©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・演劇【推しの子】製作委員会
12月13日(金)東京・シアターHにて『演劇【推しの子】2.5次元舞台編』が開幕した。
原作は、2020年4月より「週刊ヤングジャンプ」にて連載され、「ヤンジャン!」「ジャンプ+」でもWEB連載された赤坂アカ×横槍メンゴによる漫画作品『【推しの子】』。物語の舞台は、艶やかで峻烈な芸能界。本舞台では、原作の第5章『2.5次元舞台編』に焦点を当て、漫画作品の舞台化の制作ドラマが描かれる。
フレッシュからベテランまで幅広い顔ぶれの実力派俳優を迎え、新たな演劇の歴史を築き上げてきた精鋭スタッフ陣による叡智と技術を集結させ、『東京ブレイド』の2.5次元舞台化に挑む本作をお見逃しなく。
開幕に伴い、オフィシャルキャストコメント、ゲネプロ舞台写真が到着!
キャストコメント
左から)雷田澄彰 役:鯨井康介、アクア 役:小宮璃央、姫川大輝 役:安西慎太郎、GOA役:馬場良馬
※小宮璃央、安西慎太郎は舞台『東京ブレイド』扮装
アクア 役 小宮璃央
自分が演じるアクアは、整った容貌と明晰な頭脳によりかっこいいと言われることが多いなと感じます。“推し”であったアイの息子として生まれた複雑な生い立ちに加え、父親を探し復讐することを心に誓うなど、ダークな一面も持ち合わせている役所です。今回の『2.5次元舞台編』ではその父親が芸能界に居ると睨み、自分自身が芸能界のトップになり真犯人に近づくという野望を心に舞台を成功させようと暗躍する姿が見どころです。普段舞台を観劇することが多くても、制作過程をちゃんと理解する機会は少ないと思います。今回の舞台でより深く2.5次元舞台を知ることができるはずなので、この機会に足を運んでくださる皆さんには親身になって役者のみんなに寄り添っていただきたいと思っています。
姫川大輝 役:安西慎太郎
ついに『演劇【推しの子】』が開幕いたします。この1カ月カンパニーの皆様全員で『【推しの子】』について考えてきました。若手は毎日遅い時間まで残り自身の鍛錬に励み、ベテランはその時その瞬間に必要なものを常に心地良く散りばめてくださいました。指揮をとった中屋敷さんは、誰よりも情熱的な視線で『【推しの子】』を観察し、舞台・演劇としての『【推しの子】』のガイドラインを作ってくれた。そして何より運営・スタッフの皆様が最後まで誰1人欠けることなく走り切れるように支えてくださりここまでこれました。
準備は整いました。あとはやるだけです。
先生が描いてくださったキャラクターを実体化させそこに実在感が出せる所まできたと思っています。楽しみにしていてください。
雷田澄彰 役:鯨井康介
雷田澄彰役を演じます鯨井康介です。
舞台プロデューサーの役を務めさせていただきます。ツートンカラーの髪型にサングラス。手元にはグローブ。なんとも風変わり。なのに本人は妙に飄々とサラッとしている。非常に考察の余地の多い男だと思っています。
今作に携わる事で改めて感じた事は、演劇を作る上でドラマは板の上だけで起こっているわけではないという事です。俳優の手に上演台本が渡るまでに、様々な難題と、それに立ち向かう人々のドラマがある。そしてそのドラマの登場人物たちには、出演者に勝るとも劣らない演劇への愛がある。そんな事に改めて気付かされました。其々の仕事に対する情熱のぶつかり合いは、今作の大きな見どころだと思います。
『演劇【推しの子】』多くの方々にご観劇いただきたい作品です。原作の『【推しの子】』はもちろん演劇そのものの魅力が伝わる事を願っております!
GOA 役:馬場良馬
GOA役を演じさせていただきます馬場良馬です。
今回の『演劇【推しの子】』は『2.5次元舞台編』という事で、劇中の漫画『東京ブレイド』の舞台化と同時に舞台制作の裏側も描かれています。僕が演じる脚本家のGOAという人間は、漫画原作の舞台化という中で原作側と制作側の間で振り回される役所なのですが、中屋敷さんの稽古中の言葉を借りるなら各々の立場の違い故の「愛」のぶつかり合いが今回の歪みに繋がっているのだなと感じました。
「原作への愛」「漫画への愛」「キャラクターへの愛」「舞台への愛」「演劇への愛」等々…。個性豊かなキャラクター達の様々な「愛の形」。
是非劇場で見届けていただけたら嬉しい限りです。