舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜 荒牧慶彦&東啓介 インタビュー

人気舞台の新作!美しき刀剣が“暁”に舞う

 

刀剣ブームを全国で巻き起こしたシミュレーションゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』を原作とした人気舞台の新作公演。初演から出演している山姥切国広役の荒牧慶彦、燭台切光忠役の東啓介が、その魅力を語った。

荒牧「刀剣男士とは、日本の名刀から生まれた付喪神(つくもがみ)。歴史に沿った記憶や想いが積み重なって性格が作られます。彼らには正しい歴史を守るという役目があるのですが、歴史の局面によっては複雑な思いをすることも。その葛藤が見どころです」
「歴史上の人物が所持していた刀剣たちですが、その逸話や経緯によって、持ち主への想いは様々なんです。モノにも心があるっていいなと思いました。歴史好きの方には、刀剣の視点から追う新しい歴史モノとしての面白さがあると思います」

 

舞台で活躍中の若手俳優が集結し、『刀剣乱舞』の世界観を磨き上げた。それぞれ刀剣男士への造形も深い。

荒牧「先日、足利市立美術館で山姥切国広と対面させて頂きました。名刀工・堀川国広の最高傑作ともされる刀なのですが、写しとして作られたためにコンプレックスがあり、性格は少しひねくれているんです(笑)。でも、とても綺麗でした」

「僕が演じる燭台切光忠は、伊達政宗が所有していた刀。名前の通り青銅の燭台を斬ってしまう程の力を持ちつつ、政宗の“おもてなしの心”を受け継いでいるので、面倒見の良さや料理上手の面があります」

荒牧「前回公演、軍議のシーンで日替わりのお茶請けを持ってくる役目が燭台切光忠でした。ファンの方も楽しみにしてくださり、僕らも盛り上がりましたね。「暁の独眼竜」では、伊達家の刀剣たちが活躍すること間違いナシだと思います!」

「こうして続編を出来ることがとても嬉しいです。楽しみにしていてください!」

 

チケットは昨年の初演、再演共に争奪戦。今作も激戦が予想されるが、立ち回りの迫力と刀剣たちのドラマを是非、見守って欲しい。

荒牧「これだけ反響の大きい作品に携わらせて頂けることが光栄ですし、それに応えなければいけないと思っています」

 

インタビュー・文/片桐ユウ
Photo /岡田晃奈
※構成/月刊ローチケHMV編集部 5月15日号より転載
※写真は本誌とは異なります

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【プロフィール】
荒牧慶彦
■アラマキ ヨシヒコ ‘90年、東京都出身。数々の舞台やミュージカルでメイン役を務めるほか、映画主演など映像作品でも活躍中。

東啓介
■ヒガシ ケイスケ ‘95年、東京都出身。舞台『弱虫ペダル』やミュージカル『薄桜鬼』など多数の2.5次元舞台に出演。