写真左より)星野勇太、猪野広樹、矢田悠祐
colyが手掛ける人気スマートフォン向けゲームアプリ『ブレイクマイケース』を原作としたGroovy Stage「ブレイクマイケース」が2026年3月に上演される。「マルチ代行」を営むカフェバー〈Aporia(アポリア)〉で働くスタッフを演じるキャストには、2.5次元舞台を中心に活躍する役者陣が揃い、アプリのメインストーリーをグルーヴィーな音楽とともに描き出す。
今回はAporia本部キャストによるインタビューをお届け。皇坂 逢役の猪野広樹、城瀬由鶴役の星野勇太、須王芦佳役の矢田悠祐に、稽古序盤の手応えやお互いの印象、見どころなどを聞いた。

――稽古が始まったばかりのタイミングでの取材となりますが、稽古が始まってみていかがですか?
猪野 最初にダンスの稽古があったんですが、勇太も矢田くんも驚くほど振り入れが早くて。「エグ!」と思いました(笑)。
星野・矢田 いやいやいや。
星野 そんな苦労しているようには全く見えなかったですよ。
猪野 そんなことはない。後で稽古動画見てみてよ。2人の間で必死の形相でやっている僕が映ってるから!
一同 (笑)。
猪野 そのダンス稽古と本読みを経て、本当に頼れる2人だなと思っています。2人とは初共演ですが、勇太は年下だけど甘えられる懐の広さがあって、矢田くんは年上で頼りになる。稽古は始まったばかりですが、すでに助かっています。
矢田 稽古序盤の印象としては、本部のみならず、みんなキャラクターにぴったりだなと感じています。広樹に関しては、あの王様キャラの皇坂 逢を演じる人ってどんな人なんだろうと気になっていたんですが、すごく可愛らしい人でした。
猪野 (ニコニコ)。
矢田 それでいて、役や作品への向き合い方もしっかりしていて。以前からよく知る勇太もいるし、心許せる関係になれそうだなと感じています。
星野 お二人共、最初はクールな印象があったんですが、話してみるとすごくチャーミングな方々で。そして、僕もチャーミングなんです。
矢田 あんま自分で言わんけどな(笑)。
星野 ふふ。本部の3人はそれぞれ役回りが違いますが、“チーム・チャーミング”でやっていけそうだなと思っています。
一同 (笑)。

――ご自身が演じるキャラクターの第一印象を教えてください。また、演じる中で印象の変化や、新しい発見はありましたか?
矢田 この年齢で語尾に☆をつけて話すキャラクターを演じるとは。これまでにない役柄なので楽しみですね。Aporiaの面々はそれぞれ抱えているものがありますが、一体芦佳の奥にはなにがあるのか。楽しみになりました。
星野 由鶴はとにかく全部が優しい人ですよね。でも深く知っていくと、彼は握力が70kgあるそうで。
猪野・矢田 70!?
星野 それがあまりに意外で! どんな人にも意外な一面があるんだというのを実感しました(笑)。
猪野 皇坂は「誰に言ってる。俺だぞ」と言える男ですからね。人としての器が大きすぎて、自分の器じゃ足りないな、というところからスタートしました(笑)。脚本を読んでいくと、弥代衣都に対しての声の掛け方に、相手の気持ちを汲み取れる優しさが感じられる場面があって。言葉足らずな人ですが、そのセリフには彼の人間性がよく出ているなと思いました。
――Aporiaには個性の強いキャラクターが集まっています。その中で、ご自身の役割として意識されていることはありますか?
矢田 どういう作品かを客席に提示するのが役割かな。あとは須王芦佳がそうであるように、僕もみんなが過ごしやすい空間になるよう率先して動きたいですね。
星野 由鶴くんは誰が見ても安心安全で、コミュニケーション能力も高くて、気遣いができる。リアルな世界観の作品だからこそ、ちょっとしたやりとりを大切にすることで説得力が出せると思うので、カンパニーの中でも由鶴くんの在り方を意識していきたいです。
猪野 皇坂の役割は軸なのかな。場を引き締める存在であり、皇坂が出てきたらお客さんも背筋が伸びるような緊張感を与えていきたい。あとは舞台上で関わる関わらないに限らず、本部のキャストとして全体把握をするということは意識したいです。

――最後に、本作の見どころとともに公演を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします
矢田 各部署の仕事を描いていくストーリーですが、それらが全部並んだときに、すごく見応えのあるエンターテイメントになると思っていて。アプリではプレイヤーは衣都としてプレイしているので、舞台でも衣都を通して物語を追う人が多いと思います。なので、僕らが伝えたいものを衣都に伝えれば、お客さんにも伝わって、観てよかったと思ってもらえる素敵な舞台になるんじゃないかな。派手で楽しいエンターテイメントになる予感がしているので、楽しみにしていてください。
星野 見どころとしては、キャラクターそれぞれの大胆さと繊細さかなと思いますし、僕らもそこを大事にしていきたい。原作ファンの方はもちろん、舞台が好きな方にも面白かったと思っていただける、2.5次元の一歩先を行く舞台を目指していくので、その歩みを楽しみにしていただけたらと思います。劇場でお待ちしております。
猪野 僕が注目してほしいのは各部署の生活感です。日頃、それぞれの仕事をこなしているリアルさを出していきたい。そして、これだけ個性豊かなキャラクターが多数登場します。キャラクターも部署も、それぞれに色を持っていて、それらが重なりあうことで大きなパワーを生むのかなと。引き算より足し算していく作品だと思っているので、全部があわさって綺麗な花壇みたいになったらいいなと思っています。ちょっと早いお花見だと思って楽しんでもらえたら嬉しいです。
矢田 おお。いいね。
猪野 いいの見つけました(笑)。
取材・文・撮影/双海しお
ヘアメイク/稲越夕貴(猪野広樹)、齊藤沙織(星野勇太、矢田悠祐)
スタイリング/MASAYA(PLY)
<衣裳>
猪野広樹:シャツ、ジャケット以上2点ともに(沈み)/
星野勇太:シャツ (arenotis)、ジャケット(DRESS HIPPY/New name! TOKYO) /
矢田悠祐:シャツ(AT-DIRTY/New name! TOKYO)、ジャケット、パンツ 以上2点ともに(DRESS HIPPY/New name! TOKYO)
※その他スタイリスト私物
