アグレッシブ ダンス ステージ『DEAR BOYS』 長妻怜央 インタビュー

大好きなバスケを舞台で表現できることが本当に嬉しい

 

JAPAN POPカルチャーの聖地「池袋」に、新たにオープンしたLIVEエンターテインメントビル「Mixalive TOKYO(ミクサライブ東京)」内の劇場「Theater Mixa(シアターミクサ)」こけら落とし公演第一弾として、大人気バスケットボール漫画『DEAR BOYS』の舞台化作品が上演される。 主人公・哀川和彦を演じるのは『7ORDER project』メンバーの長妻怜央だ。

長妻「僕にできるのかなという不安と、チャンスだという興奮が入り混じっている感じです。でも、メンバーの安井(謙太郎)くんに“正直、不安な部分もあるんだ”と打ち明けたところ、“大丈夫だよ!”と力強く言ってくれたので、僕も大丈夫だなと安心しました! 自分の持っているもの全てを出し切って、演出家さんや共演者さん、スタッフさんの力を借りながら、最高のカンパニーにしていきたいと思っています」


原作は1989年より「月刊少年マガジン」(講談社)にて連載中。バスケットボールを題材とした漫画としては史上最長の連載年数を誇る。 長妻自身も小学5年生から高校3年生まで、がっちりバスケ少年だった。

長妻「大好きなバスケを舞台で表現できること、本当に嬉しく思います。バスケは一人ではできないスポーツなので、チームで協力して攻撃して守るという一体感が生まれる楽しさがあります。試合中は5人しかいないので、必然的にコートを走り回るしかないことが大変でしたけど(笑)」


物語は、廃部寸前だった瑞穂高校バスケットボール部に、バスケの名門校・天童寺から転校してきた哀川和彦が入部するところから始まる。その実力とバスケにかける情熱によって活動を再開させた男子バスケ部の成長を、熱い試合展開とともに描く。

長妻「試合中に描かれる感情やチームワークが自分とリンクする部分もあって、夢中で読みました! 哀川和彦は、元々の運動神経やバスケのセンスに驕ることなく直向きに努力する姿と、チームメイトと対戦相手を敬う気持ちを持っているところがとても魅力的なキャラクター。原作の良さを大事にしながら、長妻怜央という色も乗せることを目指せたら」


演出を手掛けるのは、ダンスエンターテイメント集団「梅棒」主宰の伊藤今人。タイトルには“アグレッシブ ダンス ステージ”と冠しており、パフォーマンスへの期待も高まる。

長妻「おこがましいですが、僕も少しダンスをやっているので、踊るシーンもあったらいいなと思っていました。どうやって舞台でバスケを表現するのか、楽しみです! 実際にボールを使う場面があったら、バスケ経験者としてドリブルなどを格好良く魅せられるようにしたいと思います」


『7ORDER project』は、2019年5月の結成以降、ジャンルレスに様々な活動をおこなってきた。

長妻「たくさんの方々に出会って刺激を受けて自分の心を解放することを知りました。これをやったら周りからどう思われるかということを考えるのではなく、自分が思ったことを恥ずかしがらずにどんどんやってみようというマインドになりました」


初主演舞台にも、積極的な姿勢で挑む。

長妻「今までは舞台上で誰かが作った空気に乗ることが多かったのですが、これからは自分自身で空気を作ってお芝居ができるようになりたいと思っています。僕の全てをぶつける覚悟でやり切りますので、どうか応援よろしくお願いします!」

 

インタビュー・文/片桐ユウ

 

※構成/月刊ローチケ編集部 3月15日号より転載

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【プロフィール】
長妻怜央
■ナガツマ レオ ’98年、茨城県出身。俳優、タレントとして舞台やテレビドラマに出演。7ORDER projectのメンバーとしても活動中。