っている。
旅のルールは、「一つの国の滞在は、最大3日間まで」。
限られた時間のなかで、個性豊かなそれぞれの国に住む人々と関わり、
そしてまた、次の国を目指して旅立つ。
 
時に優しく、時に哀しく、時に滑稽で、時に胸に突き刺さる———。

これは、キノとエルメスの旅をつうじて語られる、
“美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい” 世界のお話。