舞台「黒子のバスケ」IGNITE-ZONE 囲み取材&ゲネプロレポート

4/6(金)開幕!舞台「黒子のバスケ」IGNITE-ZONEより囲み取材&ゲネプロレポートが到着!

 

人気バスケットボール漫画『黒子のバスケ』を原作とした舞台“くろステ”の第3弾、舞台「黒子のバスケ」IGNITE-ZONEが4月6日(金)東京・池袋のサンシャイン劇場にて開幕した。
創部2年目の誠凛高校バスケットボール部に所属する主人公・黒子テツヤが相棒・火神大我と共に、10年に1人の逸材がそろった中学時代のチームメイト「キセキの世代」5人の打倒に挑み、日本一を目指す物語。

 

ゲネプロと囲み取材は初日前日に開催。囲み取材には、黒子テツヤ役の小野賢章、火神大我役の安里勇哉、青峰大輝役の小沼将太、紫原 敦役の鮎川太陽、氷室辰也役の斉藤秀翼、赤司征十郎役の糸川耀士郎、演出の中屋敷法仁が登壇した。

 

◎黒子テツヤ役:小野賢章
「早いものでもう第3弾。第1弾からやってきたメンバー、今回からのメンバー共に、今までやってきたことを引き継いでお客様に楽しんでいただけるように頑張っていきたいと思っています。ようやく「キセキの世代」が揃って試合シーンも激しくなり、タイミングを合わせるのも大変ではありましたけど、ピッタリ合ったら絶対にカッコ良くなるとみんなが信じて一切妥協せずにやってきました。チーム毎の絆はもちろん、座組としての絆がありました。新技なども舞台ならではのスタイリッシュな表現でお見せできると思いますので、楽しみにしていただければと思います」

 

◎火神大我役:安里勇哉
「第1弾でボコボコにやられた桐皇学園高校とのリターンマッチ。そして火神大我としては氷室辰也との因縁が描かれます。とにかく早くみなさんにお届けしたいです!“ゾーン”に入る演出は見どころですし、僕たち誠凛高校チームの一体感、成長も見逃さないで欲しいです」

 

◎青峰大輝役:小沼将太
「僕も3回目の出演になります。中学時代、高校時代と演じ分けるのですが、第1弾の時は中学時代の方が素の自分に近かったのですが、第3弾になると逆になってきてしまっているので……上手く芝居にぶつけて、見どころにしたいです。舞台のセットを多用しているので、そこも見どころです!」

 

◎紫原 敦役:鮎川太陽
「初登場のキャラクターを演じます。長い間待っていた気がしますが、始まってみると今日まであっという間でした。たくさん稽古してきたものをステージにぶつけたいと思います。陽泉高校は初登場ですが、彼らの想いの変化、人が変わる瞬間を見せていきたいです。そして“この先が気になる!”と思っていただける演じ方をしたいと思っています」

 

◎氷室辰也役:斉藤秀翼
「僕も初参加です。この出会った仲間たちと1公演1公演大事にやっていきたいと思っています。テンポの早いお芝居の中で、氷室と大我、紫原の出会いが丁寧に描かれているので、確執や葛藤、ジレンマなどを見せていけたら。そしてもし次があるならば、今後の関わりが気になるようにやっていきたいです」

 

◎赤司征十郎役:糸川耀士郎
「原作ファンの方々、舞台ファンの方々も赤司征十郎の登場を楽しみに待ってくださっていたと思うので、そのプレッシャー全てに打ち勝てるように稽古してきました! ステージならではの赤司征十郎を楽しみにしていただけたらと思います。赤司が登場するところは、僕の役者人生の中で一番カッコイイ登場シーンになっているので、ぜひ注目していてください!」

 

◎演出:中屋敷法仁
「キャスト一同、演劇を愛する心とバスケを愛する心、そして何より『黒子のバスケ』という作品が大好きだという熱い心でガムシャラに作ってきました。何しろ今回は敵が強すぎるので、試合シーンが過去最高に熱いです。それと、少ないギャグシーンに命を賭けているキャスト陣も見どころです(笑)」

 

ステージは、誠凛高校の黒子、火神、木吉鉄平(演:河合龍之介)が陽泉高校の紫原、 氷室と出会うところからスタート。それぞれの因縁が明らかになったところで、アニメ2期オープニング曲に乗って、キャストたちが軽快なダンスを披露する。
今回は黒子のいる誠凛高校と対戦する桐皇学園高校、陽泉高校、過去に対戦した秀徳高校、そしてこの先に待つ洛山高校と計5チームが登場するが、何気ない会話からも各学校のカラーと各キャラクターの個性が滲み出ており、関係性から目が離せない。
試合シーンではキャスト全員がステージを縦横無尽に動き回っており、文字通り“跳躍”する場面は爽快感があふれる。
ひたすらにバスケットボールを追いかける真っ直ぐな姿勢と、高校生たちの熱い関係性に泣かされる、純度の高いステージだ。

 

取材・文/片桐ユウ